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イギリスに2年いても英語ができない先生~俺みたいになるな!

こんにちは、こおるかもです。

イギリスに来て2年経つんですが、、、

英語がぜんぜんわからない~!!


今日はそんなぼくのことを大反面教師としてほしくて、みなさんに悲惨な現状をお伝えします。(タイトルは某テレビ番組をパクっています)

みんな、俺みたいになるな!


そうはいってもできるんでしょ?

という声が聞こえてきそうです。

たしかに、もちろん、渡英した時点で、平均的な日本人よりはきっとできる方だったでしょうし、イギリスに来たときよりも今は多少できるようになっていることはたしかです。それは認めます。

でもね、ぼくがイメージしていた、「2年も経てばもうペラペラでしょ」というレベルでは全然ないんですよ。

よく、「英語は慣れ」なんていいますが、僕の場合、慣れの部分で向上する余地はもうほとんど使い切ってしまって、英語力が完全にサチっている(飽和している)感じです。

だから最近は生活していても英語力の成長を感じない残念な日々です。


聞き取れない問題

IELTSやTOEICなど、試験対策を中心に英語の勉強をしていた方は、特に共感してもらえると思いますが、英語のスキル(RLSW)のうち、現地で生活するうえで一番ギャップがあるのはListeningです。

聞き取れないことには何もはじまらない。

2年たった今でも、その課題はあまり変わっていません。

特に聞き取れないのは、

  • Too fast

  • Too colloquial

  • Too Scotish

な英語です。逆に言うと、「ゆっくり」「フォーマルな」「ブリティッシュ」英語を話してくれれば、9割位は理解できますが、そんな三拍子そろったひとはそうそういません。

ちなみにBBCニュースもまだ自分にとってはかなりFastで、半分くらいしかわからない。

あと電話。電話はもう無理。まず「誰ですか?」っていうやりとりを3回位しないと会話が始まらない。会社の名前や人の名前など、電話をすると必ず固有名詞がでてくるので、文脈に頼らず正確に音を聞き取れないとわからない。最悪その最初のやりとりでブチッとされます。英語力よりも先にそんなことを気にしないメンタルがすくすく育ってしまった。

そして仕事でもよくミスっています。


友達できない問題


いやこれは完全にぼくのパーソナリティの問題なんですが。

友達なんて日本時代からいなかったけど、イギリスに来ても友達といえる友達なんてできてません。仕事の同僚とは仕事の合間にコーヒーチャットする程度で、プライベートで遊んだことは一度もない。

ローカルのコミュニティもあるっちゃあるけど、妻がだいたいコミュニケーションをとって僕はだんまりしていることがほとんど。

完全にコミュ障。

自分はもともと、そんなにコミュニケーションに対する欲がないタイプなので、家で妻とコミュニケーションが取れれば、基本それで十分満たされていると感じてしまう。

これがもし一人で渡英していればもう少しハングリーにSocialライフを楽しもうとしたかもしれないとは思う。

もちろんそれで英語が上達しないのは、家族のせいではなくてぼくの問題だし、独身なら独身でそれはまた別の大変さがあるので、ぼくは家族で渡英して本当に良かったと思っているけれど、一般論として、これから海外に挑戦したいという方は、独身のうちに挑戦したほうが英語は伸びるのではないかと思います。


英語の勉強続かない問題

渡英して1年めくらいはかなり毎日意識して英語の勉強をしていたけれど、その結果まったくIELTSのスコアが上がらなかったことに挫折して勉強をやめてしまった。

それ以来、なんかもう英語教材に触れることがストレス過ぎて、英語鬱。

家でも基本的に日本のお笑い番組ばかり見ているし、なんなら最近は将棋にハマっているくらい日本の文化が恋しい。

これで英語が上達するわけないよね、っていう話です。

ワーホリなどで来られている方もみんな言いますが、語学学校とかに通っても、結局自分で勉強をしないと英語は絶対に伸びません!

そしてこのたび僕は、現地企業で2年間、フルタイムで仕事をしていても英語が伸びないということを新たに実証いたしましたので、ぜひみなさんは気をつけてください。


それでもなんやかんやなんとかなっちゃう問題

これがまたさらに問題を厄介にしている。

なんとか生活のセットアップをして、車を買い、フルタイムで仕事をして、家を買って、子供が生まれて、と人生のあらゆるビッグイベントをくぐり抜けてしまうと、もう何も英語ができなくて恐れるものがない。

しかも幸い、ぼくは企業がスポンサーしてくれるビザで働いているので、仕事をクビにならない限り、生活が保証されているような状況。

給料もそこそこもらっているので、生活をするうえで英語ができないゆえに多少金銭的に損な選択をしてしまったとしても、パワープレイで乗り切れる財力があってしまっている。

だけどもちろん、生活がなんとかなる、というレベルと、日本で生活するのと同じようにイギリスで生活する、というレベルには大きな乖離があります。

本当はもっと仕事もできるようになりたいし、友達もほしいし、交渉が必要なとき(住宅ローンとか)にもっと強気に話したい。イギリスのテレビ番組ももっと楽しみたい。できればいつかイギリスの大学院で学び直しもしたい。

そんな理想と現実のギャップに、2年たった今でも耐えきれず逃げ回っているこおるかもです。

ぜひ反面教師にしてください。

以上、現場からお伝えしました。


とはいえ、海外で仕事をするのに必要な超最低限の英語力は、日本にいながら1年で十分身につきます。

その時の勉強方法も参考にしてくだされば幸いです。


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