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駐妻がMBAを目指してみる

いざ、マニラへ!

と意気込んだものの、異国の地で知人もおらず、仕事人間だった自分から仕事を取ったら何が残るのかわからない。

「働きたい・・」と思ったけれど、言語や治安面の不安に加え、帯同家族として様々な制限や制約、ビザの関係もあり現地で働くことはそう簡単ではなく、ハードルが高いという現実を知ることに。

では、大学院でMBAを目指すのはどうだろう?と調べてみました。


マニラでMBAを取得するメリット

私がメリットとして感じていた点は下記の3点です。

①フィリピンの文化に触れることができる

自らの意思で来る留学とは異なる、「駐妻」というスタンス。

帯同家族としてマニラに来ていると制約も多く、そのなかで自分からどんどん積極的に現地の人との交流をしないと、理解を深めるのは難しいと感じました。
夫の会社の人や駐妻の知人だけではなく、ビジネススクールを介して現地での人脈や交流を広げることで、フィリピンの文化を良く知ることに繋がるだろうと思いました。

また、今まで日本で当たり前のように働いてきた価値観から、MBAを通して見える世界が変わるかもと思うとワクワクしました。

②さらなるパワーアップの機会にする

今まで力を入れてきた仕事から離れて、数年マニラで専業主婦をし、また仕事をする自分を考えると、ブランクがとても恐怖に思えました。
異国での新しい生活に馴染むのは大変ですが、その後のキャリアを考えると不安でならなくて。
仕事に関わるスキルアップをすることは、周囲からも認めてもらうことだけでなく、自分自身が自信を持って働くために必要だなと思いました。

③学費が安い

もちろん決して安い金額なわけではありませんが、他国のMBAと比較して、学費が安いというのは大きな後ろ盾でした。

期間も約2年で卒業できるところが多く、帯同期間中に卒業することも可能ということもメリットに感じました。

大学院@マニラの比較

上記の通り、帯同でMBAを目指すぞ!と思って情報収集を開始し、有名どころの大学を5つピックアップし、見学に行ってみました。

①フィリピン大学、②アテネオ大学、③デラサール大学、④サントトマス大学、⑤AIM。

フィリピンの大学は日本と異なり、入学募集時期も試験も学校によってまちまちで、必要書類もそれぞれでした。
また、日々渋滞が酷く、同じマニラ内とはいえ日々の通学ができないこともありました。

自分の帯同期間や通学のスケジュールと、自分が帯同中にやりたいことというキャリアプランに合いそうな条件を照らし合わせ、②アテネオ大学or⑤AIMをターゲットに絞り、受験勉強を始めることになりました。

アテネオ大学の魅力は、立地の良さとスケジュール、学費が安いことでした。ただ、学生のほとんどがフィリピン人となるため私が馴染んでいけるのかな、人脈が広がるのかな・・というのが引っかかっていました。

AIMの魅力は、AACSBの認定スクールでもあり世界各国からの学生がいること、立地も良くて1年という短期間で卒業できることがありました。
ですが、少々ハードなスケジュールになりそうな学生生活と主婦業を両立する自信がなく、世界的に安いとはいえ金銭面での自費出費も痛い(年間約300万)と感じていました。

どちらも書類の準備を進め、CVと言われる履歴書を作成し英語の先生に添削してもらったり、自分の卒業した大学の教授に連絡を取って推薦状を書いてもらったり、大学の卒業証明書(英訳)を実家から送ってもらったり、手筈を整えていきました。

時折「私何を目指しているんだっけ?」と自分のやっていることを疑問に思いながらも、何かせずにはいられない・・そんな気持ちが走っていたように思います。

最終的な決断

決して英語ができるわけではない私。

なんなら底辺の英語力で生きてきた私。ガチで触れるのなんて大学生以来。

英語の先生や、大学時代の教授、夫や知人に相談したりもしましたが、そもそも英語ができないのに大学院に入学して大丈夫なのだろうか?という気持ちは拭えませんでした。

ああ、英語が堪能だったら選択肢が増えるのにな・・なんて、勉強する意味を問われた大人が子供に答える回答。こんな嘆きをするなんて情けない、ダサい、と思いながら。

でも、

そんなことばかり言ってもいられない!

やってみるしかない!

事前にもう少し英語力を固めてから入学でき、その後短期間で卒業することができることから、最後には、AIMに入ろう!と決断しました。

平日は語学学校に通っていたのですが、日常英会話のコースから、マンツーマンのビジネスコースに切り替えました。

また、夕方の帰宅後も夫の帰宅を待ちながらオンライン英会話を開始。休日には大好きなディズニー映画鑑賞をすることでリスニングを鍛えていきました。

その後

ビジネスの学問的なことを英語で学ぶ不安は拭えませんでした。何度か大学院に行ってモチベーションをあげたり、履歴書に動機を書いて向き合ったり。

知らないことを英語で学べるのか?やりきれるのか?不安に思いながら、まだまだもがいていくことになります。





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