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絵師文化摩擦問題

日本の絵師が公式でイトコ設定のキャラがキスしている絵を描く、褐色キャラの肌の色を背景や色合いに合わせて薄く描くのどちらかで海外ファンから集中口撃をくらうという事件がたまにある。
これには同人文化とfandomの真逆なルールと信仰・思想・生まれ持った民族アイデンティティの違いが顕著に出ているなと私は思ったのだ。

まず日本はキリスト教メインの国ではなく、仮に赤ちゃんの頃に洗礼を受けた身であっても信仰心は薄めで八百万の神に頼る人もいる。
そしていとこ婚が法律で認められている。
そして日本ではキャラの肌色はあくまでも「属性」扱いで人種問題からは切り離して考えている。
更に「二次創作で思想の主張は御法度」という暗黙のルールがある。
既存のキャラでそういう主張をしている人は大抵やばい人扱いされてどこのジャンルからも「うちに来ないで」と歓迎されないのだ。
しかしfandom文化は同人文化と上に掲げたものが逆扱いである。
この記事を読むとわかりやすい。

この文化摩擦によりゼノフォビアに陥ったりひどい場合は筆を折ってしまう人が最近多発している。
逆も然り主張してナンボのfandomに嫌気がさし同人側に擦り寄る穏健派海外絵師もちょっといる。

個人的には分かり合えないものはどうしようもないから「フィクションと現実の区別がつかないんだな…」という柔軟な考えと向こうから見たタブーに触れないよう自分の身を守るしかないと考えている。

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