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【OTA編〜その4〜】

北兵庫、バーのある宿MATSUDAYA 松田屋の若旦那が、宿や地方のこと、マーケティングについてお話をするブログです。今回は 〜其の4〜【ポジショニング戦略をちゃんとやれ!】です。それではいってみましょう。

1.第一想起とは?OTAでのポジショニングを考える際のポイント

商売をする上で大事なのが第一想起をとることです。「エナジードリンクといえば?」ある商品を思い浮かべませんでしたか? そう「レッドブル」や「モンスターエナジー」です。エナジードリンクは数あれど、すぐに思い浮かぶのはこの辺です。これが第一想起が取れてる状態。 これをOTAに応用するのです。
このエナジードリンクの例はあらゆるエナジードリンクの中での競争ですが、OTAにおいては、OTAの中でのエリア分けというものがあります。その中で【自分の宿が1位を取れるもの】 を探しましょう。 ここでのポイントは【特定エリア内で1位を取れるもの】ならOKということです。「旅館」も、「ホテル」も「ゲストハウス」ももはや死ぬほどあるのです。その中で1位を取るっていうのは至難の業ですし、もはや何をもって1位というのかも分かりませんw そして小規模宿は「部屋が綺麗」とか「設備が充実してる」みたいな部分では決して大手のホテルや旅館には敵いませんし、「料理が美味しい」宿も死ぬほどあります。

2. 「SWOT分析」で見つける自宿の強みと、エリア内での特定ポジションの探し方

自分の宿が勝負できるであろうポイントを「SWOT分析」のフレームワークを使って抽出します。おそらく一つの強みでは他の施設との差別化は難しいと思います。 なのでポイントは複数の自宿の「強み」を見つけて、「組み合わせる」のです。 「〇〇がとても良い」 「〇〇がある」 「〇〇できる」 みたいな強みを組み合わせ、【同じエリア内で】これと同じ強みを持ってる宿があるかどうかを検証します。なければこれがあなたの宿の【特定エリアでの】独自ポジションになります。 しかしもう一つ大事なポイントがあります。上記の強みが「お客様が求めることかどうか?」を検証する必要があります。 この「自宿の強み」と「お客様のニーズ」の交差点を探すのです!

3. OTA内マーケティングで勝負!

普通ポジションを取るっていうのは、かなり難しいことなんですよね。競合も無数にいますし、お客様も無数にいるので、「うちはこういう宿だ」って言ったところで、そのように認識してもらえないですよね。というかそもそも辿り着いてもらえない、、OTAはOTA内で独自のエリア分けがあることによって、選ぶ範囲を限定してくれます。上手く作り込めばうちの宿に辿り着いた上で、そのエリア内でどういうポジションの宿かまで認知されるのが、OTAを使う大きなメリットの1つかと思います。 うちを例に出すと「日本の中で尖った民宿」って探すといっぱいあると思うのですが、 「兵庫県北部、但馬地方の中で尖った民宿」であればかなり独自のポジションが取れます。 つまりポイントは【強みを掛け合わせること】、そして【範囲を限定すること】です。是非試してみてください。きっと貴方のお宿の強みがより明確になると思います。こういった内容のコンサルティングもお受けしております。TwitterのDMからお気軽にお問い合わせください。それでは今日はこの辺で。



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