コロナ感染対策費用が新作映画の制作に与える影響について
1.コロナ禍で映画界はどうなっているのか
世界中が、コロナ禍に苦しんでいる。もちろん、映画関係産業なんかは、大打撃だろう。ハリウッド映画の大作は、軒並み、公開延期となっている。観客動員数が、見込めないと、公開したくてもできないのだろう。
新作映画を撮ろうとしても、コロナ感染対策費用が、制作費を圧迫しているという。しかし、費用面を圧迫しているだけならまだいい方で、制作陣や出演俳優がコロナに感染でもしたら、大変なことになってしまう。
アメリカでは、ソープオペラ(メロドラマ)のキスシーンなんかもおいそれとはできない状況になっていて、合成でなんとかシーンを繋げたりしているそうだ。
2.コロナ対策費用が新作映画に与える影響
アメリカに比べれば、感染対策が効果を生んでいる韓国映画界でも、昨年の観客動員数は、前の年と比べて6割減だというから、新作映画の企画も慎重にならざる負えないだろう。
以前のnote記事で、わたしは、ヒョンビンの次回作候補ってなんで2番煎じばかりなのなんて、言っていたけれど、2番煎じでも、クランクインできるだけまだいいのかも知れない。
いや、「共助2・インターナショナル」は、北朝鮮と韓国とFBIが三つ巴で国際捜査に乗り出すストーリーらしいが、俳優はみな韓国人だし、刑事ものの変形、いや応用形なので、低コスト化もできるかもという算段かもしれない。あくまで、わたしの想像だけど。(でも、前にも書いたけど、刑事ものは、ヒョンビンのはまり役だと思います)
一方、ソン・イェジンの次回作「クロス」のほうは、ハリウッドがらみの大作だったので、クランクインは3月から9月に延期になり、このまま暗礁に乗り上げてしまうかもしれない。なんだか、カン・ドンウォンのずっと延期になっている「津波LA」を彷彿とさせる。
なんでも、大作になると、撮影期間中だけで、億単位の感染対策費用がかかるらしいから。しかも、この映画、全編韓国で撮影する米韓合作らしいので、世界経済、韓国経済の状況によっては、予算確保も難しくなるかもしれない。あくまで、わたしの想像だけど。
3.映画産業を国境を越えて応援したい
趣味欄に映画鑑賞と書いていた身にしてみれば、映画館で映画を見るという楽しみが制限されるのは、とても残念なのだが、とにかく、今は感染拡大を防ぐというのを、最重要課題としなければならないのだ。
そして、このコロナ禍を乗り越えるまで、映画人には、なんとしてもがんばってもらわねばならない。国境を越えてエールを送りたい。
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