羊飼いの暮らし(読書感想)
羊飼いの暮らし
イギリス湖水地方の四季
ジェームズ・リーバンクス 著
濱野大道 訳
早川書房 2018年
春夏秋冬の4つの章に分けて、羊飼いのリアルな暮らしが描かれています。
イギリス湖水地方の羊飼いは、近代化以前の暮らしを連綿と続けています。
移ろいゆく季節、生と死が当たり前の世界。
そこには都市住民とは異なる価値観で生きる人がいます。
羊とともに生きることの楽しみと苦しみ、家族との関わり、歴史に対する誇り、自然の明媚な色彩だけでなく畏怖の念が強く伝わります。
本書を読むことで本当に豊かな暮らしとは何かを考えさせられます。
自然との関わりを生業とされている方、家族経営で事業されている方にぜひ読んでいただきたい1冊。
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