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【S26剣盾ダブル】ゴリ押し黒バドアグロ【最終204位】

宮前めい(@miyamae_games)です。実は1年ぶりの構築記事になります。

YouTubeの投稿や配信をすっかりやらなくなり、ダイパリメイクやレジェンドアルセウスに関しては購入すらしていないというとてもポケモン実況者とは呼べないような体たらくではありますが、なんだかんだでランクマは毎月ちびちびやっておりました。

来期からGSルール解禁ということで、現在の環境ラストとなるシーズン26。最後くらいはずっと使ってきた相棒と心中しよう!ということで久々に自分で組んだ構築を使用していたため、備忘録も兼ねて構築記事を公開します。

1.レンタルコード&構築コンセプト

メガネ黒バドの超火力アスビでゴリ押し!!!シンプルにそれだけです。
さらに、こだわり系アイテム持ちが3匹という脳筋仕様。
お馬さんをいかに通して上から殴るか、というのが基本的な戦い方。
他のメンバーでダイマックスを切り確実に残数を削りつつ、終盤に黒バドで仕留められるような立ち回りができるかという点がポイントです。

2.構築経緯

コンセプトにも書いた通り、当然この構築のメインとなってくるのは黒バドレックスになります。しかしこの黒馬さん、実際使ってみるとわかるのですがありえんほど多くの欠陥を抱えているのです。そこで、黒バドを通すために他のポケモンをダイマエースに添える必要があり、介護役となるサポートポケモンの選出が必須となってきます。

まず最初にダイマエースとして選んだのが、巷で話題の物理レジエレキ
採用理由としては、黒バドより先に動けるかつダイアーク+眼鏡アストラルビットの超絶ゴリ押しアークビートが初手からできる点。そして、シンプルに見た目がかわいい相棒枠だからです。もともとダイマレジエレキ自体は過去シーズンでも頻繁に使っておりその流れだったのですが、シーズン序盤~中盤にチョッキカイオーガや特殊耐久の高いイベルタルが流行していたため物理型の方が良くね?となりエレキネットを抜いた物理型を採用。

サポート役にはこちらもおなじみ追い風エルフーン。トリックルームを採用することによって追い風合戦でのアドバンテージを得ることができ、本構築が苦手とするトリル軸にはトリル読みトリル返しというプランを取ることも可能です。基本的には黒バドやエレキの横でひたすら手助けしてるだけで相手が勝手に崩壊してくれます

そして、天敵ともいえるポリゴン2やガオガエンをワンパンすることができ、黒バドとの相性補完に優れている連撃ウーラオスを非ダイマアタッカーとして採用。襷をエルフーンに持っていかれているため、火力重視のハチマキ型。必中急所で威嚇も貫通し、半減だろうが水流連打でゴリ押します

ここまで4匹は割とすんなり決まったものの、残りの2枠に試行錯誤。年明けはメインロムでいろいろ試しながら回していましたが、黒バドの刺さりが悪すぎて一時は4桁後半にまで転落。この間にキツかったのが、不意打ち持ちのガラルファイヤーや壁オーロンゲ、構築単位でいうとボルトランド+ザシアン軸や水流連打を半減してくるグラードン軸晴れパなどなど。これらにトリルが絡んでくるともう最悪でした

まず、不意打ち持ちや初手ミミガエンの猫トリル対策にサイコフィールド持ちは必須。サポート役として優秀かつ黒バド構築では定番のイエッサン♀を試したものの、結果的にはサポートに寄せず上から殴れるスカーフカプ・テテフを採用することにしました。黒バドよりも速いため、マジシャで襷や化けの皮を剥ぐ→アスビで殲滅!トリル絶対阻止!という脳筋爆アドプレイも可能に。裏から黒バドを出す際、先にサイコフィールドを貼っておけば終盤も安心。

それでも、残り1枠がなかなか決まらない。ここまでの課題としては、電気の一貫が切れてない(特に相手のデカエレキがキツイ)、こちらのデカエレキが物理型のためガエンランドの威嚇サイクルが厳しいロンゲ入りグラードン軸晴れパに手も足も出ない。これらを解決するポケモンを見つけるためメタグロスや霊獣ランドロス、エンテイやカプ・レヒレ、相手のトリルが嫌すぎて挙句の果てにはポリゴン2やブリザポス等いろいろ試したもののどれもしっくり来ず。順位もみるみる溶けていく。

そんな中、最終的にピッタリとハマったポケモンがマンムーでした。
苦手だった相手のデカエレキをシャットアウトでき、半端な火力や素早さもエルフーンの追い風+手助けでカバー可能。特殊アタッカーが多い環境かつ命の珠がデカエレキに持っていかれてるため、守るなしの突撃チョッキ型を採用しました。やや不安な耐久面に関しても、ダイアースやダイスチルで強化し長期戦に持ち込むことができるのがかなり偉い。

てな感じで、最終的な6匹が固まりました。

3.パーティ個別解説

・バドレックス(こくばじょうのすがた)

調整意図:脳筋最速CSぶっぱ

本構築の主役。ビジュがとても良い
先発でも後発でも、基本的には眼鏡アスビをひたすら連打します。攻撃の個体値は完全に妥協してるので、A0個体を持ってる方は絶対にそっちの方がいいです(イカサマ対策)。相手によってはこだわり解除のため自らダイマックスを切ることもあります。ワイドガード対策でタイプ一致技のサイコショック、ダイアース媒体になるマッドショット。リーフストームはチョッキじゃないカイオーガやグラードン、ガマゲロゲやトリトドンを一発で仕留めるために採用。雑に初手で投げて眼鏡アスビで削る→即退場して裏のダイマエースにつなぐという使い方もまあまあ強いですが、白バド軸相手だとこいつがいないと詰むので大切に扱いましょう。
選出率はもちろんトップですが、黒バドガンメタ構築(イベルガエンロンゲ悪ウーラみたいなやつ)には出さないこともまれにあります。

・レジエレキ

調整意図:Aぶっぱ+なんらかの耐久調整(忘れた)

マスコット枠兼ダイマエースその1。超絶かわいいエレキさん
同速勝負絶対勝てないマンなので耐久振りをしていますが、どこからパクってきた調整なのか忘れてしまいました。なんならずっとASぶっぱだと思いながら使ってたくらいです。基本的にダイマエース前提のため、ダイジェットの媒体となる飛び跳ねるとダイアークの媒体になるダメ押し。守るを入れても良かったのですが、非ダイマ時に脱出ボタンエルフーン対策やトリル下や襷潰しの削りに優秀な神速を採用しました。オーガ軸相手にはダイマを切らず終盤のスイーパーとして選出することもあります。余談ですが、今回使用した個体はリスナーさんから頂いた通常色エレキで、いつもの色違いレジデデンネではありません。色エレキ=物理エレキという風潮をわずかながらに感じたため、気持ち程度のカモフラージュとして別個体を使いました。

・エルフーン

調整意図:最速CSぶっぱ

剣盾最強クラスの介護サポート役。RTAわたあめさん
だいたい手助けしてます。追い風はむやみやたら初手から打たず、タイミングを見計らって使うのがポイント。ガオガエンのような猫騙し持ちが初手で見えた場合は手助けから入るのが安定。攻撃技についてはムーンフォースかマジカルシャインどちらを採用するか諸説ありますが、特攻ダウンの追加効果が地味においしくオーロンゲやブラッキー相手にはアタッカーとしても機能できるため今回はムーンフォースを選択。相手の構築がこちら以上に高速追い風軸だった場合に逆張りしたり、トリル阻止に失敗した場合に返す抵抗策としてトリックルームを採用しました。トリル読みトリルはリスキーなのであまりやりませんが、ここ絶対トリルしてくるやろ!って確信を持てる場面では躊躇せず選択しましょう

・ウーラオス(れんげきのかた)

調整意図:最速ASぶっぱ

黒バドと相性補完の良い非ダイマアタッカー。連撃くまだまさし
威嚇や壁、襷まで貫通できるぶっ壊れ技の水流連打を文字通り連打しまくる熊です。デカエレキと並べてダイジェットのバフを乗せてあげると強い。水格闘という複合タイプなので、構築単位で苦手としている白バドレックスのブリザードランスを余裕をもって耐えることができるのも偉かった。雨パ相手にもタイプ相性構わず雨水流連打で殴っていきますが、ポリゴン2やナットレイがいた時は確実にワンパンするためインファイトを使いましょう。割と終盤まで残りがちなポケモンなので、どちらの技でこだわるかよく考えて選択する必要があります。わからない時用に一応とんぼ返りを持たせてますが、正直たまにしか使わなかったので白バド対策にアイアンヘッド(緊急ダイマでダイスチルもできる)の方が良かったかもしれません。

・カプ・テテフ

調整意図:最速CS軸、陽気悪ウーラオスの暗黒強打高乱数耐え

サイコフィールド展開&削り要員。不意打ち猫トリル絶対許さないマン
黒バドが苦手とする悪タイプや悪戯心、不意打ち持ちを潰し、自身もムーンフォースやサイコフィールド下で火力の上がったサイコキネシスで相手を削ります。黒バドより速く動けるため、ミミガエンのような猫トリルや指トリルをかなりの割合で阻止することができ決まれば一気にアドバンテージを得られます。どちらかというと雑にマジカルシャインを連打して退場するといったケースが多かった印象ですが、サイコフィールドを貼るだけでも仕事ができているので基本的に腐ることはありません。一応、エレキと並べてアークビートのアタッカーとしても運用できます。

・マンムー

調整意図:最速ASぶっぱ

ダイマエースその2。本構築のMVP。PUIPUIモルカー
黒バドエルフ構築が抱える課題をまとめて解決してくれた救世主。威嚇を無効化できるので、ガエンランド相手に初手からダイマを切れます。突撃チョッキを持たせているため、やや不安の残る耐久面の数値ながら雑にいろいろと耐えてくれるようになりました。基本的に追い風や手助けといったエルフーンによる要介護ではありますが、天候パ相手にダイアイスを打ってアドを取らせなかったり(エルフーンの襷はつぶれるけど)、ダイアースやダイスチルで耐久面を補強しながら相手の非ダイマポケモンを確実に処理することが可能です。また、サイコフィールド下でもダイジェットを積みまくった霊獣ランドロスや化身ボルトロス相手には先制で氷の礫が打てるのでテテフとの相性も意外と良かったりします。

4.選出パターン一例

ある程度の基本パターンこそありますが、相手によって柔軟な選出が必要となる構築のため「この構築相手にはこの選出!」といった決まったパターン選出はあまりしません。逆に言うと、再戦時でも読まれにくく様々な選出パターンが可能になっています。なので、ここに挙げた以外の選出パターンも多岐にわたります。「とにかく上から高圧的に殴り続ける」のが主な勝ち筋なので、相手のトリル展開だけは意地でも阻止できるよう選出しましょう。

【基本①】
先発:エルフーン+黒バドレックス
後発:水ウーラオス+ダイマエース選択

手助け眼鏡アスビで序盤からすべてを破壊し、後発ダイマで残りを仕留める基本パターン。一番楽です。

【基本②】
先発:エルフーン+レジエレキ
後発:黒バドレックス+水ウーラオス

カイオーガ軸等、デカエレキの通りが良い場合は手助け+初手ダイマで荒らすパターンもあります。裏の黒バドにつなぐため事前にダイアークを打っておくのもアリ。

【オーロンゲやガオガエンが初手で来そうな場合】
先発:エルフーン+マンムーorカプ・テテフ
後発:カプ・テテフorマンムーor水ウーラオス+黒バドレックス

黒バドが苦手とするポケモンをマンムーの初手ダイマで事前処理するパターン。壁ロンゲが非常に厄介なので、優先的に手助けダイスチルでオーロンゲから狙いましょう。相手にガラルファイヤーや悪ウーラオスがいる場合、オーロンゲやエルフーンがすり替えトリックをしてきそうな場合は、カプ・テテフを裏に控えさせて不意打ちから黒バドを守れるようにします。場合によってはテテフから投げ、裏からマンムーダイマという戦い方も。

【指or猫トリル軸(始動要員がポリゴン2以外の場合)】
先発:カプ・テテフ+黒バドレックス
後発:エルフーン+残りのどれか

スカーフマジシャで指や襷を貫通し、眼鏡アスビで崩壊させるパターン。最悪トリルを決められた場合、エルフーンで返すという選択肢も。イエッサンの場合はアスビが無効なので、後発のダイマエースで処理します。ヤレユータン+白バド軸は基本的に無理なので気合でどうにかしましょう。

【指or猫トリル軸(始動要員がポリゴン2の場合)】
先発:水ウーラオス+エルフーンorカプ・テテフ
後発:黒バドレックス+残りのどれか

何がなんでもポリ2を鉢巻インファイトでワンパンしましょう。猫トリルはテテフを投げサイコフィールド展開で阻止できますが、イエッサン等のこの指止まれの場合はワンパンできないのでイエッサン方向にインファイト+エルフーンでトリル返し、次ターンでイエッサン方向にムーンフォース+ポリ2方向にインファイトという動きになります。一度トリルを許してしまってもエルフーンを大事にしながら、緊急ダイマでトリルターンを凌ぐ方法も視野に入れつつ諦めないで頑張りましょう。

【ミミガエン+白バド構築(968パ)】
先発:カプ・テテフ+マンムー
後発:黒バドレックス+水ウーラオス

スカーフマジシャ+ダイスチルでミミッキュのトリルを絶対阻止しましょう。初手に黒バドを出すと、トリル阻止できても相手のガエンに黒バドを落とされてしまい後発の白バドレックスを止められなくなるので要注意。また、初手に相手のエレキがダイマを切ってくるケースもあるのでその場合はテテフを切って優先的にダイアースで倒してしまっても大丈夫です。

5.戦績


メインROM(TN:メイ)
最終順位:最終日に瞬間156位→爆死

サブROM:(TN:櫻城姫奈)
最終順位:204位(レート:1742)

最終日はいろいろあってポケモン以前にメンタルが終わっていたため、見事にメインロムを溶かしました。サブロムに関しては中旬頃に49位の状態で保存していましたが、さすがに放置してた分最終2桁からは陥落。ただ、ヘタに動かさなかったおかげで順位だけなら過去の最高順位を更新とギリ耐えてます。

1月中旬頃のサブロム(たぶんここから動かしてない)

6.終わりに

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。
私生活がバタバタして多忙になっており、昨年12月頃からは配信活動や動画投稿ができていない状況が続いています。配布交換会等を楽しみに待っていてくださっている皆さまには本当に申し訳ないという気持ちではありますが、ポケモン剣盾自体は引退しておらずなんだかんだでモチベもそこそこあるので安心してください。
来月からはいわゆる「GSルール」がついに公式のランクマッチルールとして採用、さらにPJCS2022(ポケモンジャパンチャンピオンシップス2022)のインターネット大会が同ルールで2月~5月に開催されます。大会に先駆けすでに数多くの仲間大会が開催されており、私自身はなかなか時間が合わず参加できないことの方が多いのですが、実はいくつか新しい構築も練っている最中です。ちなみに今のところデデンネは構想外でパーティ案に入ってません。悪しからず。

デデルタル構築で使うのは一瞬考えた

対戦にあまり時間を割けず練度を上げることができなかったため細かい調整等は未完成のまま突っ走った感はありますが(なんでこの調整にしたん?っていうのもあるけど放置してた)、限られたプレイ時間の中構築を組んでそれなりの結果を残せたので今回構築記事を公開するに至った次第です。

それではこのへんでおやすミシシッピ

【YouTubeチャンネル「宮前めいch」やってます】https://www.youtube.com/channel/UCrmIgcU9NGoRlJ6EJgBhlmQ

【Twitter】
https://twitter.com/miyamae_games

【ポケモン剣盾・対戦実況動画リスト】
https://www.youtube.com/playlist?list=PL-hqD1NQBj65vTcp24W8GvNOi7BzzoEWR

【過去のダブルバトル構築記事はこちら↓】


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