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    これは、いつかの思い出の記録。

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上履きの中の恋

彼は、結婚したようだった。 そこそこ田舎の公立中学。 勉強はできるけど、それだけの真面目ちゃん。 それがわたし。 クラスメイトとは、普通に話せる。 だけど、これが好きとか、あれがキライとか、道でこけたとか、アイスが美味しいとか、 そんな、日々の何気ないことを話すような、いわゆる''いつもの''友達がいない子だった。 中学1年生の夏、私は学級委員をしていた。 どこの学校にもあるかもしれないけど、わたしの学校では、各クラスの学級委員が集められて、学年の集会などの運営をする仕

    • 西日の彼

      窓からさすその光は わたしの心の一番遠いところまでとどく暖かいオレンジ 夕やけこやけのメロディは 懐かしくて切なくて 彼は西日のような人だった。 #冒頭3行選手権

      • 木曜日の夜8時に

        「じゃあ、予告!木曜日の夜8時ね!」 そう言って彼は、走っていった。 わたしはリビングの真ん中にある 家電の前で待ち構える。 #冒頭3行選手権

        • 【思春期に書いた歌詞シリーズ2】『飛び立つ君へ ~君-この想いを翼にカエテ~』 逢

          笑っている君がいた そのそばには私がいたい。 泣いている君がいた ずっとそばにいてあげたい。 また 光が見えてきた。 また あんなふうに笑えたのなら。 また君のそばにいられるのなら―。 無邪気すぎる君のとなり 素直じゃない君のとなりで 笑っていたい。 もしも 遠くはなれ 見えなくなり 分からなくなったとしても この想い ツバサに変え キミへと。 怒っている君がいた どうしたの?落ち着いてよ。 怒られてる君がいた いつもそうよね。それ趣味なの<笑>? もう二度と戻りはしない

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        上履きの中の恋

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          それぞれの記事とわたし

          12歳 中1 中1ギャップを感じ、万事休す 生徒会副会長になる アヴリルに救われる 13歳 中2 ポエムを書き始める【思春期に書いた歌詞シリーズ】 ある男子との手紙交換 思い返せば楽しかった【上履きの中の恋】【木曜日の夜8時に】 14歳 中3あまり記憶はないけど、無難に過ごした 生徒会長【西日の彼】 15歳 文化祭色々やる 男友達ができかける【思春期につづったポエムシリーズ】 16歳 友達がいなくて孤独を感じる 部活の顧問の息子と付き合う【先生の息子との恋】 17歳

          それぞれの記事とわたし

          【思春期に書いた歌詞シリーズ1】『叶わない両想い』 逢

          もしも空中に見えない道があったとしたら 10秒もかからずに あなたのもとへ行けるのに 距離にしてわずか50m 近いようで遠いあなたへの道のり 足の速いあなたならもっと速くここに 駆けつけてくれるでしょう 何も分からない 伝えられない 嫌われたくない 傷つきたくない [We live here]桜の見える岡 もしも空中に見えない道があったとしたら いつもいつだってあなたのそばで笑えるのに キョリにしてたった100m 離れてるけど十分目が合う距離 あなたの投げるボールは届か

          【思春期に書いた歌詞シリーズ1】『叶わない両想い』 逢

          市役所ののぐちさんへ ~きんかんの香る町~

          のぐちさん、お久しぶりです。 お元気ですか。 わたしとのぐちさんが初めて出会ったのは とある年の11月。 市役所へつづく歩道脇の果物畑から、 あまい香りの立ち込める頃。 けどうつむいていてわたしは、それが何の実の香りだったかなんて、分かりませんでした。 顔をあげたわたしは、泣き腫らした目をしていましたか? ーーーーーーーーーーーーーーーーー それは数年前の11月。 わたしは、ある自治体で幼稚園の先生として採用され、1年目としてはたらいていました。 それは

          市役所ののぐちさんへ ~きんかんの香る町~

          うわ、書きたいこといっぱいある けど時間をかけて書きたい気持ちもある…! どんどこやりたいぞーーー

          うわ、書きたいこといっぱいある けど時間をかけて書きたい気持ちもある…! どんどこやりたいぞーーー

          なにがなんでも、わたしはゆたかじゃない!

          ゆたかじゃない! わたしはまわりに友達がいない。 学生時代の友達はいるけど、学生終えてから、友達とか話が合わなくなって、zoom飲み会なんて企画されても、 話すことがないし、聞くのも飽きる。 もう会わない人の話なんて興味ない! しかも定例化飲み会なんてほんとウンザリ。毎回断る理由かんがえるのなんてめんど! あーあ。気の合う人がまわりにいないなんて、最悪~ わたしはゆたかじゃない! 夫は帰ってきても「ただいま」と言わない。 その代わりドアをあけた瞬間に、 「M

          なにがなんでも、わたしはゆたかじゃない!