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1分で話せ2 超実践編

伊藤羊一さんの新作、1分で話せの実践編が出たので、気になったので読んでみました!

すべてのコミュニケーションは、ピラミッドで簡単に伝わる。結論 - 根拠 - たとえば の最初に結論、そのあとに3つの根拠、そしてそれぞれの具体例を持って整理する。

最初に「結論」を話します。「1番言いたいことを言う」次の段が「根拠」そんなことが言えるのか?理由をまとめる。3つあると説得しやすい。3段目に「たとえば」の事例。

だから何?と考えてみる。天ぷら屋さんは会社から遠い。これだけだと遠いと言う情報だけ。目的のお客さんに喜んでもらう。に照らし合わせて、だから何?と言語化する。

まず、1番上の結論からつくる。情報が不完全なまま、結論を出すために必要なのは、自分の「軸」

自信がない時は、仮置きの結論として出す。
私の仮説ですが〜、たたき台として聞いていただきたいのですが〜 など、添えれば相手もそのつもりで聞いてくれる。

1週間で90%の精度のものを持ってきてくれるより、50%の精度でたたき台として持ってきて、チームみんなの力を借りて、ブラッシュアップしていける方が良い。

たくさんの主観をすり合わせていく中で、みんなにとってよりよい客観的な結論を出していくというプロセス

議論し合意していく上での7つのポイント
1.テーマとゴールを確認する
2.ピラミッドを伝える
3.相手のピラミッドを理解する
4.共通点と相違点を探す
5.お互いに歩み寄る
6.改めて結論を出す
7.決めたら従う

結論がないなと思ったら、なぜそう考えられたのですか?と聞いてあげたり、事例がなければ、たとえば、どういうことですか?と足りないところを補ったりして整理すると、相手も話しやすくなる。

相手の話が理解できてないときは、話がかみ合わないことも多い。話しが噛み合わない感じがするときに起こっていることは、「隠れた前提がある」ことがある。前提を確認してみる。

ピラミッドを一緒につくる左脳型の「聞く力」受け止めて、共感することにフォーカスする右脳型な「聴く力」この2種類が必要。

心理的安全性を作るための方法は2つ
1.環境をつくる ランチでもどうですか?
2.自分という人間を理解してもらう
 相手のことがよくわからないため。

プレゼンで大切にすること
1.意思をこめる
 自分はどうしたいのかがベース。生き様
2.わかりやすさ
 スッキリ・カンタンでわかりやすく
3.聞き手に寄り添う
 相手がいる。相手のニーズに合っているか。関心を持ってもらえるか。

骨太でわかりやすいロジックをシンプルにバーンと伝えて聞き手に理解してもらったうえで、その他の余計なノイズはカットし、「たとえば」という話をどれだけ充実させられるか、という勝負

人は正しいから動くのではなく、心を揺さぶられるから動く。事実、事例をもとにイメージを想像することによって、人の心は動く。

手戻りが多い。毎回違うことを言われ、1回で終わらない。先回りして聞いておく、ピラミッドをすり合わせて、理解がずれていないか確認をする。

説明のルール SDS
Summary 概要
Details 詳しい説明
Summary まとめ
自分が描いている絵を、相手の頭な中に再現してもらうことがゴール

新しく入ってきたベテランに説明するのが苦手。
仕事と割り切って説明する。ベテランの人には、理解してもらうこと相手へのリスペクトの両方を大切にする。

利害の調整に至らないケース
お互いの前提条件がずれていたり、かみ合っていない場合。相手に合わせてピラミッドを組み替える。

聞いたときに、「それはないな」と思っても、僕は違うなと思ったんだけど、どうしてそう思ったのですか?そういう見方もあるかもしれませんね。と、一旦相手の話を聞いてみる。相手を受け止めるスタンスは持っておく。

うまく言語化できないときは、そのことを伝える。ちょっとうまく言葉にできないんですが、正直に言うと、あまり乗る気じゃないんですよね。まだ正しく理解できてないだけかもしれないのですが。

反論してくる人には、相手の考えの中で聞く。私はあなたの意見をこういう風に受け取ったんですけど、これはちょっと違ったりしますかねと言うニュアンスがあると、相手は、苦しゅうないとなる。

新しい提案は、やってみないとわからない部分もある。それは相手も分かっている。100%売れると言い切れないからと提案を引っ込めず、相手と対話していく。諦めずに提案する

オンラインでうまくいかないのは、表現の変化が見えにくい。メラビアンの法則は、人と話すとき、55%は見た目の情報、38%は音声による情報、言葉そのもので得る情報は、わずか7%と言われている。ビデオ会議では顔を出してもらう。

質問は、WHY → HOW → WHAT が良い
1.WHY つまり、あなたの信念は何か、譲れない想いは何か
2.HOW どうやってそれを実現したいと思っているか
3.最後に、WHAT 具体的に何をやっていきたいのか

プレゼンを作るには、大まかなロジックを書き出す。ロジックの構成、ストーリーを簡単にメモなどにまとめてから、はじめてパワーポイントなどで資料作成の作業に入る。2/3の作業はロジック作り。下準備が大切

空パック
スライドごとに結論(伝えたいメッセージ)根拠1、根拠2、根拠3などラフスケッチのように構成案を書き出す。ストーリーとして繋がるように設計していく。

プレゼンは、1スライド1メッセージ
1スライドに詰め込みすぎない。何が言いたいか分からなくなる。

メッセージが伝わらない要因の1つに、言い切っていないことがある。どれがメッセージか分からない。

今回の実践編は、具体的なケースなども多く書いてあり、まとめる、伝える技術がわかりやすく説明されていて、とても参考になるので、おすすめの1冊です。



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