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山利喜 本館

近所の有名店である山利喜本館に初訪問。ここは食べログ3.7点台の高評価店で煮込みが看板メニュー。事務所勤務の日は帰宅に時間を要するし自炊をする体力が残っていない。近所の気になる店がまだ数店あるのでしばらくは外食重視でコンプリート後にまた自炊モードに戻ろうと思う。

まずは疲れた体に生を流し込む。メニューを眺めて思案した結果、煮込み玉子入り、アジフライ、燻製盛り合わせをオーダー。

煮込みと言えば通天閣の梺で串カツと一緒に何度も食してきており、大阪を代表する食べ物の一つという印象を持っているが、この店は北千住、月島にある他店と共に東京三大煮込みの一角とのこと。濃厚に煮込まれたモツは旨味十分で、しっかりとした食感の後、ホロホロと口の中でほどけていく。玉子も外側に白色は一切残っておらずタレ色に染まりきっているが、噛めば内側の黄身はキレイな黄色のまま残っている。大阪よりも濃厚に漬け込まれており、これも悪くない。おでんを家で食べる時は玉子を最後まで残しておいて、取り皿の上で潰して出汁に混ぜて飲むのが好きなんだが、外ではさすがにちょっと出来ないな。

アジフライはサクサクとしたフライの食感の中にジューシーさが閉じ込められていてる。程よい魚の苦味も良い。アジフライの真の魅力に気付けたのは30代も後半に突入したつい最近のことなんじゃないだろうか。そしてアジフライをアジフライ足らしめていると言っても過言ではないのがタルタルソース。ワサビが混ぜ合わされているのだが、アジに付けるんだからそりゃワサビ混ぜるべきだなと疑い様が無いアレンジ。半分くらい食べ進めた後はレモンを絞ってスッキリさせると箸が更に進む。付け合わせはキャベツのピクルス。レモン同様、間に酸味を挟むとリセットされてまた初対面の頃に立ち返れる。そういえば突き出しのなますもリセットのスイッチとして機能しており、料理が出て来るまでの待ち時間用ではなく、料理と一緒に味わう用に出されてたんだなと気付かされる。

燻製の盛り合わせはベーコン、チーズ、チキン、魚(で、全部だったかな?)と多岐にわたるラインナップ。こちらも燻製ならではの香ばしさは大人の味わい。最近オーダーがそっち側に偏ってきたなと省みる。

美味しく完食し会計をすると、森下ダイアリーという周辺のおすすめ店がまとめられた小冊子をいただいた。この店は地元をレペゼンし、仲間達をフックアップするフッドスターな店なんだろうな。ちゃんとFeat.から数珠繋ぎしたいと思います。

それにしてもやはり居酒屋メニューは一人では堪能しきれないな。2品で適量、3品でお腹一杯、4品で限界突破だ。大勢で少しづつ色んなメニューを味わう方が俄然良い。嗚呼、大阪でまた皆と飲みに行きたいなぁ。。。RHYMESTERのサイレントナイトが頭の中で鳴り響いた夜だった。

ひとりがさみしくないのはひとりじゃないからさ。いつだってまた会えると疑っちゃいないからさ。


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