ノートに希望を。

定休日。寝坊した娘(小6)を車で学校のサマースクールに送り帰って家の掃除と洗濯をするとあっという間に11時。スパムおにぎりを作り、学校から帰った娘と食べる。洗濯はできるだけ毎日しているけれど、8年くらい前から生地のよいもの、薄手のもの、ワンピースを手洗いするようになったのであっという間に溜まってしまう。でも、手洗いの効果は絶大で、もう5年以上着ているワンピースを買ったばかりと勘違いされ誉められる、ということがよくある。くたくたにならないのだ。だからもう、少し高めのワンピースを買うのも躊躇しなくなったし、今使っている石鹸の洗濯洗剤の香りも気持ちいい。洗濯はどちらかというと面倒、で義務、だったけど、昨年、もっと前に円満に別れたはずの夫と急に揉め、やむにやまれず引っ越しをした今の家の洗濯機が外置きで、庭に洗濯機がそのまま置いてあるという利便性と快適さに一気に好きな家事となった。洗濯物は洗濯機からダイレクトに物干し竿へ、洗濯機が汚れたらホースでじゃぶじゃぶ洗う。なんて合理的!

長くなりました。。

大阪へ遊びに行った帰り道、美術家のエレナ・トゥタッチコワの主宰するポエトリーカフェに参加した。

実はここ二週間くらい、あまり元気がなかったのだ。零細個人事業主は、元気と健康と楽観だけが資本なのに。。夏でお客さんが少なくて落ち込んでるのかな、なんて思っていたけれど、エレナや他の参加者さんの読む詩をぼんやり聞いていて、ちょっと分かった。

わたしには、言葉が足りていなかったんだ。

過剰すぎるほどの情報はどれも空虚で、それ以上でも以下でもない。

映えを競い合うインスタグラムは、映えより何より写真に匂わされたものの主張が強すぎてしんどい。

いろんな場面で何度も助けられ、お店の宣伝でも頼りっぱなしのツイッターだけど、いつの間にかわたしの思考は、140字にまとまるくらいに小さく小さく縮こまっていた。

もっとのびやかで、もっとあいまいに。

いつの間にか自分には無くなっていた、誰にも評価させないという選択肢。

ちょうどお店のブログを更新していないことをお客さんに咎められ、それもそうだなあと思っていたところだったので、この機会に思いきってブログをノートに切り替え希望を託したい。

わたしは取り戻せるだろうか。

出会う言葉、忘れられない言葉、正直な自分の言葉、模索の先で出会う自分を楽しみに。

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◎マヤルカ古書店からのお知らせ。

・7/27(土)~8/8(木) 田村泰雅写真展「京のパン屋さん」
・開催中~7/31(水) 書肆侃侃房「新鋭短歌シリーズ」フェア
・開催中~8/31(土) アルファベットオリジナル、関美穂子図案の浴衣フェア

◎イベント出店のお知らせ。

・8/9(金)18時半~ 水戸芸術館夏のこらぼ・らぼ2019関連企画 座談会「地方で本を編む、つくる、届ける」(茨城)
参加費無料です。装丁家の矢萩多聞さん、三輪舎代表の中岡佑介さんとお話します。

・8/12(月祝) 世界文庫の夏祭り at 恵文社一乗寺店(京都)

・8/14(水)~8/20(火) 阪神夏の古書ノ市 at 阪神百貨店(大阪)

帰り道に毎日バーに寄れたらいいのにな。

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