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【OTA編〜その3〜】

北兵庫、バーのある宿MATSUDAYA 松田屋の若旦那が、宿や地方のこと、マーケティングについてお話をするブログです。今回はOTA編の〜その3〜【着目する数字=KPIを決めよう】です。

1. KPIって何?

OTA攻略日記【その1】でオンライン宿泊サイトに力を入れる理由を、そして【その2】では、転換率「CVR」に着目しようという話をしました。 この着目する数字のことをKPI(Key Performance Indicator)といいます。今回はこのKPIについて軽く触れておきます。これ以降もよく出てくる単語になるので、OTA攻略日記というよりはマーケティングの基本みたいな話なんですが、毎回説明するのも面倒なので、今回は用語解説と思ってさらっと読んでもらえれば。 KPIはKey Performance Indicatorの略で難しく言うと「重要業績評価指標」、簡単に言うと「これ見とけよ!」って言う数字のことです。

2. 施策に合わせてKPIを選ぼう!

前回のOTA攻略日記【その2】で、アクセス人数を増やすための施策は【広告】、CVRを向上させるための施作は【ページの作り込み】と言いました。つまり、アクセス数を伸ばしたい時と、成約率を高めたい時では、着目する数値【KPI】も変わってきます。 つまりSNSではインプレッションは稼げますが、それがいきなり購入に至るかというとまた別の話なんですよね。
だってSNSを頑張って自社商品が何十個、何百個と飛ぶように売れたことありますか?恐らくそんなにないですよね。そうなんです、SNSで商品を販売するというところまで完結することは難しいと思います。
なので、仮に「SNSを頑張る」っていう目標を設定した場合、KPIは商品の購入数よりは、アクセス人数やPVの増加に着目すべきですし、「じゃらんnetや楽天トラベルのページを改善する」という場合は、PV数よりもCVR(成約率)に着目すべきってことです。

「SNSを頑張ってるのに商品が売れない」とお嘆きの方、大丈夫です。SNSはいきなり商品を販売するのには向いていないのです。一部SNSで沢山商品を販売されてる人もいますが、それはブランドの作り込みや、ファンの獲得、そして購入導線に至るまでを精緻に作り上げ、SNSのページをまるでLP(ランディングページ)のように最終コンバージョンまでいけるように作り込んでいるからです。だからSNSで商品が売れなくても落ち込む必要は無いですし、むしろSNSを頑張ることによって商品の売り上げを伸ばそうという目標設定が少しズレてると思います。では今日はこの辺で。

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