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だからスキを手渡したいんだ week10

ついに10回目を迎えました、このシリーズ。ありがとうございます、毎週楽しく取り組んでいます。
「自分のスキをしっかり表明する」、それを目標にしたことの一環ではじめたことですが、これがきっかけでたくさんの方の文章に触れることができました。noteの世界の広さを日々実感しているところ。

今週もたくさんnoteを読みました。その中から今回も5つの作品をご紹介します。

それではさっそく。
どうぞ!

これはあくまでも主観に基づいた取り組みです。ぼくの言葉でご紹介したいと思ったものを、無理のない範囲でご紹介していきますので、お付き合い頂けたらうれしく思います。




“締切”がもたらす緊張感、わりと好きよ / み・カミーノ さん

すこしの心がけでできる、タスク処理術。読み終えて、「なるほどね!」と納得しました。

み・カミーノさんは、翻訳業をされています。それもすこし専門的な、「特許」についての文書の翻訳をされているとのこと。
ひとつの仕事に発生するさまざまな段取りを細かく説明してくださっていますが、見てみてください。ひとつの特許翻訳にかかる段取りと時間、ただ圧倒されます。ミスの許されない仕事は何より繊細さと「冷静でフラットな視線」が必要。

ミッションを滞りなく完遂するには、締切日から逆算してこの段取りそれぞれに「プチ締切」を設定するのだとか。

あとは淡々とマラソンを走るように、各給水所=“プチ締切”を小さな目標にして、ゴールテープ=翻訳完成を目指すのみ。

この「プチ締切」が、作業に「適度な緊張感」を与えてくれる。

適度な緊張感をもって仕事をすると、無駄の少ない動線を意識できる。

皆さんそれぞれのお仕事や生活にも応用できる、素敵な心がけ。ぜひ参考にしてみてくださいね。


noteに文章を書くとき、私が心がけている3つのこと / Emiko さん

タイトルとタイトルから連想される文章の中身が過不足なく一致することって、じつはそうかんたんなことではないと思っています。
Emikoさんのこのnoteは、そのピッタリ加減がまるでお手本のよう。もっともそんな事を言っては失礼なのだと途中で気づきました。なぜならEmikoさんは、国語科の先生でいらっしゃったということなのですから...。

私が記事を書くときに気をつけていることが3つある。

冒頭は一行。ここから整然と「3つの心がけ」が述べられます。
わかりやすい文章であること、説得力のある文章であること、自分に正直な文章であること。それぞれについて理路整然と述べられています。
もちろんこのnoteは「3つの心がけ」を多分に意識されて敢えてこう書かれたものなのだとは思うのですが、気持ちの良すぎる展開の整然さ潔さに目を奪われます。
で、ラスト。

以上、三点。

ここまででピッタリ1500字。

「こういうことですよ」、って、伝えたいことをビシッとそのまま文章に体現するこのワザ。
たいへんにおそれいりました...!


【TED全文】否定と分断を乗り越えるフレーズ:だから「これもお茶だ」と言い続ける / 矢島 愛子 / Teaist🍵 さん

「これもお茶だ」

タイトルにあるように、このフレーズは「否定と分断を乗り越える」ためのもの。
「お茶」と「否定と分断を乗り越えること」、そこにいったいどのような繋がりがあるのだろうか。「これもお茶だ」とは何なのか。
「これもお茶だ」をここの数行で説明することはなかなかに難しくて、ここでは「こういう考え方があるよ!」ということをご紹介するにとどめたいと思います。

もっと大事なことは、「これ"も"〇〇だ」と言うことで、自分の意見を主張しながらも他人を否定せずに済むということです。

(誰かの)当たりまえから外れた人がマイノリティになるのは、何もお茶に限った話ではありません。この広範と普遍にわたる問題について、「お茶」に携わった経験から言えること、できること。
その思いと考え方を「Teaist」という独特の肩書に込めた愛子さん。このnoteとTEDの動画ではそれらが熱をもって語られていますので、どうかご覧頂ければと思います。このアプローチに、ぼくはたいへんに共感しました。

「これもお茶だ」を知るもうためのもう一つの手段として、嶋津さんのstand.fmでのインタビューを挙げておきます。

「これもお茶だ」に、触れてみてください。あなたにも、「これも○○だ」と言いたくなることが見つかるかもしれません。


note1本書くほどでもないけれど / きゆか さん

note1本書くほどでもないけど、Twitterだと短すぎる。そんな話を数本まとめたらnote1本書けるんじゃないかと思いました。ナイスアイデア。

それな...!と、多くの人の声が聞こえるようです。あるんですよね、1,000字も2,000字も書くほどでもないと思うんだけど、140字じゃどうしても足りない。でもそのとき思考をよぎったそれをそのまま逃してしまうのはもったいないし、なんとかして形にしておきたい。

noteはテーマをひとつに絞って書くべきだとか、なんとなくぼくもそう思っていました。でも自由なんですよね、自分の表現の手段手法として。それは小説やエッセイや詩や日記など、様々なジャンルのものを書くのと同じ。

きゆかさんのnoteをご覧になってください。何の脈絡もないテーマを連ねて2,000字。それでもどうですか。ちゃんとひとつのnoteとして成立している。

大切なのはきっと、それが「わたしが感じた、考えた、書いた」ものであること。「○○さん」という人間が、文章の奥に透けて見える、窺えることだと思うんですよね。

noteにするには半端だと、書くことを諦めてしまったテーマをお持ちの方。こんなふうに、いくつかのテーマを連ねて書いてもいいんです。それでもきっと、読む人には「あなた」の顔が見えるはずだから。


noteでは、PV増えても読まれてるとは限らない。ので総PV誇ってるやつらは警戒すろ / 遊行剣禅 さん

皆さんはいかがですか。PV(ページビュー)って気になりますか。気にしない気にしないなんて言いながら、ぼくは今でも気になります。でもnoteにおけるPVの意味するところって『記事がタイムラインなどの一覧ページに表示された回数も加算されています』だということ(『』部分、「noteヘルプセンター内【アクセス状況をみる】」より抜粋)、ご存知でしたか。
とくに何を対策したわけでもありませんが、PVが伸びるにはどうしたらいいのかなんてぼくも考えていたことがあります。TLに出ただけでカウントなんて最初は知らなかったから。
でもまあ、これはこれで仕様だと思えばいいんです。その数字が無価値なわけではない。読まれていないことを承知で数だけ稼ごうと策を弄したわけでなければ。

大事なところはここ。思いつかなかったんですけど、こんなことも起こりえるのだという怖い話。

noteの総PVは簡単にファーム(捏造増産の意)出来る

たしかにそうですよね...PVだけを追って数稼ぎをすれば、「○○ビュー突破」!みたいなスタンスでノウハウ商材がつくれてしまうかも。noteのこの仕様を悪意をもって利用しようとすれば、きっとそんなに難しいことではない。「PV」という点で嘘じゃないわけですからね。

もしかりに今回書いたような挙動を行っているヤツを発見したら、距離を置いて、重々警戒すろ。間違ってもフォローはするな。いいな?

未読の方、ぜひ。こんなこともあり得るんだと、知っておいて損はないんです。大切な注意喚起かなと思います。ありがとうございます。



「だからスキを手渡したいんだ week10」、いかがだったでしょうか。
ここまで10回、50名以上の方のnoteをご紹介してきました。とくに言っていなかったんですけど、最初の10回はできるだけぼくがたくさんの方に出会いたい、読んでくれる皆さんが出会ってほしいと思っていて、ご紹介はおひとりひとつに絞っていたんです。次回からはそのあたりあまり気にせずにご紹介したいなと思っています。

じつはよくあるんですけどね。ああ、これご紹介したいなと思っても、どうしてもうまく言葉にならない。書かれた方の思いをちゃんと理解できているか、ぼくの言葉に落とし込むことがほんとうに適切なのか。紹介文を書いてみたはいいものの、ちょっとふさわしくないかもしれない。そんな感じでご紹介を見送ってしまったり。
うまくまとめられなかったというよりも、書かれた熱量や思いの大きさや重さをちゃんと伝えられているのかどうか。手に余る(あくまでぼくの手に、です)と言ったら語弊がありますけど、でもそんな感じ。ご紹介するのに向いていない種類のnoteもあるんだなぁと、思ったりしたわけです(取るに足らないという意味ではないですよ、念のため)。
ふだん仲良くして頂いている方のnoteでも、結局ご紹介できなかったものがたくさんあります。それは、このような理由からでした。

10回目、ちょっとした節目なので、ここまでやってきて思ったことを書いてみました。
とはいってもやっぱりたのしいですね、多くに触れるということ。これからもゆっくり続けていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
それでは今回は、このへんで。
お付き合いありがとうございました。






このシリーズはマガジンにしてありますので、よかったらご覧になってください。あなたがまだ出会っていない「スキ」、見つかるかもしれませんよ。







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