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響く。

響く、という言葉が好きだ。

いろんな音や気持ちが、あらゆる角度に反射しそうなその見た目も。
波紋のように、こころにゆっくり染み入るような、その語感も。
目に、音に、うつくしい。
ずっと大切にしたい、すてきな言葉だと思っている。


ほんとうはそんなすてきな言葉について書いていきたいのだけれど、今日ぼくは間違ったことをしてしまったので、自戒をこめて、ここから反省文を書きます。



人のこころに響くような文章を書きたいと思ってはいるけれど、響かせようと思って書いている時点でそれは難しいのだろうと思う。

響かせよう、上手い言葉を入れよう。

そんな浅はかな考えは、ペラペラで、どんな紙より薄くて、きっと簡単に見透かされてしまう。


書きかけだったnoteを、さっきポイっとした。
どんなに工夫しても、自分のこころにさえ微塵も響かない。
それはきっと、自分を騙したから。
ほんとうは納得のいっていない言葉を、あたかもそう思っているかのように。
形にすることを優先して、自分を偽ろうとしたから。

自分の気持ちや考えを紡いでいくために、だれかに伝えるためにやっていることなのに。
今日ぼくは、その優先順位を間違えてしまった。
飾った言葉を先につくって、どうにか入れ込もうとしてしまった。
だれに向かって書いているのか。だれに届いてほしいのか。
それが見えていなかった。


そんなものが、人のこころに響くことがあるだろうか。
すこし立ち止まって考えれば、わかることなのに。


今日は、まだまだなのに初心を忘れかけた、情けないぼくへの自戒。

うつくしい言葉を操って、うつくしい文章を作りたい。
そんな大それたことは、一旦脇へ置いておきなさいと。

響くという言葉のうつくしさを、ぼく自身が損なってしまわないように。
そのうつくしい響きに、虚しさを伴わせてしまわないように。
恥ずかしい今日のぼくの間違いを、忘れないように、晒しておきます。

つまらないnoteになってしまって、ごめんなさい。
明日からまた、よろしくお願いします。





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