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New Year

新年だし、新しいこと始めたいなと思って5年ぶりにブログを再開することにしました。ちょうど10年前、ロンドンでバロックヴァイオリンをお勉強し始めた時にブログを始めたんだけど、パリに移ってから(歳もとって🤫)徐々に生活に対しても音楽に対してもなんとなーく刺激がなくなって、文章を書くことをやめてしまいました。正確には人間関係やフランス生活自体にフラストレーションの方が多くなってしまって、楽しいはずのことも楽しいと思えない精神状態だったのかも。
昔のブログを読み返してみると10年前の私は【好き】のエネルギーがすごく強い!新しい体験や演奏会の感想まで、大袈裟に表現しているけど、嘘がなくて・・・自分のことだけどかわいいと思った(笑)もう好奇心の塊!って感じ。そんなパワフルな文章を読み返していると、そこから感じる事や学びがたくさんあって、ネガティブ思考も含めて【残す】ことの大切さを感じました。

あと今年は文章力を鍛えたい。ジャーナリングもいいけど、間違った情報を広げないように一応いろいろ調べたりしながら客観性と緊張感を持って書くブログはすごくお勉強になると思う。

今回書き残したいなって思った1番のきっかけは、8年前のウィグモアホールでのクリストフ・ルセのリサイタルの記事を読み返して泣きそうになったから。「リサイタルに行って大騒ぎして、Prince Charmingと呼んでる(😂)クリストフ・ルセと8年後にお仕事をしているよ」と、あの頃の私に言ってあげたくなりました。

ゴールだとも思えないほど遠いと思っていた所にたどり着けた理由は1つだけ。

諦めなかったから。

人間関係の悩み、フリーランスの厳しさ、更にパンデミックがあり、いつやめてもよかった音楽の世界。演奏どころか聴くことすら嫌になってたヴァイオリンと共に極限状態で「これが最後」と思って受けたオーディションに救われて、何回も何回も「諦めなくてよかった」って思いました。日々の練習だけじゃなく、体づくり・習慣改善・ダイエット・姿勢改善・骨格矯正・アファメイション・風水・パワーストーン・アロマセラピー・・・オーディションが決まってからの1ヶ月間、私のストイックさは変人レベルでした(笑)でもそのおかげで暗闇から抜け出せたんだと思います。

そしてここまでできたのは、あの頃と変わらない【好き】の力だったと思うんです。歳を重ねて、いろんなことがややこしくなり一時的に心が健康ではなくなっても、ベースにある強く好きな気持ちはずっと変わらない。それを追い続けられたことは本当にラッキーだったけど、Law of attraction(引き寄せの法則?)が大きな力になったと思います。

【好き】を大切にしている人はいつまでも魅力的だと思う。演奏と同じで、それを発信するってすごくエネルギーのいることだけど...大人になるにつれてついつい面倒臭くなる【好き】に気づく事、【好き】に反応する事を大切にして、世界の片隅から発信していきたいなと思います。

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