【S34剣盾ダブル】捲土重來ディアロンゲ【最終78位/レート1845】
あなたのハートに富士そばボンバー!担当カラーはデデパープル!
こんにちは。宮前めい(@miyamae_games)です。
剣盾環境末期、伝説幻全解禁の大怪獣バトルが始まったシーズン34。
WCS2022に向け長きにわたって繰り広げられたGS環境を終え、
前期にあたるシーズン33では最終2桁を目前で逃し悔しい思いをしました。
最終日まで2ロム100位台をキープしながら、最終日に両方とも溶かす。
その様子はYoutube配信でお届けしており、アーカイブも残っています。
そんな中で始まったこのルールですが、正直当初はモチベ0でした。
しかし、ふたを開けてみればまさかの念願の初最終2桁を達成。
そこで、簡易的ではありますが記念に構築記事を残すことにしました。
1.レンタルコード&構築コンセプト
ディアルガのダイマックスをねこだまし持ちオーロンゲでサポートし、
後出しのザシアンとカイオーガで上からスイープするのが基本の動きです。
ディアルガで残数を削るのが難しい相手の場合、イベルタルでデバフを入れたりレジエレキで上から削っていきじわじわ攻めることも。
トリパ相手にはロンゲの味方こわいかおでゴリ押したり、チョッキイベルのバークアウトで遅延したり立ち回りでカバーできます。
2.構築経緯
新環境ということもあり、当初は面白いアイディアが浮かばなかったため配信中もトリトドンとか強そうなポケモンを並べただけの雑なパーティを使用していました。
そんな中、私の配信によく遊びに来てくださっているリスナーのフシギダネさんからシーズン序盤に1桁順位をキープしていた構築のレンタルを提供してもらったのが本構築の始まりです。
そして、この構築は提供してもらったその日から配信内で即使用開始。
プレイスタイルとの相性が良かったからか急激に勝てるようになり、
シーズン序盤はこのレンタルを使い続け2桁台をキープ。
中旬にメインROMを22位まで上げたところで、サブロムに移行しました。
とはいえ、使い続ける中で徐々に改善点が見つかっていきます。
・オーロンゲが意地AS振りなので耐久面が弱い
・眼鏡カイオーガの火力はすさまじいがやや過剰気味
・イベルタルでおいかぜしたくてもスカーフなので後出ししづらい
・構築的に黒バドレックスを投げにくく選出率が低かった
まず、オーロンゲの努力値配分を通常の慎重HBD振りに修正。
持ち物のゴツゴツメットは諸説でしたが、地味に刺さる場面が多かったためそのままに。もし余っていたらきあいのタスキを持たせたかったです。
ふいうちの削り性能も捨てがたかったものの、追加効果が優秀で相手のイベルタルやパルキアにも打点を持てるソウルクラッシュに攻撃技枠を変更。
その代わり、タイプ一致+ダークオーラが乗るイベルタルにふいうちを持たせることに。しかし、このルールではバークアウトが強いのとチョッキ&デスウイングによる居座り妨害性能が魅力であったためダイマ性能を捨てました。臆病最速(A下降補正)でふいうちの火力こそショボいものの、黒バドや削り残しを処理できれば十分と判断。非ダイマで上から相手の特殊アタッカーを耐えながら削る役割に変更。イカサマを持たせたので対グラードンやザシアンにも打点を持てます。
次にカイオーガですが、グラードンが環境に増えすぎている関係上初手に投げることがほぼありませんでした。後出し運用が主となるのであれば火力よりも相手のザシアンや黒バドを上から倒せることが必須と感じ、CS最速スカーフに変更。眼鏡ほどの火力はなくてもスイーパーとしては十分すぎる火力と範囲です。
そして、なかなか選出できず腐っていた黒バドレックスの枠をレジデデンネ襷レジエレキに変更。PJCS本選にも出場経験のあるマスターさん(S34最終18位)と通話ランクマをしていた際に提案してもらったアイディアです。重かった相手のイベルタルやチョッキカイオーガにかいでんぱを打ち弱体化させたり、エレキネットでS操作しながらスイープする役割を持たせました。中盤以降増えてきたホウオウへの圧力になっていた点が地味に偉かったかも。
他の変更点としては、ザシアンのせいなるつるぎをでんこうせっかに変更。終盤に上位帯でザマゼンタが増えたため聖剣が欲しくなる場面こそ多かったものの、ダイジェットを積んだイベルタルやザシアンの削り残し等を確実に処理できたり石火にしてたからこそ拾えた試合が多数ありました。あとはダイスチルの火力を上げるため、ディアルガのラスターカノンをてっていこうせんに変更。正直これはラスターカノンのままで十分だったかもしれません。
他にもサブロムで潜り続ける中で修正したいポイントは幾つかあったのですが、引越し準備等いろいろと忙しく修正する時間が取れなかったため結局最後まで同じ構築で潜り続けていました。
これはシーズン中盤でよく見た光景
3.パーティ個別解説
・ディアルガ / いのちのたま
調整意図:準速CSぶっぱ
実質唯一のダイマエース。
非ダイマポケモンを確実にワンパン、相手のダイマエース相手をできる限り削るため火力特化にしました。鋼ドラゴンと優秀な複合タイプであるため、耐久無振りでもダイマを切れば大体の攻撃は確実に1発以上耐えます。
ふぶきの枠はかみなりと選択ですが、後出しで出てくるエルフーンや黒バドレックスのような襷持ちのポケモンを一撃で仕留めることができるかつダイマ終了後にあられ下の必中ふぶきが通りやすいという強みがありました。
・ザシアン / くちたけん
※けんのおうフォルムの実数値:168-244-135-x-135-200
調整意図:ザシアンミラー意識&火力重視で意地AS準速
説明不要、全解禁ルールでも相変わらずのぶっ壊れ最強犬。
試合中盤~終盤のスイーパーとして後出し起用することが多かったです。
ワイルドボルトはもともとチョッキカイオーガ意識でしたが、終盤に増えてきたホウオウや封印ザシアンにも刺さりました。ここは環境によってせいなるつるぎと選択で良さそうです。
対ゼクロムやパルキア、ギラティナはディアルガのダイドラグーンで処理する想定のためじゃれつくは不要と判断。ディアルガで削り残した分や脱出ボタンで再登場してくるエルフーン、まねっこトリル等をでんこうせっかで処理する動きが強力でした。
・カイオーガ / こだわりスカーフ
調整意図:確実に上を取るため最速臆病CSぶっぱ
ザシアン同様、終盤のスイーパー要員。
無対策の相手にはイージーウィンが狙える最強伝説ポケモンとしておなじみですが、チョッキ持ちグラードンやイベルタル等このルールではカイオーガメタが激しくエースアタッカー運用は非常に難しい印象でした。とはいえ、トリトドンの数が減ったことや水技の通りが悪くない環境であるため終盤に雨を降らしながら出せるとかなり優秀です。たまにダイマ切ります。
こんげんのはどうは当たらないので、極力使わないようにしてました。
ワイドガードの標的になりやすいのでねっとう採用もワンチャンありかも。
・イベルタル / とつげきチョッキ
調整意図:雑にいろいろ耐える調整、Sは同速意識の最速
上からバクア連打するいやがらせ要員。
火力にまったく振ってないため、基本的に非ダイマでの運用です。
A特化グラードンのダイロック+砂ダメやA特化+1ザシアンのワイルドボルトを乱数で耐えたり物理耐久にも厚く振ってましたが、具体的に何のための調整だったか正直覚えてなくて適当に使ってたので配分は要検討。
グラードン対面ではイカサマ連打します。
こちらのダイマディアルガがまったく刺さってない場合、カイオーガやザシアンを横に並べてダイマックスを切ることもたまにありました。
・オーロンゲ / ゴツゴツメット
調整意図:適当なD厚め耐久振り(GSルール個体の流用)
本構築の司令塔。このポケモンの使い方がカギを握ってます。
前述した通り持ち物のゴツゴツメットは諸説ではありますが、ガオガエンやゼラオラなど上から猫騙しを打ってくる相手だったり、真っ先に殴ってくるザシアン相手にダメージを負わせることができたりそれなりに有効に働いてました。おかげで耐久に振ってるザシアンもカイオーガのスカーフしおふきでワンパンできる圏内まで持っていけます。でもたぶん襷の方が強い。
基本は初手ねこだましからうそなきでディアルガの火力補助、対追い風構築や上から殴ってくる相手にはこわいかお連打でS操作、対イベルタルやヒマな時にソウルクラッシュを打つなど全解禁環境でも相変わらずかなり器用なイケメンです。
・レジエレキ / きあいのタスキ
調整意図:とにかく上から動きたいので最速CSぶっぱ
黒バドに代わり最後に加入してきたデデンネ枠相棒枠。
ディアルガミラーや白キュレム、ダイマカイオーガ相手にかいでんぱを打ったり、終盤に投げて上からエレキネットを打ちスイープするのが主な役目。選出画面で相手のイベルタルやホウオウに圧をかけたりもしてました。
電気の通りが良い環境なので選出機会は意外と多かったのですが、グラードン相手に何もできないのが致命的な欠点なので、まもるをいやなおとやリフレクターに変更するともっと使いやすかったかもしれません。
4.選出パターン
基本選出
先発:ディアルガ&オーロンゲorイベルタル 後発:ザシアン&カイオーガorレジエレキ
7割くらいこれでした。ディアロンゲで残数を確実に削り、狩り残しをオザシで処理するこの構築における基本コンセプトの動き。イエッサンやヤミラミのようなねこだましが通らない相手にいる場合はロンゲの代わりにイベルタルを初手で投げてました。マギアナ軸のトリパ相手にも基本選出のうそなきダイアースワンパンで十分いけます。
ディアルガの通りが悪い時
先発:イベルタル&レジエレキ 後発:ザシアン&カイオーガorディアルガ
バークアウトやエレキネットでデバフを入れて疲弊させ、イベルタルか後発カイオーガでダイマックスを切るパターン。相手次第ではダイマを切らずに勝つネズスタイルが有効なパターンもありました。また、ディアルガが苦手とする相手を優先的に処理できそうであればディアルガを控えで選出し打開ダイマというプランも強いです。
基本的に一番強い動きであるディアルガダイマ前提の立ち回りになりますが、他にも相手の構築に合わせ柔軟な選出が必要となります(あえてカイオーガやザシアンを選出しないとか)。
5.キツかった相手
・後発ダイマチョッキグラードン
親の顔より目にした全解禁ルール最強ポケモン。自分が使うとなぜか弱い。
構築単位でダイアースが一貫しがちかつ威嚇や鬼火持ちがおらず、イベルタルをうまく使わないとかなりキツく積み切られたら突破不可能で完全終了。初手投げダイマなら隣にうそなきドラグーンでどうにかなってましたが、後出しダイマされるとオーガでも止まらず死ぬほど重くて泣きそうでした。
配信中に「グラードン滅びろ」と何度も唱えてた程度にはキツかったです。
たぶんこれで良かった(リフレクターでも可)
・耐久力の高いあくびトリトドン
GSルールに比べ個体数は減ったものの、一般枠最強クラスは変わらず。
前期では私も主力として愛用していて、ダイマも切れるこのポケモンが全解禁ルールでもやれるという認識は初期段階から持っていました。事実、特殊ダイアースの通りが良く対ディアルガ&カイオーガ性能はかなり強いです。
今回使用した構築のザシアンがせいなるつるぎ&じゃれつくを切ってることもあり、ダイマ中のディアルガでゴリ押す以外の突破手段がありません。
イベルタルのバークアウトで誤魔化すか、どうにかしてディアルガを生存させて早めに処理しないとトドンで詰みます。あと自己再生持ちは無理です。
・HD振りサポートザマゼンタ
月末頃から急増したサポート特化Magenta Magenta。
「ホウオウグラードンザシアンザマゼンタ」の並びが最終的にも上位で結果を残しており、豊富なサポート技でディアルガの邪魔をしてきました。
高い素早さから打ってくるバークアウトがキツいだけでなく、コーチングやワイドガードの択も発生するのでなんとかして早い段階で処理する必要があります。
しかし、特防方面を硬く調整しているザマゼンタだとねこだまし+珠ダイアースでもワンパンは不可能で、バークアウトを絡めてディアルガのダイマターンをいたずらに枯らされるためかなりキツかったです。
6.戦績
メインROM(TN:メイ)
約130試合
瞬間最高22位→約2週間放置で最終日300位台からスタート
最終順位:78位(レート1845)
サブROM(TN:櫻城姫奈)
約300試合
瞬間最高30位台→2桁後半~200位台を反復横跳びで最終日200位台スタート
最終順位:969位(レート1664で爆死)
両ROMとも同一の本構築を変えることなく最後まで使用。
中盤まで好調を維持し保存していたメインROMを最終日に裏で回して初の最終2桁を達成しましたが、最終日深夜の配信でサブROMを盛大に溶かしてしまい2ROM揃っての最終2桁とはなりませんでした。
7.終わりに
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。
Twitterでも報告した通り6月中旬頃からうつ病が悪化したり、シーズン最終日前日に6年半慣れ親しんだ関東から13年ぶりに地元・広島への引越しをしたりとプライベート面で大きく環境が変わってしまった中、自身初の最終2桁をまさかこのタイミングで達成できるとは正直思っていませんでした。
7月2日(デデンネの日)から自身のYoutubeチャンネル「宮前めいch」にて#毎日ランクマ配信をスタートし、体調不良も挟みつつ70日以上にわたりランクバトルでの戦いを現在もなおほぼ毎日配信し続けております。
8月には自身初の100勝RTA企画、9月中旬には#てるチャレチーム戦への2度目の参加など、一番大切にしていたものを失ってしまっているこの3ヶ月間はすべてを配信活動並びにポケモン対戦に尽力し取り組んできました。しかし、7月も8月も最後の最後で溶かし最終2桁のチャンスを2度も目前で逃して悔しい思いをしています。
#てるチャレチーム戦で使用。8月もほぼこれと同一の構築で潜ってました
ですが、#毎日ランクマ配信に遊びにきてくださるリスナーさんやTwitterでのリプライ等たくさんの応援の言葉があったおかげで壊れかけていたメンタルを辛うじて保つことができ、ようやく今回最終2桁を掴み取れました。決して、私一人の力ではありません。
配信やTwitter等でも何度も申し上げている通り、私はとにかく負けず嫌いで諦めが悪い人間です。数ヶ月前には無理だと思っていた剣盾での最終2桁を、ギリギリとはいえ宣言通り達成することができました。ありがちな言葉かもしれませんが、本気で取り組めば人は必ず変わることができます。実績も結果もない私はそれをカタチに残して証明する必要があるので、意地でも達成したかったのです。
11月には第9世代にあたる新作スバイレットこと「ポケットモンスター スカーレット/バイオレット」が発売され、対戦環境も一新されます。
対戦だけでなく、ポケモン配信者としても爪痕を残す絶好のチャンスです。
来年のWCS2023は日本、しかも先日まで住んでいた神奈川県での開催。
もうあの頃のような精神的にも弱くて未熟な私なんかじゃないと証明するため、何が何でも強くなって帰るべき場所に私は必ず帰ります。
絶対にクリアしなければならなかった最低限のステップ。剣盾末期環境であるシーズン34で2桁順位の78位という結果を残せたことには、喜びというよりも「やっとみんなと同じ土俵まで這い上がれたかな」という想いです。
その一区切りという意味合いで使用した構築の詳細を構築記事として自分用に残したいと思い、本記事の公開に至りました。
スバイレット発売までの間も引き続きポケモン対戦配信はもちろんのこと、パワプロ2022の栄冠ナイン配信やオリジナル楽曲の制作、ネットミームを題材にしたネタ動画投稿などYoutubeを拠点に多角的な活動をしていきます。
活動の励みになりますので、ツイッテーのフォロー、チャンネル登録等もしていただけると幸いです。
おやすミシシッピ
【Youtubeチャンネル「宮前めいch」】
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【過去のダブルバトル構築記事はこちら】
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