就職氷河期世代の呪い
この漫画は、かなり反響がありました。
氷河期世代や他の世代の人たちにも、刺さったという人がいたので、
漫画描きとしては、恐悦至極でございます!
しかし、こんなコメントも頂きました。
まず一言言わせてもらうとさ…
最低限の礼儀もわきまえていないのか!
なんなんだこの無礼な聞き方は!
本来なら即ブロックですが、ぐっと堪えて、
「後日noteで記事にします」とだけ返信しました。
いちいち相手にする必要もないのですが、慈悲の心でお答えしましょう。
まず、1と2に関しては、主語が作者である私だと思っているのかもしれません。つまり、作者である私がニートで結婚できないのは国のせいだ!!
これに関しては、3コマ目を見て下さい。
絶望しているのは、私ではなく、負け組氷河期世代の男女です。
そもそも私はニートじゃないですけど、負け組底辺の独身であることは間違いありません。だけど、それを国のせいにするつもりはありません。こうなったのは、自分のせいでもあるし、それを受け入れようというのが、私のスタンスです。自分を責め続けて、精神疾患も患いました。
だけど同じ氷河期世代の負け組の人たちが、
国のせいだ!と訴えることには反対しません。
氷河期世代の問題は、明らかに国の失策が原因だと思っています。
人災です。
私も霞ヶ関の厚労省まで行きましたが、氷河期世代対象の選考会なんて行われたこと自体、国にも責任があったと認めているようなものでしょう。
ニートなら仕事を探せよというのは理解できますが、正社員になるのは、
新卒で躓いてしまうとかなり厳しいものがあります。
これに対して、「仕事を選ばなければ」なんて想像力の欠片も感じないことを言う人がいますが、人間はロボットじゃねーんだよ!
国は本気で対策しないと、このままだと何百万人という負け組が、生活保護か刑務所か自死しか選択肢がないという悲惨な状況になるでしょう。
では、最後に3についてですが、2コマ目を見てください。
『子育て支援は大切だと思うよ』って言っていますよね。
だから私のスタンスは、子育て支援も必要だし、氷河期世代の支援も必要ということです。
何故、氷河期世代の支援も必要なのかというと、上記した通りです。
でも、子育て世代ばっかりずるいというか、
なんで自分たちの時に支援してくれなかったのと、
恨み節の声があっても、それは至極当然のことです。
特に女性は、断腸の思いで出産を諦めたという人も多いでしょう。
そのやり場のない怒りや恨みを、国に向けないと正気なんて保てない人もいると思います。
ラストチャンスとか、アホみたいなことを言っている政治家もいますが、
危機的状況になって、ようやく対処しようとするなんてことは、猿でもできます。何故こうなる前に動かなかったのか!?
放置されて棄民扱いされている無残な氷河期世代の背中を見ているZ世代は、果たして子供を持ちたいと思うのでしょうか。
このことに関しては、いずれ漫画にしたいと思っています。
あと、最後に…
無礼者の相手をするのは、これが最後だからな!!!
…多分w
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