【エッセイ】君の頭上でベルを振り鳴らす
今日は「いい(1)に(2)んぷさん(3)」の語呂合わせから、「プレママの日」だそうだ。
今、私のお腹の中には、待望の第一子がいる。
結婚して8年。本格的な妊活と不妊治療を始めて4年。1度目の体外受精で授かった赤ちゃんだ。
着床がわかったときは、奇跡だと思った。
医師からは妊娠当初に「子宮筋腫と腺筋症が強いから、分娩までいきつかないかもしれない」と言われていた。
案の定、切迫流産、筋腫変性痛とトラブル続きだったけれど、それらを乗り越えやり過ごして、今週、一つの目標だった28週を迎えることができた。
この喜びを噛みしめずにはいられない。
医師と早産の話をしたとき、「最低でも28週。可能なら32週まではお腹の中にいてほしい」と言われていた。
次の目標は、32週。
益々活発になる胎動が、私を励まし勇気づけてくれる。
クリスマス飾りのベルには、キリストの誕生を祝う意味が込められているらしい。
すなわち、祝福の鐘というわけだ。
赤ちゃん、あなたの誕生を祝福できるように、お母さんは毎日気を付けて生活するから、あともう少し、一緒にがんばろうね。
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