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カワイイエコノミー

タイトルがキャッチーで、知り合いがおすすめしていたので、気になったので読んでみました〜!
女の子の気持ちが分かる、ヒントが多く書かれている書籍です。

女の子の気持ち」と「流行」のふたつがわかっても、またもうひとつ難しい点がある。それは、「商品・サービスを具体的につくる」にもテクニックが必要なところ。

商品やサービスを提供する側として、モノづくりをする上では「変化し続ける」ことが重要。そのためには「流行」を把握し続け、ユーザーにとって魅力的な新しい提案をし続けることがなにより大切。

進化ではなく「変化」を求めるのが若い女性である。

自分の心の中に、ターゲットとなる女の子がいれば、商品の企画・開発から販売までプロの目線と合わせ進めやすくなる。

ターゲットユーザーをハッピーにする」これを実現できれば、ビジネスを成功させることができる。ターゲットが本当に求めているものやことを提供する。

「女の子のを知る」
1.観察や調査から知ること
2.メディアから知ること

一番手軽にできることは「女の子が多くいる場所に足を運び、観察する」こと。

「知る」ことを積み重ねることで初めて「理解する」に至る。女の子を「理解する」は「心の中で女の子になりきれる状態」

女の子の行動理由
1.「自分が一人ではないという安心感」
2.「他者から評価されることも含めた自己肯定感」

「自分に関係ないもの」の存在に女の子たちはとても敏感。制服を使うと学生以外はターゲットにならない。

女子高生〜22歳の女性を考えると、年齢ごとの人口が約52〜61万人で、全体では約400万人の市場。

KSF (Key Success Factor)
聞く内容はシンプルで、しかし最も根幹に関わること、つまり「なぜその商品を選ぶのか」というもっとも重要なこと。プリクラ機だと、KSFは「盛れるかどうか」

KSFは、「インタビューで特定することはできない」ユーザーにヒヤリングすると「あれもこれもある分には嬉しい」などと、よくなりがち。あくまでも、商品の根幹を考えるのは企画者

グループインタビュー
雑談を含めて、女の子とのやりとりを繰り返すことで、こちらが課題を探って特定して、その確認を繰り返すことで、アイデアを固めていく場

自分の体験で身につくこと
「自分で」「多くを」経験することは、何よりも強い

3年間でみるとガラリと変わっているが、1年ではそこまで大きな変化を多くの人は実感できない。ほとんどの人間は、かなり保守的

商品やサービスを提供する私たちも、女の子たちが少しの違いを絶えず評価しているという認識を持つことが重要。「絶えず変わる小さな変化」に対して、新しい提案を常にし続けることが大事

市場には大別するとヘビーユーザーライトユーザーの二者しかいない。自発的なユーザー受身なユーザーかの二者とも言い換えられる

2021年1月1日時点の3大都市で、15〜24歳女性の合計は約69万人、全国では589万人
地方の人数は520万人と都会の7.5倍になる。地方のマーケットはとても大切で、絶対に彼女たちに疎外感を感じさせない姿勢が重要

「女の子の気持ち」がわかるようになること。「女の子が見ているものを見る」こと
「SNS、人、スマホ」を特に見る

3手間を出来るだけ減らす。1に近づけるという視点を必ず持つ

デザインがダサければ見向きもしない。「突き抜けてセンスがいい」必要はない。「古くないか」「ダサくないか」を最低限確認する

世界観
「商品やサービスの体験すべてを通じて、コンセプトをわかってもらう工夫」

名前は「短く」が基本
「#アオハル」や「美人-プレミアム-」ダイレクトに商品の売りとなるコンセプトの魅力を伝え、なおかつ、世界観を作り出しているというのが大切

コンセプトシートの項目
0.現状分析・狙い
1.ターゲット
2.コンセプト
3.実現手段
4.名称
5.デザインコンセプト / 世界観
6.アピールポイント

企画は2人以上で進める
2人以上で企画を担当する最大の利点は、ストレスを少なくし、自信を持って企画開発を進めやすい点

女性ターゲットにするための多くのノウハウが具体的に書かれていて、商品やサービスの企画や開発を行うのに、とても参考になる1冊でおすすめです。



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