【伝えたい】医療職は安定していない
みなさんお疲れ様です!まうたです。
今回は、病院の現状と将来性について話していきたいと思います!
病院って潰れないんでしょ?というイメージを持っている方は、多いと思います。
まず結論から言うと、病院が安定しているという時代は終わってます。
「え?国から医療費払われてるし、ニーズもあるのに?」ってなりますよね。
そういう方に向けて、これから現状と理由を書いていきます!
1.病院の7割は赤字
この話を聞いたことある人いませんか?
そうんですよ、2018年の調査で約7割の病院が赤字だという結果が出ました。
理由は色々あります。医療費の削減、少子高齢化、経営できる人がいないなどです。
一般的に医療費は、国民が3割負担で国が7割負担です。
病院は必然的に患者さんが来るし、赤字になりにくいんじゃないの?って思いますよね。
日本には包括医療費支払い制度(DPC)っていうのがあります。これは入院の際に、検査や投薬をいくらやっても定額ですよっていう制度です。
これ病院側にはデメリットしかありません。その中でやりくりして、黒字にしなくちゃいけないからです。
「患者さんの容体が急変したからCT撮るぞ!あ、でもこれ以上撮ると赤字か、やめときます!」
みたいになったら、まずいじゃないですか(笑)
なので赤字覚悟で撮るんですよ。
あと病院って営利団体ではないわけですよ、一応。
なんか病院が儲かってたら、もやもやしません?(笑)
儲かってるなら安くしろ!って絶対になりますよね。
あと、経営が上手な人がいません。これは仕方ない。あとはそこに人件費を投資できるかどうかですね。
こんな感じで、基本的に病院が大きな利益を生むのは悪!みたいな風潮があるので、国も結構ギリギリ攻めてくるんですよ。
2.医療費削減の傾向
これはめちゃくちゃ困ります。
先ほども言いましたが、病院で大きな利益を生むのは基本的にタブーです。
しかし、高齢化により患者さんは増えています。つまり今後もニーズは増えていくわけです。(主な患者さんは高齢者の方なので)
これめちゃくちゃヤバイってことに気が付きますか?
先ほど言ったリスクなどが加速するのに加えて、医療費削減も進むんです。
あくまで予想なんですが、国医療費は膨れ上がっているので削減の傾向になると思います。
しかし高齢者が増えていき、政治家は当選するために国民の負担を増やす政策は提案しない。
その結果、病院が負担を負うような制度が新しく出来上がり、病院はさらに苦しくなる!
そうしたら、しわ寄せは職員の給与や人数にくるんですよ。
給与下がるか、人いなくて消耗していくっていうことです。少なくとも現在より増えるようになることはないでしょう!!
病院で明るい未来は想像できないですよ。こんな終身雇用も給与も保証されていない業界で、勉強なんてやる気になるわけないじゃないですか!!!(これは愚痴)
3.個人的な未来予想
なんか医療職は安定してるみたいなイメージ持っている人が多いと思ったので、今回の記事を書きました。
病院だって、決して潰れないわけではないです。(国立とかは別)
このまま赤字が続けば、終わりは来ます。
まだ大きな病院が潰れていないので、世間は気づかないだけでだいぶヤバイと思ってます。
前回、医療職はおすすめしないっていう記事書いてるので、合わせてみてください。
個人的な予想をまとめていうと、病院の経営はさらに厳しくなる。そのため職員の給与を減らすなど、人件費削減の方向へ。しかし高齢化により患者の数は増加していくので、負担も増える。転職を考えるものの、企業で役立つスキルは一切なし。他の病院も危ういので、雇ってくれない。
みたいな感じですかね。少なくとも、医療業界(働き手にとって)は下降トレンドですね。
そんな中で、経営良くなるかもしれないじゃん!みたいな逆張り的発想は、うまくいかないと思います。
給料のコスパ悪いって話も、前回のやつでしています。本当に働いている人、なろうとしている人は現実見た方がいいと思ってます!
その中で判断したならいいと思うんですが、知らないでそうなったとき困るじゃないですか。
知っていることで、せめて英語話せるようになるとか、転職で役に立つスキルを身に付けることもできますし。みんなで頑張りましょう!
今日はこの辺で終わりにします!
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