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「チケットをご用意することができませんでした」__それ以上でもそれ以下でもない

はじめに断っておくが、
この記事では様々なコンテンツの話題に触れるが
どのキャラクター、タレント、界隈 を良い/悪い と
格付けする意図はない。
オタ活の、人生の、あり方は人それぞれで
何が正解でも不正解でもないと筆者は考えている。
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随分と前回の更新から日が開いてしまったが
今日は途轍もなく"ぽえりたい"気持ちなので、
欲のままにぽえらせていただくとする。

_悪いが思い出話からさせてくれ

今日は推しの1stライブ当落で感じたオタク観を
語るつもりだったのだが、
便宜上思い出話からさせてやってほしい。

いまは全くといえるほどの無知だが、
筆者は中高生の頃(旧)ジャニーズJrを推していた。

当時ジャニオタの友人も多く
今思い返せば、皆狂うようにタレントを推しており、

周囲の子は
「名義を n+1(nは自然数)持ってる」だとか
「今回のコンサートに◯00万円課金した」だとか
「◯◯くんの写真◯枚買った!」だとか
よくわからんことでマウントを取り合っていた。

最初の頃は
「なんか凄いな〜 (※訳:怖いな〜wwwww
と思っていた当時の筆者だが、時間が経つにつれ
「オタ活とはそういうものなのか……」
と認識をするようになり、なんとなく毒されていった。

若気の至りイキリというのもあると思うが
正直、今でもこの感覚は理解できない。
(そういうのが楽しいという人は、
それはそれで有りなのかもしれないが……)

大学生になり、中高の友人から距離を置いた頃から
やっぱりその感覚を異常と思ったことで、
「人生とオタ活」のあり方を見つめ直すようになった。

_オタ活に見返りを求めてはいけない


今の筆者が人生のバイブルとしている、アイナナこと『アイドリッシュセブン』に出会ったのもこの頃だ。

最近だと5章で議題になった、アイドルの"与える"
これはオタクにも同じことが言えると思う。

アイドルに限らず、我々が意図して導ける結果は
限られていて、自他関係において
"与える"ことはできても
"与えられる"ことはできない。

イベントに外れた
ファンサをもらえなかった
グッズを買えなかった

オタ活をしていれば、悲しいこともあるだろう。
けどその目の前にあるのは現実で、
それ以上でもそれ以下でもないのだ。

我々オタクは誰からも好かれるお姫様じゃないし、
アイドルは白馬に乗った王子様じゃない。

オタ活をしていて悲しいことがあっても、
それは当たり前と思ってポジティブ変換したほうが身のためなのかもしれない。

_「チケットをご用意することができませんでした」


ここ1年ほど自分の中でイチオシの『シクフォニ』が
3月に初ライブをすることになったのだが、
その先行販売の当落が昨日あった。

結果は見出しのとおり、見事に落選。

昨晩はわりと結構すごく落ち込んだが、
これもまた仕方のないことなのだ。

もう覚えきれないほどの
「チケットをご用意できませんでした」
を見るたびに、オタクは強くなっていく。

ここにないもん悲しむより、誰かのとこに行って、誰かが幸せになったこと想像してた方が、ナギだって元気になれんだろ?

アイドリッシュセブン(和泉三月)

そうだよな!!!!!!!

すぐに割り切れなくたって良い。
嫉妬するときがあったって良い。

けど、少しでも元気な気持ちでいられた方が
幾分か素敵なんじゃないか

そう、当落はオタクを強くする。
オタ活は人生だ。

_傍観的オタク人生


悲しい思いをしたくない筆者が辿り着いた
人生のスタイル。それが"傍観的オタク人生"だ。

そんな生ぬるい人生、オタ活で楽しいか?
と思う奴もいるかもしれないが、
筆者的にはこのくらいの温度が最高にきもちい。

イベントに外れて落ち込むのは悪いことではないし、
推しのイベントに行けなくて悲しいのは当たり前だ。
しかし、ある程度のところで割り切らなくてはいけないし、
できれば悲しい思いはしたくないのが筆者の本音だ。

よく、ファンに
「他の人は推さないで!」
「たくさん買って!」
「毎回コメントして!」
というアイドルもいるが…………

どうかこんなオタクを許してほしい(盛大に苦笑)

_いつだって好きの気持ちが苦しめる

最後に、当落後どこの界隈でもよく見る
チケットの転売問題についてだが、
毎回思うところがあるので、この話もついでにさせていただきたい。

大前提、チケットの販売元が設けているルールは厳守だが、それを守れない人 あの手この手で抜け道を探そうとする人がいるのはもうどうしようもないことだと筆者は思う。
というのも、取締りが厳しくなったのはここ数年というイメージであり、落選後のオタクの"ひとつの行動パターン"として、それが完成してしまっているからだ。

流通が多ければ多いほど、大丈夫だろうと考える人も多くなるだろう。
もうこればっかりはファン一人一人の道徳観に問うしかないし、運営には転売を未然に防ぐ努力をしてほしい。
(もし重複した場合のためにリセール制度設けるとか)

また、なかには転売に対して怒りを露わにするファンもいる。
それは決して間違ったことを言っているわけではないし、アイドルを思っての行為と思う。

しかし、果たしてそのファン同士の責め合いは
アイドルが求めたものなのだろうか………

ふと、百のセリフを思い出す。

「アイドルを苦しめるのは、いつだって、好きの感情なんだよ」

アイドリッシュセブン(百)

結局正解はわからないままだ。

ていうか、まだ一次二次一般とありますし
がんばったって良い。

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