『日はまた昇る』読み終わりました

今から思えば、私の青春時代は
学生運動の下火とともに反学生運動的な対決姿勢を強めようと思う『未来志向』の必要性がなくなり
ポッカリ穴の空いた中に
いわゆる『ノンポリ(nonpolitical)』『しらけ』が入り込み
「先のことなどあまり考えずに今やりたいことをやる」「趣味にあった暮らし方」を選ぶ割合の高くなった『現在志向』が
刹那主義をどんどん肯定していくという中で時間が過ぎていった気がする
そういう意味で、『日はまた昇る』が復活ではなく変わらぬ生活に対するやるせなさを意味していることに自分の青春時代を思い起こさせられたような気がする

若い頃読んでいたら
人生変わったか
いや、理解できなかったか
さらに自堕落していたか
若い頃読んだ人の感想を聞いてみたいけど
今となってはどうでもいいことなんだけどね

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