スクリレックスをひさしぶりに聴いたら驚いた
ダブステップが流行っていた頃。
ズギュンズギュンとうなる重低音に、案の定僕はカッケェ!と聴きあさっていた。
そんなとき、出会ったのがスクリレックスだ。
アルバム『Bangarang』や『Scary Monsters and Nice Sprites』を聴いて衝撃を受けた。
こんなグッチャぐちゃのカッコイイ音楽あるんだ!!
世界の広さを感じた。日本では生まれないような音楽だと思った。
とにかくサウンドが攻撃的。鼓膜が痛くなるほどだ。もしこれをクラブで体感できたら……想像するだけでワクワクがとまらない。
スクリレックスはまさにEDM、アルコールが飛び交うようなアゲアゲな音楽という強烈な印象が僕にインプットされた。
月日は経ち、数日前にApple Musicのエレクトロニックランキングを上から聴いていたときのことだ。
ランキングを聴いていたのもほんとうになんとなく。気まぐれになにか新しい音楽ないかなーくらいだった。
イントロ2秒で心を掴まれた。2秒で、すごくいい曲だと察知するには十分だった。
スクリレックスの『Real Spring』。先月なんと2枚アルバムをリリースしたらしく、その片方である『Don't Get Too Close』に収録されている。
とってもメロディアスで、すこしもの悲しい物語の中にいるような、現実じゃないみたいな雰囲気をまとっている。
たった2分くらいの短い曲だ。いちばんの盛り上がりどころも、1度だけでおわってしまう。
長さも曲調も、儚い曲なのだ。
歌詞の英語は全くわからないけど、好き!と断言できる。そのくらいお気に入りになった。
ニューアルバムのほかの曲も聴いてみたけど、以前に比べてだいぶ落ち着いているような?
近年の楽曲はズギュンズギュンとした攻撃性はおさまって、落ち着いた曲調の中にある激しさが強調されている気がした。
音楽性の変化かな……?とも思ったけど、相変わらず重低音はしっかり鳴り響いてるからそこらへんはしっかりスクリレックスだ。
サブスクってこういう出会いがあるからおもしろい。はじめましてもあるし、またお会いしましたねもある。
スクリレックスひさしぶり〜!ちょっと痩せた?あーでも中身は変わんないねぇ!
そんな感じだ。
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