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学問と芸術

学問は主に知を探求し、芸術は主に表現を探求します。

これらはどちらも重要な行為で、自転車の両輪のようなものでもあります。

例えば、どんなに知識があってもそれをこの世界に何らかの仕方で表現できる能力がなければその知識を活かすことは難しくなるでしょう。逆に、何かを表現しようとしても何の表現したい対象も持たない場合にはその表現能力は宝の持ち腐れになってしまう可能性が出てきます。

なので学問と芸術に優劣はありません。どちらが難しくてどちらが簡単ということもありません。どちらも極めて大切で、奥深い技能だと言えると思います。

もちろん学問の方が得意で芸術の方が苦手とか、その逆の場合もあるとは思います。それも素晴らしい個性の一つですが、それらが「すべて」ではありません。社会は色々な人が存在してくれるおかげで成り立っていますから、要らない人や価値の低い人というのはいません。その意味では、人はみんな等価値であると言えます。

すべてのものが大切でこの世界に無駄なものというのは基本的にないので、どんなものともうまく折り合って共存していけるといいのかもしれません。

学問と芸術も本来、歪み合うべきものでもないので、お互いに協力しながら、より良い未来を共に作っていけるといいように思います。

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