リラックスと脱力の違いって⁉

私自身、ヨガの先生をしていたり舞台などの身体表現活動を通して、体感として得たことがあります。

緊張している身体からはなにも生まれない、ということです。いかに不要な力みをとるか。過剰なものを減らしてシンプルで軽い身体にしておくかが良いパフォーマンスをするためのスタートラインと考えています。

それを前提とし、さらに、緊張をとるために同義語として使われやすい「リラックス」と「脱力」について私なりの考えをシェアしたいと思います。“力を抜くにはどうしたらいいか”“さらにいいパフォーマンスを目指したい”と思っている方は、この違いを知っておくといいかもしれません。

まずは「リラックス」と「脱力」の語源から分析したいと思います。

●リラックス(relax)・・・寛ぐ、(緊張、責任、行動からの)解放、身体や心が張り詰めた状態にないこと。※語源ラテン語re(再び)+laxare(緩める)

●脱力(weakness)・・・身体の力が抜けること。ぐったりしてしまうこと。意欲、気力が衰えること。※weakness...弱点、弱、衰弱

なんだが意味合いや、言葉から受ける印象が違いますね。リラックスは動詞の行為が伴いbe(なる)感じですが、脱力はエネルギー減少の方向性そのものような感じがします。

どちらが「良い」「悪い」の話しをしたいのではなく、コトバの中にあるパワーの低度を理解しておくと、シチュエーションや目的によって使い分けられる、またはエネルギーバランスの調整に役立つのではないかと思います。

ヨガや瞑想、パフォーマンスをするときにぜひ意識したいのは、筋緊張は脱力しつつ、感じるエネルギーは“リラックス”です。温泉に入っているような、大好きな人と一緒にいるような、美しい花の香りをかぐような、そんな時の身体が緩む感じ、呼吸の深さ、解放感を身体に感じながら、“今、ここ”にあること(be)に集中する。

身体が何もしていないときに感じる内側のエネルギーはとてもパワフルです。本来の自分自身にもどりつつ、新しい自分への発見に繋がります。

あるけど、ない。ないけど、ある。そんな感じです。


なぜ脱力しているのに、パワフルなリラックス状態を感じることができるかという秘密には、量子力学の「ゼロ・ポイント・フィールド」が関係していると思っています。※そこら辺の話は、長くなりそうなので、またおいおいに^^♪


生きていることは、常に“be”の連続です。ぜひ、肩肘の力みをとって、寛ぎながら、好きな音楽を聴くように、好きな香りを嗅ぐように、大好きなものに囲まれている心地よい状態(イメージだけでも構いません)を保ってみてくださいね。

何か特別にする頑張る(do)必要はありません。何もしないこと、心地よい状態になる(be)、なりつづけてみてください。

ざわざわとした身体の過緊張や心のストレスの波がゆっくりとおさまった先に、きっと内側からあふれてくるパワフルなエネルギーをまるで日の出のように感じられると思いますよ^^。

それでは、本日も素敵な一日を♪

°˖Thanks ⅼove˖°









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