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製作ストーリー 〜企画ができるまで〜

企画班のreiです。今回は絵本の企画をどのように練っていったのか、ということについて書きたいと思います!

企画案などを考えるとき、気をつけていたのは以下の三つの点です。

プロジェクト全体のテーマと目的を常に保つこと

絵本を届ける相手と、彼らがどのように本と触れ合うのか考える

一周アイデア出しが終わったら情報の整理整頓を行う

まず1つ目ですが、今回の絵本プロジェクトで最初から決めてあったことは、「赤ちゃん絵本」であること、そして「親子のスキンシップを促す」ことです。つまり、届ける相手は0〜2歳の赤ちゃんとその親、そして目的は親子が触れ合いながら絵本を楽しめることです。これを常に念頭におき、振り返ることができるようにすることが必要でした。提出した案には書いていないのもありますが、アイデアを出す段階では目標と届ける相手を明記するように心がけています。


スクリーンショット 2021-06-30 18.15.37

最初の企画案では、まずこの相手を知ることが必要だと考えて、リサーチしました。0〜2歳の子供はどのようなモチーフを理解できるのか、好むのか。そして身体的にはどのような動きができるのか。この結果をふまえて、アイデア出しにかかりました。


呉琳心_見せ方案

例えばモチーフ案では、生き物や自然、子供が日常的に接するモノを中心に考えていきました。小さな子供でもできるグーとパーを使って絵を完成させる、ということはすでにメンバー全員で決めていたので、この二点をふまえてモチーフを考えていきました。


呉琳心_モチーフ

どの段階の企画案も、アイデアを出し終わった時点で情報を整理しています。第一企画案は、①考えたこと・考慮ポイント、②赤ちゃん絵本に多く見られるモチーフと、その特徴や共通点、そして③手を使った遊び、で考えられるもの、という三つの部分に分けてまとめています。モチーフ案では、グーとパーでそれぞれ考えたモチーフを食べ物・動物・物とカテゴリ化して、わかりやすくしました。

あくまでも私自身が使っていた思考プロセスですが、テーマを常に考えること、届ける相手のことを考えること、情報の整理をすることはこのプロジェクトに限らず重要なポイントだと思っています。

最後まで読んでくださりありがとうございました。引き続き私たちの「絵本プロジェクト」を、よろしくお願いします!

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