DeepSkill
知人の石川さんの新作が出たので、気になって読んでみました〜! ソフトスキルについてのノウハウ本です。
「深い洞察」に基づいた「ヒューマン・スキル」であることから、「DeepSkill」と名付けた
周囲の人々からの「信頼資産」をコツコツと貯めることこそが、長期的には私たちに大きな力を与えてくれる
いくら「理屈」をこねても物事は動かない。あえて「波風」を立てる覚悟を持つことが大切。相手の「感情」を刺激することで、状況を打開するきっかけを掴むことができることが多い
世の中にはさまざまな「不」が存在する。不平、不満、不安、不幸、不便、不平等など、「不」のつく言葉はたくさんあるが、製品やサービスを提供することを通して、これらの「不」を解消することこそがビジネスの「本質」
ビジネスとは、「世の中の『不』を解消して、お客様に喜ばれることで、その対価をいただくこと」
人間というものは、自分が気持ちよく話すと、その話に付き合ってくれた相手に対して「感謝」の気持ちをもつもの。あるいは「負い目」のようなものを感じる
健全な自尊感情の持ち主であれば、自分の力で「解決策」を見つけて、困難を乗り越えたいと思っている
マネージャーとして「求心力」を発揮するためには、なにはさておき「機嫌よく」いることが大切
「企画」とは、理路整然とした事業アイデアをまとめ上げることではない。自分の「目的」を達成するまでの実行プロセスの「設計図」を画き出す。「企て」を「画く」ことを「企画」という
経営判断の根源にあるのは、「合理性」を超えた「意志」
対立関係にある両者がお互いに「譲歩」することで交渉がまとまるケースはほとんどなく、相手の利益・関心を引き出して「共通の利害」を探り当てることこそが交渉を成功させる秘訣
本来あるべき「調整」とは
向かい合って「争う」「譲歩」「妥協」はNG
「共通の利害」を考えて、同じ方向を向いて取り組む
社内起業
「大手企業が持つ豊富な経営資源をうまく活用した方が、より社会的にインパクトのある魅力的な事業が起こせるポテンシャルが高い」
石川さんがリクルート時代のAll About立ち上げの具体的な話しなどもあり、企画や物事を進めていくときのスキルについて、分かりやすく書かれていておすすめの1冊です。