ペンを握る理由
あまりにも無残です。
国の滅亡の危機と言っても、過言ではないでしょう。
こうなってしまったのは、我々氷河期世代を切り捨てたことが一因であることは、もう疑いようがないところです。
私も社会に受け入れてもらえませんでした。
社会から必要ない人材という烙印を押されてしまいました。
でも…
もうちょっとやさしくしてくれてもいいじゃない!
なんて泣き言を言っても、後の祭りですし、
タラレバをいくら言ったところで、時間を巻き戻すことはできません。
子育て世代を支援って言ってますけど、子育て世代の若者は、棄民扱いされた無残な氷河期世代や高齢者がコンビニのレジ打ちをしている姿を見て、子供を持とうという気になりますかね?
結局、どの世代も贅沢を望まなければ、なんとか暮らしていけるって安心感が社会全体にないと、人口は減る一方だと思います。
氷河期世代が行き詰って、生活保護を求めだしたら、どう対応するのか。
社会保障が崩壊して、野垂れ死にする人が増えるのか。
レールから外れた人たちが増え、外国人労働者でその穴を埋め、治安の悪化を招くのか。
この国の滅亡が、私にはもう、うっすらと見えています。 それだけ危機的状況です。
マンガで、政治や社会問題を語るのは避けるべきという風潮がありますが、
もうそんなことを言っていられる状況ではないでしょう。
『ペンは剣よりも強し』なんて言葉がありますけど、
私のペンの力はあまりに弱々しい。
もっと影響力が欲しい…
それでも自分が書いたもので、誰か一人の心を少しでも軽くすることができたなら…
その為にペンを握っています。
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