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食器は好きですか?

もともとインテリアや雑貨デザインなんかにも興味があり、
お店やカタログを眺めるのが大好きだ。

イケアは、ここ数年、自分の誕生日の散歩コースとなっている。
極寒の1月生まれ。北国カナダで暮らす今、冬場のエンターティンメントは限られている。そんな中、イケアはいい。見て楽しい、歩いて楽しい。

話がイケアへの愛に寄り道してしまったが、食器だ。今回、私は食器について書きたいことがある。

私は食器も好きだ。

あなたは食器が好きですか?

食器戸棚を持つ家庭で育った

私の実家には食器戸棚がある。リビングにドドーンとおよそ天井に届く位の高さ、横幅は両手を広げたほど。

キッチンにも食器を収納している棚があるため、テーブルウエアの我が家の総数は膨大だと思う。

どんな食器が多いのかというと、平皿、ボウル、小皿、グラス、カップ、箸置きなど、それぞれで一貫性はない。お客様用のセットなんかもあるが、4人家族であったので、大体4つセットか6つセットの品ぞろえ。

洋食にも和食にも合う、そしてシンプルなデザインというのが、お皿を選ぶ際の母のこだわりのように感じる。

(近年は、食器洗浄乾燥機が使える、というのも大きなポイントらしいが)

母の実家にも食器戸棚があり、祖父母が他界した際、私は「おばあちゃん家で使うお気に入りのお皿とお茶碗」をいくつか拝借して来た。

父も料理をするが(比べてしまうと何だが)母の料理の腕前が自他評価ともに格上であり、食卓の支度や後片付けを主に父が担当している。

料理が出来上がりそうになった時、「それ、どのお皿に盛りつける?」が我が実家の流れ。「そうねぇ、あの黒いやつかな」などと、大体の決定権は母に委ねられている。

季節ごとのランチョンマット、各お皿の並べた時の色や大きさのバランス、料理の映え具合、クスリと微笑みを生む箸置きなど、食器の仕事は大きいと思う。

私はそういう食卓で暮らして来た。

ミニマリストのキッチン

今、訳あって私は、パートナーの実家に居候をさせて貰っている。

パートナーの父親はミニマリストである。本人が宣言した訳ではないし、本人に聞いたら否定されそうであるが、完全にそれである。

というのも、私はミニマリズムの暮らしにちょっと興味があり、本を読んだり、ビデオを観たりしている。

私のスタイルはミニマリズムとは正反対の位置にいると思う。服や靴、バックが好きだし(でも物欲は日本に住んでいる時より、実に落ち着いたと思う)お皿やテーブルクロスなども一人暮らしをしている時から集めていた。

「集めていた」というと収集癖のように感じるが、「投資をし、大切に保管してきた」のだ。(なんちゃって!単なる散財の言い訳‥あはは~)

さて、ミニマリズムのキッチン周りは実にシンプル

彼らは限られた(自分で厳選し切った)服を数着持ち、家具やインテリアも潔く、物がない、というイメージを持たれているが、キッチン周りも同じだ。

うちにはお皿が数えるほどしかない。

時々、あぁ小鉢がない…ちょっとここにソースを添えたいのに…とか

この料理、細長い褐色系のプレートに乗せたらとってもおしゃれなのに…とか

悩む。悩んでも、ないものはないのだから、しょうがないのだが。

実は、この気持ちを味わうのは二回目である。

カナダに来て、ナニー(フルタイムのベビーシッター)として、とある家庭で働いた際も、おんなじ気持ちを抱いていた。

その家庭では食事の支度も仕事内容に含まれていて、

出来上がった食事を盛り付ける際、限られた食器のチョイスに「うーん…」となったものだ。

ミニマリズムは本来、「物に惑わされない生き方」だと思うので、「もっと欲しい」と思う私には遠い道のりである。

私には、その生活は向いていないのだ、と知った。

豊かさってなんだろう

ミニマリズムの生き方に憧れる。でも、今わたしはまだその生き方をする段階にいない。

ちなみに‥
ミニマリストと非ミニマリストの共存について、わたしが好きなユーチューバーがビデオを作っているので、ご興味がありましらご覧になって頂きたい。

こちら、ミニマリストの男性と、彼のパートナー非ミニマリストの女性の暮らし。

暮らしの豊かさは、個人の匙加減…

何を選んで、どう暮らしていくかは、個人の自由と選択にあり、スタイルの違う人々が共存するには工夫が必要である。

そして私は今日も、「醤油皿がない‥」とスーパーで買って来たSushiを前に嘆くのである‥

***

ちなみに、今回この事書いてみようと思ったのは

渡辺平日さんのこちらのnoteを読んだから。

日本では春は、新生活の始まり!というイメージであるが、カナダに住む今、

学期始まりが9月なので、そうした気分はあまりない。(イースターはあるが、宗教行事のため、多文化国家カナダ、トロントではあまり大々的に祝うことはない。)

文化の違いは面白いものだ。

***

YouTubeビデオ楽しんで頂けましたか?

わたしのオススメのユーチューバーさん達をまとめた、こちらのページもあります!

良かったらご覧になってみてください。


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