2017年10月8日(日)「伊坂幸太郎、蓬莱軒、チャオ、コメダ、山本屋、千寿」

朝は肉まん。

今日は名古屋。新大阪に早めに向かう。

スタバでコーヒーを買い込み、まだまだ時間が余ったので本屋へ。旅のお供は先週恩田陸の夜のピクニックを納入してセット済だったが伊坂幸太郎の新しい文庫を発見。断然こっちの方が退屈しないだろうということで購入。

アイネクライネナハトムジークという短編集。1話50~80ページで6本程入っていていつものごとく登場人物が緩やかに繋がっている。相変わらずサクサク読める。

行きの新幹線で予約していた席へ向かうと小4くらいの男の子が我が窓際席に座っている。窓際は充電が出来るメリットが有るので毎度指定は窓際と決めている。

お母さんが3人がけの真ん中に座り、小生の参入を見て、「○○ちゃんの席そこじゃないでしょ。」と注意している。息子を自分よりも奥に座らせている時点で確信犯ではないか。息子も「だって窓から景色見たいもん」と被せてくる。

新幹線で充電する前提で朝からゲームやYouTubeで電池を消費してきたので迷ったが、ここは大人になって「席変わりますよ」と譲ってやった。すると間髪空けずに母親が「すみません、ありがとうございます。○○ちゃん、ちゃんとありがとうって言いなさい。」と遠慮無く甘えてくる。息子も行間なく「ありがとう」と被せてくる。

何の可愛げも感じない。最早いろはに千鳥で金が無いのを確信犯でご馳走になるときの「ええですか」ではないか。

この充電出来なかった25%は見知らぬ土地ではナビや乗り換え検索、新幹線予約の際に大変貴重なのだ。上手くやりくりする必要が生じてしまった。

やはり子供に甘えは禁物だ。厳しく育てないといけない。

伊坂の短編集を読んでいる間に時間はみるみる過ぎていって、名古屋に到着。そこから電車を2回乗り換えて矢場町の松坂屋にある蓬莱軒へ。

結構並んでいたので案内係に何分待ちか訪ねると、なんと驚愕の一時間半待ち。一瞬だけ迷うが、今回のメインの目的のため覚悟を決めて並ぶことに。

待ち時間も伊坂の短編を読み進める。お供が居て本当に良かった。一時間半と回答しつつ、ちょっとバッファを積んで言ってるだけで、途中脱落者も出てくるだろうし実質一時間強だろうと見通したがきっちり一時間半待たされた。

確かに短めに言うとクレームを招くし長めに言うと帰る客が出てくるし、ここはど真ん中の読み通りで回答するのが正解なんだろう。

ようやく入店してひつまぶしと日本酒をオーダー。ひつまぶしは噂通り旨かった。一杯目でうなぎとタレを堪能し、二杯目は薬味としてネギと刻み海苔を投入。海苔が何とも香ばしく、一杯目とは違う味わい。最後の三杯目はだしを注ぐと、うなぎの焼き目の風味が際立ち、だしはあっさりとしているため、非常に食べやすい。唯一日本酒は合わなかった。

次に栄に向かいあんかけスパのチャオへ。思ったより胡椒が効いていて、赤いソーセージと良く合った。思ってたよりも家庭的なパスタの印象を受けた。

少し栄を散歩してコメダ珈琲で休憩。伊坂の短編を読みながら、夜になるまで時間を潰す観光地を探すが特に思しき場所は無い。

それならばさっさとミッションをコンプリートして帰路につくのが良いのではと思ってきた。

店を出て、そこそこ歩いて山本屋へ。夕方も通し営業なのが有難い。海老天入りの味噌煮込みうどんと、名古屋コーチンのネギマを注文。そういえば名古屋でエビを食べるのも初めてだ。

安定的な旨さ。名古屋ではこれが一番好きかな。麺がそこそこ硬い状態のままで、小麦らしい味わいも残っている。それが味噌と良く合う。

駅まで歩いていると、大通りが閉鎖され、コスプレのフェスの様なイベントをやっていた。パステルカラーなかつらの髪色をはじめとしたコスプレの大味な感じが名古屋料理と相まった。名古屋はコスプレと相性が良さそうだ。

駅で千寿の天むすを購入して、行きと同じくスタバでコーヒーを買い込み新幹線へ。

帰りはゲームをするなり伊坂の短編を読むなりして過ごそうと思っていたが、この日記を書いている間に新大阪駅に到着。

帰りも窓際で今度こそ充電をしながら記載していたが、途中からコンセントが抜けてしまっていた様であまり電池が無い。

無事帰宅し、DVDを見ながらうたた寝。夜はお土産の天むすを一つだけ食べる。そこそこ旨かった。

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