中野区若者フリースペース「まごころドーナッツ」見学 学童期~青年期の連続した支援体制

中野区「みらいステップなかの」にある
若者のためのフリースペース
「まごころドーナッツ」を見学させていただきました。

https://nakano-wakamono.space/

中学を卒業した人~39歳までの若い人を対象にした
フリースペース(居場所)で、中野区の委託事業で行っているそうです。
※利用できるのは、中野区に在住・在学・在勤の39歳までの方。

まず、「みらいステップなかの」という若者支援のための新しい建物があるのにびっくりしました。

www.city.tokyo-nakano.lg.jp

学童期から39歳までの若者について教育や就労など、さまざまな相談や支援が受けられる総合的な施設です。
いわゆる「適応指導教室」も入っています。

中野区進んでる!

その4階に入っているのが、フリースペース「まごころドーナッツ」です。

東京都では、家に引きこもっている若者の就労支援のため「若者サポートステーション」という施設を設置しているのですが、

ずっと家にいた人が、いきなり就労するのはハードルが高い、ということで、
その前のワンステップとしてこのフリースペースを用意したのが始まりなのだそうです。


そもそも就労支援施設に通おうという人は
就労への意識がだいぶ高いとのこと。

ずーっと家にいた人が意を決してそこへ行くと
「待って、待って、まだそんなの無理……」という感じになる、
というお話を聞いて、激しく納得しました。

うちの長男も、長い間家にいたので
「このままじゃいけない」と思ってアルバイトにトライしては、
1日でやめてくる、ということを何回も繰り返していました。。。

やっぱり、精神的にも体力的にも「家→働く」というのは、けっこう難しいことなのです。

まずは、社会復帰の練習が必要なんですね。

そして、中学卒業後からここに関わっていると
高校に入ってからも
高校を卒業してからも
大学や専門学校に入っても、
あるいは仕事を始めても
継続的に、こちらを利用することができるのだそうです。

中野区は同じ建物の中に教育センターも入っているので、
場合によっては、子ども時代から大人になるまで
継続して支援を受けることができるのだそうです。

私たち杉並区の親の会でもずっと問題だと思っているのが
義務教育が終わると突然、区の支援がなくなってしまうということです。

この問題が解決できるのは大きいです。
私たちが活動している杉並区はもちろん
この動きが全国の自治体に広がっていくといいなあ、と心から思いました。

いろいろなイベントで、
若者と社会とのつながりを作るお手伝いをしているそうです。

今後、何か協力していけるといいな、と思いました。

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