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『きれいごとを、信じることを』 #ポエムのある暮らし


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大切な人がいますか、あなたには
わたしにはいます、
世界でいちばん大切な人が、わたしにはいます

大切な人がいますか、あなたにも
いてくれたらいいな、
世界でいちばん大切な人が、あなたのとなりに

もし
となりじゃなかったとしても、あなたのこころの奥のほうに


だれかが
だれかにとっての世界一だ
そんなきれいごとを
いったいだれが信じるだろうか
そう思うなら
まずは信じてみて、あなたが
わたしは信じている、信じ切ってみせる
悲しい顔を
させたらいけないの、わたしは
わたしのいちばん、大切な人に
つらい思いを
させたらいけないから、わたしは
わたしをいちばん、大切に思ってくれる人に


『きれいごとを、信じることを』





きれいごとを信じることができるようになると、その先にまたもっときれいなきれいごとが見えるようになることがわかった。それを延々追いかけたならそのうち聖人にでもなれるのかもしれないと思うけれど、まだまだきっとわたしは未熟だから、だからわたしはあの人の顔を見る。
あの人が悲しい顔をしていないか、きれいごとを信じるのと同じだけ、それをものごとの良し悪しの判断基準にすることにした。
恋や愛は宗教みたいなものだろうか、わたしはちがうと思うけれど、それでもあの人はわたしのこころの拠りどころであり何かとこころによぎる人であり、そんな人を悲しませたりつらい思いをさせたりして挙句に失ってしまったりしたらそんなことはあり得なくて許されないから、だからわたしはあの人の顔を見る。
あの人に、特別な力があるわけじゃない。
神様じゃないし、仏様でもない。
それでもわたしは、あの人の顔を見る。
あの人が笑うことをする、それがきっと、正しいことであって、わたしがするべきことなのだろうと思う。





このnoteは、定期購読マガジン『ポエムのある暮らし』収録noteです。
ポエムからはじまり、バーテンダー歴15年のぼくがご紹介する「おうちでつくるかんたんカクテル」、ショートエッセイを掲載しています。更新は、月4回。
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ここからお酒のお話をして、そのあとショートエッセイにつづきます。


バーボンって、こんなお酒。

「バーボン(Bourbon)」というお酒をご存じでしょうか。
バーボンは、アメリカでつくられるウイスキーの一種です。かんたんに、定義をご紹介します。

...と思ったんですけど、ちょっと長くなりそうなので先にカクテルをご紹介することにします。
バーボンの何たるかはそのあとに。

アルコール感満載、ハードボイルドなイメージのあるお酒ですが、きっとイメージどおりのテイストです。カクテルにしても自己主張はつよめ。どちらかというと、お酒好きの方向けかなぁ。
今回はスタンダードなカクテルをふたつ、ご紹介します。

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バーボン以外につかう材料は、今回はこれ(レモンスライス、オレンジスライス、オレンジピール、スペアミント、角砂糖)と、お水とシロップです。
それではかんたんおうちカクテル、どうぞ。


ミントジュレップ(Mint Julep)

ミントをつかう代表的なカクテルとして、以前「モヒート(Mojito)」をご紹介しました。ミントジュレップは、モヒートのベースをラムに変えてライムを抜いた形。ケンタッキー州で行われる競馬の最高峰「ケンタッキーダービー」のオフィシャルカクテルとしても有名です。
バーボン以外のお酒はつかわないので、つくり方はいたってシンプルです。

バーボン 30~60ml
シロップ 5ml(小さじ1杯)程度
水またはソーダ 15~30ml(バーボンの半分程度の量)
スペアミント 適量(葉っぱ10枚くらい)
ミントの葉を入れたグラスにバーボン、シロップ、水またはソーダを入れ、ミントを軽くつぶして香りを出す。クラッシュアイスを詰めて混ぜ、しっかり冷やす。ストローを飾る。

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こんな感じです。
むずかしい点があるとすれば、クラッシュアイスってなかなかおうちにはないんですよね。製氷機の氷だとちょっと大きすぎるので、クラッシュアイスがなければ製氷機の氷をビニールに入れ、包丁の背やすり鉢などでたたいてちょっと砕いてあげてください(ケガをしないように!)。写真はそのようにして氷を砕きました。
グラスの外に霜がつくほどキンキンに冷えたほうがおいしいのでクラッシュアイスをつかうのですが、さいきん寒くなってきたので氷はほどほど細かければそれでいいかもしれません。
ミントの葉はグラスの中でつぶす以外にも、ちぎって入れるなどして香りを出す方法もあります。また、茎を入れるかどうかは判断の分かれるところ。

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(こんなたくましい茎はつかわないでくださいね)

いずれにせよあまりつぶしすぎると黒くなってえぐみが出てしまうので、気をつけてください。ぎゅっぎゅっと軽く押してあげるくらいがちょうどいいかもしれません。

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(つぶしすぎるとこんなに黒くなってしまいます...)

グラスはなんでもいいです。薄いグラスのほうが冷たさが感じられて気分が出ますが、つくりやすいのはどっしりしたロックグラスかな、と思います。

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(ちなみに、今回つかったミントはおうちで育てたもの。摘んで洗ってカクテルにin、すてき)

飲みごたえと清涼感が伴うカクテルって以外とないので、機会があったら試してみてくださいね。

次は、なぜかさいきん流行りはじめたこちらのカクテル。


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