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社内プレゼンの資料作成術 完全版

前田さんのプレゼン青本完全版が出たので、気になって読んでみました。プレゼンを行うのに多くのノウハウが書かれていて参考になり、今回はオンラインにも対応して追加されています。

「理解」と「納得」は異なる
理解 相手の主張している内容・アイデアがわかること
納得 理解した相手の主張・アイデアを受け入れること

社内プレゼン資料のイメージ
1.表紙
2.サマリー
3.ブリッジスライド
4.本編スライド (5〜9枚)

①現状分析 課題とその原因
②提案 解決策とその効果
5.アペンディックス 添付資料

プレゼンは「ワンテーマ」に絞る
複数のテーマについて一度にプレゼンしようとすると、伝えなければならない情報は増える。その結果、5〜9枚に収めるのが難しくなる。

タイトルは「13文字」以内で簡潔に
「店舗来客数を増加させる方策のご提案」ではなく「店長研修実施の提案」など解決すべき「課題」をタイトルにする。タイトルでプレゼンの「目的」を示す

キーメッセージのフォント
Powerpoint : HGP創英角ゴシックUB
Keynote : ヒラギノ角ゴStdN
Powerpoint + Keynote : メイリオ
誰にとってもいちばん読みやすく、インパクトのあるフォント

「青」と「赤」を使い分ける
ポジティブメッセージ 「青」
ネガティブメッセージ「赤」
国際的に適用するルール。信号は青=進め赤=止まれで統一されている

決裁者の顔の「左側」を見て自信を伝える
左側から入る情報は、ビジュアルの処理が得意な右脳に送られる。決裁者の顔の「左側」をまっすぐ見つめながら、自信に満ちた表情で話せば、そのビジュアル情報が決裁者の右脳に送られる。自信があるんだなと解釈してくれる

沈黙を恐れない、聞かれたことだけ答える
「間」を埋めようと、聞かれてもいないことを話し出せば、決裁者からは、提案内容に自信がなく、怯えているように見えるだけ。余計なことを口走って、思わぬツッコミを受けるのがオチ

「オンライン・プレゼン」の5つの鉄則
1.リアル・プレゼンよりも「説得力が弱い」という認識をもつ
2.カメラのレンズを見ながら話す
3.普段より2割増しの音量で話す
4.普段よりゆっくりとはっきりと話す
5.Webカメラ、イヤホンマイク、照明の「3種の神器」を揃える

メラビアンの法則
言葉と表情、態度が矛盾している状況において、相手の印象に影響を与える度合いは、「視覚情報(見た目、しぐさ、表情、視線)」が55%と最大、次いで「聴覚情報(声の質や大きさ、話す速さ、口調)」が38%、「言語情報(言葉そのものの意味、会話の内容)」は7%に過ぎない

スライドの基本的な作り方や、フォントの使い方、写真やグラフの効果的なスライドの作り方など、ノウハウがたくさん詰まっていて、本の通り作るだけでとてもスッキリ分かりやすいプレゼン資料が作れます。相手に伝えるのは、必ず必要なものなので、みなさん読んでみて参考にするのに、とてもおすすめの1冊です。



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