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仕組みVS根性論

「人間の能力には限界があるから、仕組みでなんとか解決しよう」という世界観で育ってきたのではじめてバイトしたとき「仕組みに期待するのは甘え」「努力次第で人は変われる」みたいな空気感があってめちゃくちゃ驚いたし普通にクビになった、仕組みに対する改善案ばかり語っていたら完全に嫌われた」

https://twitter.com/identity_65535/status/1655279066357051392?t=HUBqUgHp_fPVeaDeR6187A&s=19  

このツイートを読んで、衝撃を受けた。私も、仕組みを改善しようという世界観の人だと気が付いた。そして、だからこそ、あのとき嫌われたんだと気がついた。

その話を書く前に。
随分長い間、noteを落ち着いて更新できなかったし、書いたものの下書きに貯まるばかりだった。この3ヶ月の間に起きたことを並べればキリがないし、愚痴めいたことになるので全ては言及しない。

結論だけ言えば、4月から通っていた就労移行支援事業所を辞めた一方で、仮住まいを脱して、いよいよ、パートナーとの同棲生活をスタートさせた。

そもそも、就労移行支援事業所に通うことにした理由は、メンタル休職歴のある人として、心機一転、再就職する為だった。退職した後に上京して就職する為には『週五日間、昼間の決まった時間に仕事をこなせる証拠』が欲しかった。その為に、福祉サービス利用という手札を切った。

もちろん、福祉の手を借りる他にも、転職エージェント利用や、ハローワーク通いだとか、他にも取れる手段はあるのだろう。

しかし、私にとっては全く現実的だと思えなかった。

なぜなら、まだまだ、世間一般の精神疾患や発達障害者に対する風当たりは、強いからだ。
スロープと多目的トイレさえあれば、何とか戦力になりそうな「身体障害者」とは違う。(実際は、一口に身体と言っても、働く為に必要とする設備は多様なんだけど)

雇ったは良いものの、役に立たないのではないか。精神的に軟弱で、すぐ辞めてしまうのではないか。そういう、イメージだけで嫌厭される可能性も高い。精神疾患や発達障害に理解ある企業や団体の門戸を叩いても、仕事についていけるか不安が残るのは、雇う側も雇われる側も同じだ。

そこで、朝出社して、まとまった時間を訓練や作業に当てて、そこから帰宅するという生活を継続してきた実績を作るに勝るものはない、と考えたのだ。(続く)

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