【休職中②】あの頃よく考えていたこと

こんにちは、Koharuです。随分と間が空いてしまいましたが、元気です。いつのまにか冷え込みが厳しく、冬の寒さを肌で感じるようになりましたね。

以前の記事で、

11:00 ぼーっとする
この時間が絶対的に必要だ、と言うのが主治医のアドバイスです。忙殺されていた生活から、ある程度自分を取り戻すためには欠かせない時間です。時間を守らずぼーっとしていました。仕事のことを思い出しては焦ってみたり、趣味が趣味で無くなってしまっていたので、その趣味に熱中していた頃の写真を見て、落ち込んだりしていました。

という内容を書きました。

以前の記事

今回はこの”ぼーっとする時間”に何を考えていたか、その頃の日記を読みながら思い返していきます。


①休職中の金銭不安からくる焦燥感

お恥ずかしい話ですが、自戒の為にも書き残しておきます。

休職に入る前後で、学生時代の借金や親への返済、奨学金などで、まとまった貯金があまりありませんでした。
(もとより浪費家のきらいがあったので、このようなお恥ずかしい状況だったのですが…)
休職中は当然、収入は0です。
ですから、「私はいつまで働けないんだろう?」「働けない間はどうやって食っていけばいいんだろう?」「これ以上親や友人、恋人に迷惑をかけられない…」という、
もともとの精神的な不安定さに、金銭不安は拍車を掛けました。

彼に「こんな私でごめんなさい」と何度言ったか分かりません。

当時は、早く働きたくて仕方なかったのですが、今では焦らずに治すことができて良かったと思っています。なにより、自分を見つめ直す時間や、心にゆとりを持つことができるのは、何にも代えがたいものだと思います。

幸いにも、一時的にまとまったお金をお借りすることができたので、のちに支払われる傷病手当金での返済を行いました。
また、部屋の掃除をした際に出てきた不用品を、フリマアプリなどで売って、お小遣い程度ですが、足しにしていたこともありました。

以降、いつ働けなくなってもいいように…と、少額でも少しずつ貯めていくことを心がけています。

(金銭の余裕は心の余裕と耳にしたこともありますが、自分の健康と財布を天秤にかけることは本当につらいことなので、自分の身を守るためにもしなければいけませんね…)

②上司へ、顧客対応で迷惑を掛けている不安

主治医から、「仕事のことを考えるのはやめるように」と言われましたが、それでも考えてしまっているのでした。

受け持ちがキャパオーバーになり、病状が現れたという話題は以前の記事にもしましたが、その多数の顧客+上司の担当もすべてを担わなければならない上司のことを考えて、ご迷惑をおかけしていることにただただ申し訳なさと、不甲斐なさと、(今頃どうしているだろうか…)という想像で頭がいっぱいになっていました。

上司は、部下のマネジメントも含めて仕事だから。彼は責任を果たしているだけですよ。と、主治医とのやり取りで、だんだんと自分と上司とのある程度の精神的な線引きができるようになりました。

具体的に言えば、
「(上司)さんは元々お忙しい方なのに、私が仕事のやり方が下手なせいで、今までもご迷惑をおかけしていたのに、なおさらご迷惑をおかけしてしまっている。本当に申し訳ない。」
という考え方から
「(上司)さんは元々お忙しい方だ。でも責任者としての役割があり、今はそれを一生懸命に果たしている真っ最中だ。私も自分を責めず、自分の病気と向き合って治すことに一生懸命になることが、今の私のやるべきことだ。」
と考えられるようにまでなりました。

どうしてもあらゆることを自分事として考えてしまう思考が抜けず、すべてに責任を感じ苦しんでいましたが、肩の荷を下ろす考えができるようになってからはだいぶ楽に考えられるようになりました。

ちなみに、復職してすぐ、上司のスケジューラーを調べたことがあったのですが(社内向けに公開されているものです)、面談、面談に次ぐ面談…とてつもない過密スケジュールをこなす上司はやはり凄い…と感嘆したことをよく覚えています。

③職場復帰の時期の見当がつかない不安

これに関しては、言わずもがな、としか言いようがありませんが…

当然、休職してすぐから復職のことは考えず、まず自分の体調を治すことが第一に来ると思うのですが、私の場合は①の理由もあったことから、この不安も多くを占めていました。

「適応障害 休職期間」「適応障害 いつ頃治る」などの検索ワードを駆使して、いろんな方のブログを拝見したり、心療内科のHPや、YouTubeなどを参考にして、諸症状、治療期間、治療法、そして、この期間に何をすべきか?や、復職に至るまでの具体的な手続きなどの情報収集をしていました。

周囲に同様な病気を抱えている人はいなかったので、(年代的にも、友人関係的にも、広く知らせている人はいなかったので)、そのブログは私にとっては唯一の情報源であり、拠り所にもなっていました。
私のNoteもそうであったら良いと思い、この記事を書いている次第です。

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上記の不安や、焦燥感を乗り越えて、復職から現在に至ります。
正直なところ、完治しているとは全く思っていません。いまも不安定になることもありますし、一時的に落ちてるなーと感じることもあります。
ですが、考え方やとらえ方を変えれば、こんなに楽になるのか!と感じた経験が、今の考え方を作っていると思います。

長いお付き合いになるかと思いますが、「これも自分」と考えれば、七転八倒していたことも、自分を変えようともがいていることも、いとおしいような気もします。

無理をせず、自分をいとおしみ、大切にしていきましょう。
「ご自愛ください」とは、素晴らしい日本語ですね…

Koharu

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