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『雨に打たれたら』 #ポエムのある暮らし






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きみの傘を鳴らすその音に
そっと耳を傾ける 並んで歩く、その
傘を鳴らす音を、いつも聴いていたいと思う

あなたの傘が奏でる、
淡い音色を聴いている となりで
でも ほんとうに聴きたいのは、雨音、

では
なくて、

傘をたたんで雨に打たれたら、
ふたり思いを伝えることができるだろうか
傘をたたんで雨に濡れたなら、
ほんとうに聴きたい言葉が聴けるだろうか
のせたいのは
声、に
傘に隠れた
その表情を
包む、
雨が
ほら、
優しく

傘をたたんで雨に打たれたら、ふたり きっと思いを 声にのせて、


ぽつ

ぽつ

ぴちゃん。



『雨に打たれたら』









このマガジンに収録するnoteは前半がポエム、後半にお酒や写真を話題にした文章やエッセイとなっています。
詳細はこちらのnoteをご覧ください。








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これは、自戒としても。
だれにでも、あらゆることに言えることとしても。

思っていることは、言わなきゃ伝わらないよって。
そんな当たりまえのことが、いつもわからなくなる。



傘をさして歩いていると、独り、をつよく意識する。
視野が狭くなるし、傘を打つ雨音に周りの音がかき消される気がするから。
すれちがう人の顔も、見えない。
となりを歩くあなたの表情も、わからない。
そこにいるのはわかっているのに、どこか遠い、遠いところにいるようで、それがときに心地よく、ときにたまらなく寂しい。

傘をさして、濡れないように歩く。
のを、やめてみたらどうだろう。
きっと簡単じゃないんだ、それは。
服は濡れてしまうし、さむくて風邪をひいてしまうかもしれない。
あなたに風邪を、うつしてしまうかもしれない。
でも。
それがきっかけで、あなたのやさしさに触れることができるかもしれない。
あなたの、まだ知らなかった部分に触れることができるかもしれない。
そしてそれは、
飾ることのできない自分を、受け入れてもらえるチャンスかもしれない。


傘をさして、濡れないように歩く。
大人として社会人として、当たりまえのように、ぼくらは傘をさして歩く。
人に迷惑をかけないように。
人に、自分をさらけ出さないように。
悠然と、余裕をもって、歩く。
独りになれることは、心地よいことだ。
だから、
無理して傘をたたんで歩くことは、しなくていい。
でも、ときに。
傘はたたんでしまって、並んで歩くあなたと一緒に、雨に濡れたっていい。

そして、もっとも。
傘に、余裕があるならば。
ふたりひとつに収まったって、いいのだけど。









しっとりポエムのあとに、がらっと空気を変えるのどうしたらいいですか。

ウイスキーの話、していいですか。

と、いうことで。
ここから後半部分にはいります!

前回はここで、かんたんおうちカクテルと題して「プレリュードフィズ」というカクテルのつくり方をご紹介しました。今回は、ウイスキーについて。
ウイスキーに興味がある人、そうでもない人。おいしい飲み方、銘柄を知りたい、そんな人。できるだけたくさんの人に興味をもってもらえるような内容にしていきたいと思います。

ウイスキーが苦手な方にも提案できるおいしい飲み方を最後に書いておきましたので、読んでいただいて損はないですよ。





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(グラスの絵がもうちょっと...などのご指摘は、受けつけません。汗)


ウイスキーは、友だちだ。

「生命の水」という意味の言葉を語源に持つ、「ウイスキー(whiskyまたはwhiskey)」。その荒々しくも繊細で奥行きのあるテイストは近年さらに多くのファンを獲得していますが、まだまだ馴染みのない人は多い。

ふだんはビールが友だちだ。ワインだ、焼酎だ。
もちろんそれで、いいんです。
ただそこにもうひとり、加えてほしい友だちがいます。
それが、ウイスキーなんです。


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オンからオフへ。その先を、ウイスキーとともに

皆さんは、週に何回いわゆる「晩酌」の時間をもちますか。毎日の人もいるだろうし、週に1,2回の人もいるかもしれない。ひとりで楽しむ人、パートナーと、家族と、友人と。きっと、いろんな楽しみ方があることでしょう。
オンからオフへ、そして、オフを楽しむ。
そんな時間に、ウイスキーを迎えてみてほしい。

ウイスキーがあなたの友だちとしてふさわしい理由があります。

・どんなシーンにも寄り添ってくれる
・カジュアルにも、たまの贅沢にも付き合ってくれる
・コストパフォーマンスに優れている

今日はそんな部分について、お話をしてみたいと思います。


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ウイスキーが、あなたの友だちとしてふさわしい理由

お酒を飲むときには、皆さんそれぞれのパターンがあると思います。
ビールからはじめる人もいれば、優雅にスパークリングワインからはいる人もいるかもしれません。食事と合わせて日本酒や白ワインかもしれない。2杯目以降は赤ワインだったり焼酎だったり。締めにはすこし甘いお酒ですか?ビールやワインをずっと続けるのが好きな人もいると思います。

1杯目のビールがのどを通るときの幸福感、ぼくもよく知っています。だからそれは、無理に変えなくてもいい。それでもそのあと、ちょっと腰を落ち着けたら。そこから先は、ウイスキーをお供に時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

なぜならウイスキーは、あらゆるスタンスに応えてくれるから。最初の1杯、ビールじゃなければハイボールで。何杯か続けてもいいし、途中から水割りやロックにしてもいい。
さいごはストレートでゆっくりと。
ひとりで飲んでいても、だれと飲んでいても。時間の経過に合わせてその表情を変えるウイスキー。その魅力に気づいたら、きっと永く友だちでいられるはず。


どんなにおいしくても気に入っていても、毎回高くつくようではそうそう気軽に付き合えない。そんなことだってあると思います。
ウイスキーって、なんだか高そう。そう思う人もいるかもしれませんが、意外にそんなことはないんです。もちろん1本数万円のものもたくさんありますが、コストパフォーマンス(※)に優れたものも同じだけたくさんあります。

※これからご紹介する「コストパフォーマンス」とは、ただ「安く飲める」という意味ではありません。適切な価格でその価値以上の体験ができる、そういった意味合いでご紹介します。「とにかく安上がり!」もこのあとご紹介するので、そちらもあわせてご覧いただければありがたく思います。

ちょっとこちらをご覧ください。

缶ビール(350ml) 200円
グラスワイン(120ml) 240円(ボトル1本1,500円と仮定)

たとえば自宅でカジュアルによく飲まれるお酒、そのコストはだいたいこれくらい。これ、ウイスキーに換算したらいったいどうなるでしょう。
ウイスキーのボトル1本は通常700ml。バーでは通常ウイスキーは1杯30mlなので、ボトル1本で23杯楽しめる計算になります。そう考えると、缶ビール1本と同じコストで飲めるウイスキーのボトル価格は約4,500円。グラスワインで考えると約5,600円のボトルが買える計算になるのです。

1本5,000円のウイスキー。高いと思いますか?まあ、安くはない。ですが。
ウイスキーのいいところは、「保存がきく」ということ。しかも、保存のために必要なことはありません。キャップを閉めて、部屋においておけばいい。とってもタフなお酒なんです。こればかりは、ビールやワインにはない強み。
決して値段がすべてではありませんが、1本5,000円のウイスキーであれば、いろんな楽しみ方ができます。先ほど書いたように、ハイボールでも水割りでも、ストレートでも。週末に1杯ずつ飲んだらだいたい半年ですね。ぼくの消費ペースも似たようなものです。1年かけて飲んだっていいんだから、10,000円のボトルだっていいんです。ちょっと語弊がありますか?でもそこにはまた違った魅力があるんです。きりがないのでこのあたりはまた別の機会に。

いかがでしょうか。
ウイスキーを、あなたの友だちとして。
ちょっと誘ってみても、いいんじゃないかなって思ってもらえたら。


超カジュアルなウイスキーもあります。

先ほど書きましたが、価格的に超カジュアルなウイスキーについても触れておきますね。
低価格で満足度の高いウイスキーとしておすすめ、こちら。これも定期で書いていこうかな。

見てください。
これは今非常に多くの居酒屋さんやカジュアルなダイニングバーなどでつかわれているスコッチウイスキー、「デュワーズ ホワイトラベル」です。これがボトル1本1,000円ちょっと。これで23杯とったら1杯約50円です。

カジュアルなシチュエーションでよく飲まれるお酒との比較をしてみます。
先ほどの表。

缶ビール(350ml) 200円
グラスワイン(120ml) 240円(ボトル1本1,500円と仮定)

もうお分かりですよね、その差は歴然。

デュワーズハイボール 60円(上記デュワーズ50円+ソーダ10円と仮定)

じっくり味わう、という意味ではほかに格上だらけのお酒ではありますが、入り口としてお試しいただくのはアリかなと思っています。






今日はウイスキーについて書く最初のnoteだったので、まずはウイスキーに親しみを感じてもらいたいということを念頭に置いて書いてきました。
でもこれは、根本的なことを考えずに書いていたんですけどね。

ウイスキーがそもそも、苦手な人がいるということ。

だから今日のラストはひとつ、そんな人にも試してほしい、ウイスキー初心者必見の、ぼくのおすすめの飲み方をご紹介しておきます(実際お店でも、初心者の方にこの飲み方をおすすめすることは多いです)。

※の部分は本note最下部に解説を入れます。


初心者必見、だいすーけ的「ウイスキーはコレで割れ!」

さて。
ハイボール(※1)でもちょっとなぁ、というウイスキー初心者のあなたへ、まずはウイスキーをおいしく飲めるようになる足掛かりとしての飲み方をご紹介します。

これです。

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ジンジャーエールをつかいます!

題して
おうちでつくるかんたん「ウイスキーバック(Whisky Buck)」(※2)
つくり方はとってもかんたん。

だいすーけ的おうちでつくるウイスキーバック
ウイスキー(なんでもいいです) 30ml
レモンジュース 5ml
ジンジャーエール 適量
上記の材料を、氷を入れたタンブラーに注ぐ。軽く混ぜる。

以上!
バーのレシピも書いておきます。

ちゃんとつくると...。
ウイスキー 30ml
レモンorライムカット 1/4
ジンジャーエール 適量
タンブラーにレモンorライムカットを絞り入れ、氷を入れてウイスキーを注ぐ。ジンジャーエールで満たし、軽くステア。

タンブラーっていうのは、背の高いグラスのこと。ロックグラスは炭酸が抜けやすくワイングラスだと飲みづらいのでごく一般的なグラスをつかえばいいと思いますが、しいて言えばグラスの厚みのないもののほうがおいしく飲める気がしています。

ウイスキー30mlと書きましたが、だいたいでOK。目安としては、ウイスキー1にたいしてジンジャーエール2.5から3です。だから、ウイスキーを30ml使用した場合、割るジンジャーエールは75ml~90mlが適量。あくまでぼくの考えでは、です。
レモンジュース5mlって、微妙だけど重要。5mlって書くとピンと来ないかもしれませんが、小さじ1杯だと思ってください。

つくるときのコツとしては、前回のおうちカクテル「プレリュードフィズ」でも書きましたが、炭酸を入れたあとに混ぜすぎないこと。炭酸が抜けるのがはやくなってしまい、ゆっくり楽しめなくなります。スプーンをかるーく1回転。
それだけで十分混ざります。

ジンジャーエールが甘いですが、レモンの酸味がほどよく味を引き締めてくれるのでそれほど目立たないと思います。ソーダで割るよりお酒感がすくなく、それでいてちゃんとウイスキーの味もする。

ジンジャーエールにもいろいろありますが、まずはスタンダードの「カナダドライ」をつかっていただければいいかなと思います。キリッと辛口がお好みであれば「ウィルキンソン」のジンジャーエールをつかってください。分量は同じ。味ががらりと変わるので、比べてみても面白いかなと思います。写真でつかったのは、ウィルキンソンです。

今回つかった材料は、こちら。

もしくは

そして、1杯にかかった費用はこんな感じ(実際に自分で買った価格で算出しています)。

ジェムソン 67円
レモンジュース 5円
ジンジャーエール 20円

合計92円!
お得だと思いませんか?
ぼくはビールは一口でいい派なので、こういう飲みものはほんとうに重宝しています。
ウイスキー初心者の方にも、ハイボールはちょっと飽きたかな、という方にも。これは自信をもっておすすめできる飲み方です。

もしレモンがあるならぜひ贅沢に絞り入れてくださいね(この場合もちろん既製品のレモンジュースは入れません)。
1/4つかうと見た目的にもリッチな気分になれます!

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レモンをカットするときは、上下と真ん中のワタを落としてください。果肉部分に包丁で横に切れ目を入れておくと、強く絞らなくても果汁がたくさん出ますよ。

おさらい!

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ちなみにグラスにはいっている丸氷は、フライングタイガーで売ってるコレをつかいました。

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ガチャガチャのケースみたいな容器に水をいれてつくります。4個セットでたしか数百円だったと思いますので、これもおすすめ!



おわりに

ポエムからはじまってウイスキーについて読んでもらってだいたい6,000字。ぼくは皆さんをどこに連れていこうとしているのでしょうか。お付き合いいただきほんとうにありがとうございます。
ここまでご覧いただけた方は基本的にはウイスキーがお好きな方が多いと思うのですが、お好きな銘柄とかありますか?価格の問題などありますが、それが好きならきっとこれも好きだと思いますよ!というアドバイスはできますのでよかったら教えてください。もちろん、これから飲みたい!という人も。お手伝いできることは、させていただきます。シンプルな感想も、よかったらお願いします。
昨今のこの状況でなければ気軽に行ける蒸留所のご紹介などもしたいと思ってはいるのですが、それはおいおいということになりそうですよね。これからもお酒の話、写真とポエムの話、書いていこうと思います。

次回の後半部分はかんたんおうちカクテル第2弾をご紹介する予定です。ポエムももちろん、力を入れて書きます。ぜひ、お付き合いいただければと思います。
ありがとうございました。





※1 「ハイボール」は「ソーダ割り」のことを指すという認識の方が多いと思いますが、定義によってはジンジャーエールもコーラも水も、「割って飲む」もの全体を「ハイボール」とすることもあります。
※2「バック」という飲み方があります。スピリッツをジンジャーエールで割り、レモンかライムを絞り入れるスタイル。「ジンバック」や「ブランデーバック」なども有名です。


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