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文は人なり?!

今日は仕事が特別に忙しかった。なぜなら朝から見積もり作成という自分が一番苦手な作業が入っていたからだ。

見積りを出すには想像力が必要だ。クライアントのニーズと翻訳者のニーズをすり合わせてベストな提案をする。両者からしっかりとヒアリングをしてからでないと最適解は導き出せない。

コロナになってからクライアントとの距離が遠のいてしまったと感じる。今の時代、クライアントとのやり取りはメールで事足りてしまう。

以前は「近くまで来たので」などと理由を付けて会いに行けば、数人が応対してくれた。息抜きの雑談にも花が咲いた。

コロナの前は、初めて仕事をする人には必ず会いに行っていたが、今は一度も顔を合わせずに仕事に突入する。最初はやりにくかったが、今では平気でできるようになってしまった。いかん。

今日は久しぶりにクライアントと少人数の打ち合わせで雑談ができた。
目の前の霧が晴れた気がした。

良好な人間関係を築くには、時間がかかるのだ。感染者数の伸びが前例を見ない状態になってはいるが、生来遠慮しがちな性格なので、もっと積極的に雑談の場を作っていきたい。

久しぶりに人と話して話す力の衰えを感じた。英会話どころか日本語も覚束なくて情けない。無論コロナ前はおしゃべり上手だったというわけでもないのだが。

話す力と書く力については最近ある2冊の本を読みながら気づいたことがある。積読本と化していたその2冊とはーー

である。この2人とは同学年で、生きてきた時代が同じなので、共感するポイントが似ていて、読んでいて楽しい。

ジェーン・スーさんは以前はラジオも聴いていたし、ポッドキャスト「OVER THE SUN」もヘビーリスナーだが、著書を読むのは初めてだった。

燃え殻さんはツイッターで知って彼の書く文章のファンになった。本も何冊か持っている。

2冊を読んで驚いたのはジェーン・スーさんはラジオではあんなに堂々と話して芸人以上に笑いを取るのに、文章は真面目というか、ぐっと控えめ。

燃え殻さんはしゃべっているところを数回しか見たことがないけどシャイで言葉数が少ない印象なのに文章はむしろ雄弁で、絶妙なユーモアがある。

それぞれ文体と口調が真逆というか、ご本人の人格と文章の人格の印象が違って興味深かった。これって私が今まで知らずに生きてきただけで、宇宙の真理なんでしょうか?

さて、リレーブログの次の走者はどなたでしょうか?
自己紹介からお待ちしています!

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