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「仁」について考えてみる【巻之拾 武士道7つの徳から過去を振り返る】

こんばんは!COLOURFUL WORKER(とはなんぞや?は追々…)の滝澤摩耶(たきざわまや)です(*^-^) ノ旦~
先週末、らっきょうの大群が押し寄せてきました…3㎏。(いや、自分で発注したんですけどね。。
みなさん知ってますか?3㎏って何個くらいか。
今年は・・・423個!!ちなみに去年は500個超だったから…今年は大粒だったってことかな。80個も剥く数が少なくて良かったってことで(;'▽')

そんな感じでひたすららっきょうを剥きながら、どんなお話をしようかな~と考えていたのですが。
今回は、オンライン会合に、らっきょうを剥きながら、参加したお話をしようと思います。(どういうこと!?と思った人は続きをどうぞ。笑

「仁」とは

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『武士道』では、高潔な武士が持つべき精神として「義」「勇」「仁」「礼」「誠」「名誉」「忠義」の “7つの徳”について説かれています。
今回を皮切りにそれを少しずつお伝えしたいなと思いますが、今回はタイトルにある通りまずは「仁」について、からまいります。

「仁」は、簡潔に言うと”他者への優しさ”。
何かに落ち込んでいたり苦しんでいる人にも、常に目を配り心に留めているような人。そういう人が「仁」の心を備えている人です。
現代社会の出来事で置き換えて逆の例を挙げると、例えば組織において、自己中心の目的達成を重んじて仲間や部下に無理な要求を強いたり、相手に対して寛容になれず些細なことも許せないような人。そういう人が「仁」のない人。
そんなことをしたり、されたり、という経験、ないですか?私はあります。

そしてこれ、個人的には昇華するのすごい難しい…。

以前就いていた仕事。私には上司がいて、そして部下がいた。
部下達の方がよっぽど優秀で、私でいいのかと考えたりした時期もあったけど、それでも機会を与えていただいた以上は上司らしくあらねば、と必死にやってたな~・・・と、振り返る。
そんな私が、この「仁」に照らし合わせたときどうだったかというと、
対上司  ・・・仁のない私
対部下's・・・仁のある私
という、双方向の私がいた。
それが何故かというと「無理難題を言ってくる上司の要求から、部下'sを守らねばならぬ」という構図。。
この構図で、全方向に仁あり対応するのって、、どうすれば成立したんだろう?教えて、武士の方々…(未だその答えは出てない。笑

私はどちらかというと「正しくあらねばならない」という傾向が強い。対する上司はその真逆。正しさ、厳しさは大事という私の考えは今でも変わりませんが、当時は多分その考え方がよりド直線で頑固だった&それが真逆とぶつかる反動が、大きすぎた。
上司への仁なし→関係ギスギス→心の余裕を失う(寛容になれない)→信頼関係失う→THE END!(lll;>艸<)

…とまあ、それが約3年前。
この先の人生で交流を持つことはない(なお、部下'sとは今でもとても仲良し)と最近まで思っていた私なのですが。
なぜだか、武士道を読んでいるうちに突然、今の私が上司に会ったらどういう感じなんだろう?と知りたくなっちゃった。
思い立ったが吉日、今でも交流のある仲良しの共通の人にオンライン会合したーい♪とおねだりして、セッティングしていただいた。

目指すものはきっと同じだったんだな

さぁ、どうなるだろう、、と緊張・・・はこれっぽっちもせず、むしろ前の晩に届いてしまった3㎏の彼奴をその日にどうにかせねば、、、!という重要課題を抱えながらの参加。
そこで私はメンバー4名のうち3名お久しぶりです!という状況下で、着物に襷掛け(日中出かけて着替える時間がなかった)、包丁とらっきょう423個を持って挑むことに決めた( ゚Д゚)ゞ

「「・・・おまえなにやってんの?」」(まぁ、当然の反応よね

冒頭がそれだったせいかなんなのか、全然3年というブランクを感じることもなくいろんな話をした。今の課題、過去に思ったこと、未来に思うこと、いろいろ。会社という同じ箱じゃなくて、例えばWayslinksみたいなコミュニティで集団になって…とかだったら案外いいモノ飛び出したりするんじゃない?ってくらい。笑
そして私が分かったのは、今でもその会社のことが好きだよってこと!(辞めちゃったけどさ。笑

「この場所を良くしたい」と、目指すところは実はみんな同じ。私が好きな人も、嫌いな人も。
ただ、みんな、生きてきた過程、環境、道順、スタート地点、使える道具、人間関係などなど、様々に違いがあるから、同じものを目指すでも、やり方や考え方が同じだったりすごく違ったりする。
だから、相手とそれが違った時にどうやって補うか、すり合わせて軌道修正をかけるか、ということがとてもとても大切。
この”補おう”とか”すり合わせよう”という気持ち。常に相対する人の立場や状況を気にかけて行動すること。
これが自然にできるようになったら「仁」のある人になれるっていうことかもしれないと思った。

思った・・・・けど、難しい、とても。悟りを開かないと、難しい。

でも、その考え方を改めて深堀りしたことによって、これからの人と相対するときの心構えに少し変化がでてきたので、こういう機会を作ってよかったと思いました。
そして、「仁」と併せて、この実践に於いて必要な、相手を気にかけるために必要なのが「礼」だなと思うのです、私。
でも今日は「仁」だけで文字いっぱいにしちゃったので、次回にこの話を跨ぎます!笑

私のらっきょう423個を剥き終わるとともに、会合を散会しながら


巻之拾【完】 巻之拾壱へ続く

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