見出し画像

【博物館の楽しみ方】

【博物館の楽しみ方:トーハク「刀剣鑑賞の歴史」】

『刀剣乱舞- ONLINE-』をきっかけに、刀剣・歴史にご興味を持たれた女性を東京国立博物館にご案内してまいりました。

「博物館は興味深いものが沢山あるが何から見たら良いかわからない」
「膨大すぎて途中で疲れ、説明が頭に入らなくなってしまう」
というようなお話を聞いていたので

●オススメポイントを事前に説明
●疲れないようメリハリをつけて回る
●常設展を一ヶ所、特集を二ヶ所観覧、大体2~3時間で終了
(気力体力に余裕があったら常設を追加)
●荷物は極力小さめに

を考え、ポイントとして
◆常設の刀剣展示
◆特集①刀剣観賞の歴史
◆特集②犬と迎える新年 です!
と明確にお伝えしておきました。
余裕があったら…とブッダネタやゴールデンカムイネタも少々。荷物もロッカーに預けて身軽な状態で向かいました。

現在の展示では、伊達家出資による抱工である国包作「刀 山城大掾国包」
(茎(なかご)に「奥州国分若林住山城大掾藤原国包」と花押の銘入)や長船光忠、国宝「太刀 小龍景光」などなど。常設・特集を合わせると現在30振りを拝見できます。

国包が打たれた寛永8年は、政宗公は64歳。同じ時を過ごしていると思うと感慨深いです。

展示ケース越しの刀剣鑑賞の醍醐味のひとつとして、正面からと茎側から姿を見る以外に、鋒側からの見方もあります。
自分が持った時だけでなく「実際に刃を向けられた時」にどう感じるかも想像すると、その刀剣のイメージがまた膨らむ気がします。

博物館や美術館の楽しみ方というのは人それぞれだと思いますが、展示物リストに目を通してから行くのもオススメです。
なぜなら
 ●今回特にチェックするのはこれ!と決めておくと
  時間が足りなくなった時に見落としがなくなる
 ●チラシにイチ押しとしてピックアップされていないもの
  の中に興味のあるものが展示されている場合も多い
 ●予習の際に疑問に思ったことが現地で答え合わせできる
とういうメリットがあります。

それから、対象のもの自体をじっくり拝見した後に他の皆様がどの様に見ているか見回すと、自分とは違った見方をされていることもあって参考になることも多いです。
部屋全体の中で対象がどんなイメージで展示されているのかも考えてみると、全体のテーマが解りやすく見えてきますね。

興味に合わせて「疲れず、記憶を持ち帰れるように」また計画してみようと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?