絶滅危惧II類?クマガイソウをご存知ですか?
まだお花が咲いていないこちらの面白い形の葉っぱのお花。
ラン科アツモリソウ属のクマガイソウ 学名はCypripedium japonicum
なんと絶滅危惧II類に指定されております。
こちらの希少なお花が、ここ梼原町に自生していたのですよ〜!!✳︎
アツモリソウとも言われるそうですが、どちらもとっても不思議なお名前。
ウィキペディアで調べてみると
和名の由来は、アツモリソウともに、膨らんだ形の唇弁を昔の武士が背中に背負った母衣に見立て、源平合戦の熊谷直実(くまがい なおざね)と、一ノ谷の戦いで彼に討たれた平敦盛(たいら の あつもり)にあてたものである[2]。
最終更新 2020年11月30日 (月) 19:22
とありました。
ちなみに母衣(ほろ)は矢などから身を守るために武士が身につけていた武具だそうです。
今回調べて知ったのですが、
一般的によく耳にする”絶滅危惧”はカテゴリー分けがされており、
このクマガイソウの分類される絶滅危惧II類は「絶滅の危険が増大している種」にあたるそうです。詳しくはこちらから(←環境省のレッドリストの説明ページに飛びます)
クマガイソウの全国における、絶滅危惧の指定状況
NPO法人 野生生物調査協会 と NPO法人 Envision環境保全事務所 が作成、運営しているレッドデータ検索システムから引用させていただきました。
一部の地域ではさらに希少となっているようで、絶滅危惧I類になっております!四国はまだ数が見られるようですね!嬉しい!
今回は山の木を切っていた方が、すこーしだけ伸びかかっていたこの子たちを見て、「クマガイソウが群生していたよ〜」と連絡してくださり、現場に向かいました。
クマガイソウについて何にも知らず、ネットの写真だけを手がかりに向かいましたが、とても特徴のあるこの葉っぱ、存在感がありましたよ〜
人工林が増えた今ではあまり見かけなくなったけど、
以前はもっと町の山のいろんなところに生えていたのだそうです。
私はあまり植物に詳しくありません。
森と共に生きている梼原の方は、幼い頃からの記憶と共にそれが身についているようで、羨ましくもあり、同時に尊敬しております。
クマガイソウが自生していたのは、なんとこの写真の右側の谷。
木を切っている際も、クマガイソウの所に木が倒れないように、杉の葉がかからないように注意していたのだそうです。すごい!!!
私も少しずつお勉強して、木や植物、森と自然のことをもっと知っていきたいです。
少しでも梼原の魅力が伝わりましたかね?
皆さんお元気で〜✳︎
Have a lovely day✳︎☺︎
ありがとうございます。 これからも山暮らしのあれこれ書いていきます✳︎