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「秋の手仕事展」出品作家 現代の暮らしに寄り添う割烹着kapoc

こんばんは。
本日も足を運んでいただいた、皆さまありがとうございました。
さて以前より、準備を進めてまいりました「割烹着と秋の手仕事」展も
来週22日からとなりました。

本日より出品作家の皆さまのご紹介をさせていただきます。

割烹着  kapoc

kapoc 2nd 前面


kapoc 2nd 後面

商品のプロダクトデザインを務められているHOME STORE 渡邊さんより
kapocについてお聞かせいただきました!

kapocはどういったきっかけで始まっているのでしょうか。



ーーーーおよそ60年に渡り割烹着を作り続けている社長さんから、
「もう一度割烹着の文化を復活させたい」という思いを聞き、
そこからkapocづくりがスタートしました。2016年のことです。

それまで割烹着というと画一的な、あの「袖口にゴムのついた白の定番」か、
チェック柄にクマさんのワッペンがついた可愛らしいものしかありませんでした。

エプロンはどんどん新しくて、素敵なものが出てきているのに、
割烹着は誰も見向きもしない・・
だったらみんなが振り向いてくれるような
もっとおしゃれで、今の暮らしにマッチするものを作ろう、
そんな思いからのスタートです。

big big
kapocの着こなし

デザインをするにあたり、影響を受けたものなどはありますか。


kapoc 1st.を開発する際、着目したのは、1900年頃の発祥と言われているイギリスの羊飼いが着ていた作用服である” Indigo linen smock”です。ジャケットの上からでもすっぽりと着られるその姿はまさに割烹着そのもの。しかもそのSmockは100年以上経った今でもファッションアイテムとして珍重されている点に注目し、私たちの割烹着も作業着でありながら、ファッションアイテムとして着られるものにしようと決めたのでした。
それ以来、ヴィンテージの作業着や、部屋着など、当時の衣服に秘められた工夫や作りを取り入れて、現代の人々のおしゃれ心に触れるようなものづくりを心がけています。

big big後面
big big 前面

kapocの割烹着はどれも軽やかに着やすく、気持ちの良い素材ですね。
どんな素材なのでしょうか。



kapocは、そのほとんどが麻を使用しています。日本人のみなさんにとって、麻は涼しげな夏の素材という印象が強いと思われますが、イギリスを初めヨーロッパでは通気性と共に保温性もある素材として春や秋に用いられることが多いのです。四季のある日本に麻はとても馴染みの良い素材であると考え、kapocのメインに置いています。
素材を選ぶ際にも、生地の染め方、色使い、表情などにもちゃんと気を配り、昔ながらの製法や、唯一無二なもの、ヴィンテージウェアを研究してできたものなど、完成までにしっかりとしたストーリーのある生地をチョイスして、kapocの世界観を構成しています。
麻以外にも、ヴィンテージウェアをお手本にしたハリのあるコットン素材や、昔ながらの織り機で作った希少なキャンバス地など、企画内容に合ったさまざまな魅力ある素材を採用しています。

またkapocのディテールに採用している「袖口のリブニット」には、肌に優しいコットン素材(混率69%)ですので、心地よさは抜群です。

sack
poncho

渡邊さんから、皆さまへ。


kapocは、日本の伝統的な割烹着に敬意を払いつつも、全く新しい衣服・作業着を目指して作っています。
それは、割烹着を求めている人にも、部屋着やお洋服として楽しみたい人にも、そのどちらにも満足してもらえるようなものでありたいという思いです。
前と後ろの両面で着てもらえるように作っているのは、そうした思いの表れです。
おうちの中でも、ちょっとそこまでのお買い物にも、今日のお出かけ着としても、
どうぞこのkapocを楽しんで着ていただきたいと思います。


皆さま、kapoc割烹着のお話いかがでしたでしょうか。
展示会初日の22日(土)は、渡邊さんに在店いただきます。
わからないことや、気になることなどなどぜひ、渡邊さんに
聞いてみてくださいね。

皆さまのお越しを楽しみにお待ちしております。





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うつわと手仕事廻り道 『割烹着と秋の手仕事』展

出品作家

割烹着 kapoc
金工 石川智美
編組 itashiori
陶 フじイまさよ


会期  10/22(土)-10/30(日)
        土日  11:00-17:00  
        平日  13:00-17:00  期間中無休
会場 うつわと手仕事廻り道
〒248-0007  神奈川県鎌倉市大町2-8-14


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