いいなと思った考え方

面接の定番の質問。
「あなたの尊敬する著名な人物は?」
「好きな言葉は?」
私、この類の質問めちゃくちゃ苦手で。

周囲で尊敬する人物ならいる。歴史上の、とか有名人で、とか言われると実は思いつかなくて、不採用覚悟で誰も知らないような母校の創設者を挙げてやり過ごしたこともある。落ちた✌️

でも、最近こころから素敵だなと思う言葉(考え方)に出会ったので記録しておこうと思う。

「結果は決まっていて、自分はそこに行くための方法を選んだだけ(芦田愛菜)」

朝のワイドショーか何かで聞いた。そのときは、さすが愛菜ちゃん大人だなあ、と感心するだけだったが、最近になって身に沁みるようになった。

私は自分に何か予想外のことが起こったとき、失敗したとき、辛い気持ちになったとき、その原因を追究しすぎる癖がある。原因を知っておかないと、今後おなじことを繰り返すだろうと思っていたから。
それに加えて、私は何においても先回りして自分の動きを最大限確保しておこうとする質だ。自分の人生、人の反応……できる限り予想をして行動する。小心者だから、自分を取り巻く環境をある程度掌握することで安心したいのだと思う。

そういうふうに生きてきたからこそアドリブに弱いし、悪いことが起きたときに負のスパイラルに陥りやすい。また、確実性を求めすぎて行動を狭めてしまっている。石橋を叩くだけ叩いて渡らないよね。これまで担任の先生から何度も言われてきたし、そのとおりだ。

病気に関しても同じく。何か新たな症状が出るたびに振り返ってばかりで先に進まない。結局、今ある症状に向き合うことしか解決策はないのに。
私の人生こんなはずじゃなかった。考えるほどに心を病むし身体もおかしくなる、その繰り返し。

そういう自分の生き方を見直そうと思ったときに、ふと芦田愛菜ちゃんの言葉が響いた。

自分の日常、人間関係、人生、病気をコントロールできると信じているから苦しむんだ。
大抵のことはどうにもならない。努力しても気をつけていても失敗はするし、悲劇は起こる。与えたぶんの愛情がそっくりそのまま返ってくることもない。

じゃあ投げやりになるのかというとそれは違う。
不確定な未来に恐れ慄くよりも、現状に目を向けて最善と思う方法をとる。そうしていれば、いずれ終着点に辿り着く。

これを知り合いが見たら特定されるかもしれないが、あえて言う。高校のときの倫理の先生に
「人は乗り越え存在だ」
と口酸っぱく教えられてきた。何が起ころうともそのときのベストを模索し行動する、それしかない。そういう意味だ。思い返すと、その先生からはたくさんの人生のヒントを貰った気がする。

事実と今の自分を受け入れる強さ、現状と真摯にに向き合う姿勢が私には欠けている。
自分の至らなさに不思議とショックは受けない。
むしろゴールまでの道筋を自由に生きようという解放感すらあって、心が軽くなった。

今後なにかの機会に好きな言葉やその有名人を聞かれたら、これを回答にしようと思う。

さてと、病院行ってきますか!


⬆️の芦田愛菜さんのインタビューはこちら。
前半1分くらいです。気になったら見てみてね。
https://youtu.be/Ljn8W_sVDSY?feature=shared

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