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榛名山に登ろう〜幡矢ヶ岳、天目山

秘密の奇岩を探して。

2021年7月23日(金)

群馬県…高崎市

新型コロナウィルスは未だ世界中で猛威を振るい終息する気配がありません。

東京2020オリンピック・パラリンピックは一年の延期の末ようやく開幕となりましたが、無観客での開催など苦しい事が多いです。
どうか困難を乗り越えて素晴らしい大会となる事を願っています。
オリンピック・パラリンピックの開幕に合わせて祝日が調整され世間では4連休です。
連休初日の昨日は各観光地へ向かう車で高速道路は午前中から大渋滞していました。

名の知れた山々は登山者で大変な賑わいだろうと思いますので、今回は榛名山塊の中では知る人の少ない幡矢ヶ岳に登ってみましょう。

伊香保温泉を過ぎて榛名湖へ向かいます。
湖畔の道から外れ榛名山箕郷線に入ると少しで七曲峠に到着となりました。

青空の下、朝から蝉の声が森に響き渡ります。

「さぁ 行こうか!!」

⛅️晴れのち曇り 🌀平穏 🕓3h49m
🐾11,878歩 5.7km ⇅515m
♨️榛名湖温泉 ゆうすげ元湯 520円

8:15 七曲峠⇒榛名山箕郷線⇒みどり世紀の森
⇒覗岩⇒幡矢ヶ岳⇒天目山⇒七曲峠 12:04

8:15
七曲峠

天目山と三峰山の鞍部となる七曲峠には5.6台の駐車スペースが有ります。

昨日は伊香保森林公園内で熊🧸の出没があったそうです。今回のルートは歩く人がほとんどいない山域なので少し緊張しますね。

榛名山箕郷線を下って登山口に向かいます。

榛名湖に上がって来る車が多かったですね。

閑寂の谷間を流れる車川(くるまがわ)の清流は箕郷町を抜けて烏川(からすがわ)まで流れていきます。

榛名山箕郷線から幡矢ヶ岳が見えました。

榛名宮沢線の作業林道の入り口です。
地形図では幡矢ヶ岳と天目山の鞍部を越えて榛名神社まで道が付いています。

今回はここからではなく、
もう少し先の林道から入山します。

8:45
林道入り口

榛名宮沢線を過ぎるとわずかで保安林の案内板が
建つ林道の入り口が有ります。

ゲートは閉じられていました。

ここが今回の登山口となります。

現在ではまったく使われていない林道の様です。

道はすべて雑草に覆われていました。

雑草に覆われた林道を進んで行くと野鳥の看板を見つけます。

地形図ではこの周辺の森林内に道線が多いです。

かつては森を散策する遊歩道が整備されていましたが、現在では手入れされておらず廃道となってしまった様ですね。

ハイタカとノスリの看板から尾根に上がります。

朽ちた木の階段を登って行きましょう。

野鳥の看板の後ろから尾根を登ります。

ここからは道無しとなります。

尾根はかなりの急登ですが、下草がほとんど無く、古い青テープも付いていて登るには何の問題もないでしょう。

幡矢ヶ岳へ続く稜線に上がり南へ少し降ると岩場の末端となり目の前に覗岩が現れました。

9:33
覗岩のぞきいわ

覗岩に登るには一旦灌木の急斜面を下る必要があって諦めました。
下部は確認出来ませんでしたが、ちょっと危なそうな感じでしたね。

覗岩の向こうには大鐘原ヶ岳が見えます。

いつの間にか青空が雲に消えていました。

天気予報では午後に向けて下り坂です。
早いとこ先に行きましょう。

9:50
覗岩を後にして幡矢ヶ岳を目指します。

チリン♪チリン♬と鈴の音!!
「こんにちは」
単独の男性が幡矢ヶ岳から降りてきました。
地蔵峠に行き榛名神社まで歩くそうです。
まさかここで人に会うとは思わずにいたのでお互いに驚きました(笑)

痩せた尾根の緩やかな傾斜はまるで恐竜の背中を歩いている様です。(歩いた事ないけど 笑)

のっぺりと南北に長い山頂部で山名板を探しましたが一度通り過ぎてしまい引き返して見つけることが出来ました。
山名板は旗矢岳となっていました。

10:20
幡矢ヶ岳 (はたやがたけ) 1271m

山頂部は木に囲まれています。
葉の落ちる季節ならば少し展望があるかもしれませんね。

道形は無いに等しいです。

青いテープを追いかけて鞍部に向かいます。

尾根の分岐は東の植林帯に続く太い尾根に進んでしまいそうですが間違いです。
北方の痩せ尾根に向かうのが正解となります。

10:42
幡矢ヶ岳と天目山の鞍部

東に向って山道らしき跡が有ります。
榛名宮沢線に続くと思われます。

地形図上では西方の榛名神社まで道線が付いていますが、鞍部から見た感じ谷間に降りる道形は無かったですね、少し降りれば有ったかもしれませんが、今回の目的では無いので未確認です。

いずれ散策出来ればと思っています。

鞍部から笹に埋もれそうな細道を登ります。
青テープを追いかけて踏み跡を辿ると尾根から外れ山腹を巻く様に東寄りに進んでいきますが…
ここで間違いました。

青テープの付く踏み跡はいつのまにか消失します。地形図の道線通りに登るべきでしょう。

赤線を付けた尾根はまったくの道無しです。
笹の急斜面を強引に登りましたが、オススメは出来ませんね、薮漕ぎ好きならば話は違いますが(笑)

あらっ!
何故か踏み跡の無い笹尾根に一つだけ青テープが有りました。

笹の急斜面をガツガツと登って行くと地形図の道となる笹原の中に続く薄い道形と合流しました。

11:16
天目山 (てんもくさん) 1303m

アブがブンブンと飛び廻り蚊がうるさいですが、
軽食を摂って休憩しましょう。

11:45
汗も引いたところでそろそろ帰りましょうかね。

連休でハイカーさんがちらほらと歩いています。

樹間に見える榛名湖をモーターボートが疾走していました、釣り人のボートも多かったですね。

12:04
七曲峠に下山しました。

連休で榛名湖畔には沢山の観光客がいましたね。
普段は閑散としている食堂も駐車場は満車となっていました、ザックを担ぐ人も多く榛名湖を囲む外輪山もハイカーさんで賑わいを見せた様です。

榛名山には整備されたコースが沢山有りますが、知る人の少ないマイナールートも多く今回のルートもその内の一つです。
道標は勿論、道形も無く目印も少ないルートとなりますので地図読みが必要です。
昨今はスマホのGPSで山での道迷いの心配は少なくなりましたが、人里近い榛名山とはいえ山で遭難すれば命を落とす事が有るかもしれません。
必ず家族や友人に登山する事を知らせ登山届けを提出しましょうね。

#330《おしまい》

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