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【S13剣盾ダブル】Wレジウマフレンズwithくまだ構築

明けましておめでとうございます。宮前めい(@miyamae_games)です。

2020年最後のシーズン、お疲れさまでした。2020年最後となるシーズン13、主に最終日で使用した構築「Wレジウマフレンズwithくまだ構築」の詳細を紹介します。

1.構築経緯&コンセプト及び採用理由

シーズン序盤は、前期6位を獲得したゆーさんのレンタル構築軸を主に使用。

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【S12ダブル最終6位】チョッキブリザポス入りバナコー

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<12/7には瞬間85位を記録>

その後も少しずつ努力値配分や技構成を調整しながらブリザポスを中心としたパーティを組むも、気付いたら環境にはガエンランドの威嚇サイクルで溢れかえる。そのうえ、ウツロイドもじわじわと増えてきたことによりブリザポスへの逆風がキツくなり勝率ガタ落ち。構築もプレイングもメンタル面から一気にグダグダになり、最終日まで何度も3桁後半と5桁を行き来する始末。

何を試しても、なかなか良い感じの構築ができず。しかし、いろんなレンタル構築で遊んでいる中でしっくりくる構築をひとつ見つけた。

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【VGC France Hexa Cup優勝】The friendly pony

海外のオンライン大会で優勝という結果を残した、いわゆる「レイピッピ構築」。レンタルで回しているうちにシンプルかつ豪快な戦術がハマり、5桁台からなんとか一度は600位台にまで復帰。その後、ピッピとトゲキッスを入れ替えたり、ブリザポスの持ち物をいろいろ試している間に気付けばなぜかまた5桁。何度3桁まで戻しても、いつの間にかまた5桁。なにこの地獄の無限列車編。今期は本当にメンタルやられた。

わずか2日でコレ。怖すぎワロタ。

<絶望の5桁で迎えた最終日の朝>

最終日は5桁からと地獄のスタートを切ったが、そこから一気に50試合近く消化し、元旦の明け方1時頃になってようやく3桁復帰。

このままシーズン終了の朝9時ギリギリまで潜り続け、よりによって最終盤に5桁との超格差マッチが連続。そこで、見たことのないような謎構築に当たりまさかの連敗。慌ててポケ徹で相手の覚える技を検索しながらプレイしてるようじゃ、そりゃメンタル持たない。結果、最終日5桁スタートの地獄から一度は3桁台に戻ってきたものの、あと一歩のところで2シーズン最終3桁順位が遠のいた。キョダイサダイジャの砂吐きコンボとか600試合以上やって初めて見たわ(絶望)

基本のコンセプトは、レイスポスorブリザポスの初手ダイマ技&ピッピのサポートで相手の残数を確実に減らしていく戦法。裏に控えたWレジやウーラオスでスイープ、常に数的有利を取ることが最大の勝ち筋。前期では初手に出してたWレジはともに優秀な範囲技を持ち高速なため、追い風やトリルが切れた後に投げるとかなり良い動きをしてくれた。

2.パーティ個別解説

・レジエレキ

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調整意図:CぶっぱでSは準速100族×1.5抜き抜き(ミラー対策)、余り耐久

もはやおなじみのデデンネ枠(デデンネ枠とは)。
前期とは打って変わって、守るや壁を持たせたサポート型等いろいろなパターンを試した後、意表を突ける元のダイマ型が結局強いと最終日付近で気付く。しかし、エレキネットによる味方のサポートがかなり強力なため、ダイマ・非ダイマどちらでも運用可能なハイブリッド型として今回は使うことに。
今回はピッピと組ませることもあるため、最低限のCSを振った後に残りを耐久調整に回した。ライジングボルトの枠は10万ボルトと選択。ダイサンダー時(威力140で最大火力)及びダイマ終了後のエレキフィールド時に威力が倍になるのがライジングボルトの強み。また、ダイアタックのデバフや地面タイプへの打点がほしかったため破壊光線を採用。どちらかというと後発でスイーパーとして出すことが多くなった。かわいい。
選出率5位。

・レジドラゴ

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調整意図:CぶっぱでSは最速ドラパルト抜き、残り耐久(DL対策でD厚め)

イギリス産のマスコット枠。前期使ったのと同じ調整。
当初はこの枠をデバフ&受け要員のガオガエンで使っていたが、どうしてもWレジを実現させたかったので無理やりねじ込んだ。ドラパルトを確実に上からワンパンするため、控えめメガネではなくスカーフ臆病を採用。今回は先発で出すというよりも、追い風やトリルが切れた終盤に登場して一掃するという使い方がメイン。お相手の構築が後出しでレヒレを出したそうな顔をしてる時は死んでも出せなかった。あとフェアリーが2枚以上いる構築も無理。ただ、スカーフエナジー型じゃないタイプのドラゴさんにも可能性を感じたので来期以降はいろいろと試したいポケモン。そしてかわいい。
選出率6位。

・レイスポス

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調整意図:火力重視&ミラー意識の最速CSぶっぱ

黒い方のお馬さん。中二感あふれるルックスがめちゃんこ好き。
この構築のエース。不安の耐久面をピッピのフレンドガードで補強しつつ、高火力のダイホロウやダイアタックを連打。デバフだけでなく、ダイアースにより特防を上げることでバナコーポリ2構築に強く出られるようになるのも◎。このポケモンを初手ダイマさせるときは、相手の残数を1匹ずつ確実に減らす立ち回りをして数的有利に立つことがかなり重要となる。ダイマックスが切れた後も、上からシャドーボールを撒けたり小回りが利くところがドラパルトとの差別点。守るのスペースはトリル対策に挑発でも良い。フレンドガード込みでの耐久調整の余地はありそうだが、最低限の火力と同族対決に勝つ必要があるため最速。一度嘶いてしまえば、あとはもう無双状態。
選出率3位。

・ブリザポス

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調整意図:HAぶっぱ、ミラー意識でS4振り

白い方のお馬さん。最強のバリ硬侍。
シーズン13序盤はチョッキ持たせて脳死ダイマで無双できたものの、火ロトムやガエンランドサイクルの流行で対策が厚くなって厳しい立場となる。非トリルでの運用がメインかつトリル下でツンデツンデやコータスより行動順が遅くなってしまうため、S1(最遅)個体だったにも関わらず王冠とミントを使ってVに変更。守るの枠については要検討。チョッキ持たせるならインファイトでも良いが、ダイウォールを使う場面が意外と多かったので守るの枠を剣の舞にしたこともあった(その場合は鬼火&催眠対策でラムの実を持たせた)。高い耐久力ゆえに弱点を突いてくる相手が多かったので、最終日に弱点保険を持たせた。
選出率4位。

・ピッピ

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調整意図:耐久全振り(ダウンロード対策でD高め)

パーティの守り神・かわかわ。配布会で視聴者さんから頂いた色違い個体。
構築の基となったレイスポスとの並び以外にも、ダイマ時に耐久が不安なレジエレキのサポート、凍える風によるS操作、この指や守るによる相手への択押し付け等、終始かなりの存在感を放った。一時は地震を空かせる&実質ピッピの上位互換?なソクノトゲキッスを使用していたものの、やはりフレンドガードによる耐久底上げが必須と感じたため最終日にパーティ復帰。ほとんどの試合に初手で投げてたが、初手エレキドラゴ→どちらか下げて裏からピッピ展開の動きもできて強かった。
選出率1位。

・ウーラオス(いちげきのかた)

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調整意図:最速ASぶっぱ

環境ぶっ壊し型くまだまさし。間違いなく現環境最強ポケモン。
選出に困ったらほとんどの試合で裏から出してた。タスキを持たせれば最低1回以上行動ができるうえ必中急所の暗黒強打があるため、威嚇等デバフの影響を受けなくて雑に強い。ポリ2はワンパンできないので要注意(ハチマキならいける?)。後発レヒレが嫌すぎて守るを毒突きに変えたこともあったが、どう考えても守るの方が強いので技構成はこれで完結している。
選出率2位。

3.選出パターン

<基本選出①>

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先発:レイスポス+ピッピ 後発:レジエレキ・ウーラオス
レイスポスで飛ばせそうな相手ならだいたいこの選出。ホロウで荒らして残りをエレキウーラで一掃。

<基本選出②>

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先発:ブリザポス+ピッピ 後発:ウーラオス・レジエレキorレイスポス
レイスポスが通らなかったり、レイピッピミラー相手にはブリザポスを選出。カ・エールパ(ウツロイド入りのやつ)に対してもこれでOK。

<対イエブリ軸・バナコーポリ2トリパ>

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先発:レイスポス+ピッピ 後発:レジドラゴ・ウーラオスorブリザポス
トリル無視でレイスポスのダイアースをガン積みし、ピッピをうまく使ってトリルターンを凌いでいく。枯れたところで一気に畳みかけ、最後は上からドラゴのエナジーで殲滅。最後の1枠はバナポリ軸(コータス入り)やツンデツンデ軸のトリパならウーラオス、それ以外はたまにブリザポス。

<対ドラパタンザン(Wolffタンザンパ)>

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先発:レイスポス+レジドラゴ 後発:ピッピ・ウーラオス
初手から素直にドラパタンザンで来る相手には、こちらも素直にエナジー&タンザン方向にダイアースでワンパンダブルキル。初手ゴリガエン(ウーラ)のときはドラゴをピッピに引き、基本のレイピッピ軸で残数を削る。

<対ギガスドガス>

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先発:レイスポス+ウーラオス 後発:ピッピ・レジエレキ
レジギガス方向にダイアタック&インファイト集中でイージーウィン。初手が違った場合は、ウーラオスをピッピに下げて通常のレイピッピ軸の動きに切り替える。

<ドラゴガン刺さり・Wレジを使いたい時>

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先発:レジエレキ+レジドラゴ 後発:ピッピ+ウーラオスorレイスポス
懐かしのWレジ。前期でよくやってた初手選出。初手ダイサンダー+エナジーで一気に有利盤面を作れるが、猫騙しや先制技持ち、更にはフェアリー鋼が死ぬほど増えてて正直現環境ではキツいと感じた。相手の構築にフェアリー及び地面が2枚以上いた時点で無理(親の顔より見ることの多かったレヒレランドほんとしんどい)。ただし、ドラゴ対策が薄い構築相手にはイージーウィンを生み出せた。

4.苦手な相手

・追い風エルフーン軸

エルフーン

追い風ターンが枯れるまでアース等で耐久を上げて粘るか、ひらすらダイアタックと凍える風でデバフしまくるしかない。悪戯心の追い風役(エルフーンとトルネロス)は大体タスキ持ちなので防げないが、脱出ボタン持ち等の可能性にかけてダイアタックで粉砕することもあった(いわゆる「カ・エールパ」の場合は確定で初手エルフーンから倒す)。

・ダイマしてくる瞑想レヒレ

カプ・レヒレ

エレキ以外は等倍でゴリ押すことしかできない上、瞑想を積まれるとエレキの攻撃も平気で耐えられるので終盤になると打点がなくなりがちだった。ダイマエレキくらいしか打開策がないのがしんどい。最終日はほとんどの相手構築に入っていて(しかも絶対選出)、とてもゴリラが恋しくなった。

・レイスポス非選出時のヒートロトム

ロトム火色

ブリザポスをエースに添えた際は打点がなくなる。ハチマキを持たせればウーラオスが暗黒強打確定1発で落とせるが、今回はタスキウーラなのでワンパンできない。後発のエレキやドラゴと一緒にうまく動かして処理することになる。レイスポスがいればホロウやアタックで優先的にワンパンすれば問題ない。

5.戦績

計632戦:328勝304敗

最終日の瞬間最高順位:600位くらい(1/1 深夜2時頃)
最終順位:1,758位(レート不明)

6.レンタルパーティ

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※解説動画は後日改めてYouTubeにアップします!

7.終わりに

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。

クリスマス前後に構築迷子の沼にハマってしまい過去最低レベルの順位まで落とす等、前期以上にメンタル管理がグダグダになってしまったのが最大の反省点でした(あまりにも理不尽すぎる連続技外しや有効急所、怯みを食らい壁パンしたり絶叫した試合は数知れず)。相手の行動がある程度把握できているにも関わらずイライラして無茶な択を取りに行ったり、余計な逆張りをする回数が減ってくるともうちょい安定して勝てるようになりそうだなと自分の対戦記録を振り返ってひしひしと感じます。構築自体はそれなりの完成度(ただし、レジドラゴの型は要検討。たぶんスカーフ型じゃない方が強い)だったかなと思っているので、今回最終的な結果こそ残せなかったものの構築記事を公開するに至りました。

2021年最初となる次のシーズン14では、両刀レジドラゴ軸のトリパあたりで遊んでみたいなと思ってます。
というわけで、今回の構築記事はこのへんで!

【YouTubeチャンネル「宮前めいch」やってます】https://www.youtube.com/channel/UCrmIgcU9NGoRlJ6EJgBhlmQ

【Twitter】
https://twitter.com/miyamae_games

【ポケモン剣盾・対戦実況動画リスト】
https://www.youtube.com/playlist?list=PL-hqD1NQBj65vTcp24W8GvNOi7BzzoEWR

【過去のダブルバトル構築記事はこちら↓】



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