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【10名限定】繊細さに苦しんできた人へ。"創造的に生きる" プログラム第2期、始めます。

2020年1月から3月の3ヶ月間、「創造的に生きる」というプログラムの第1期を開講した。6名の方とともに時間を過ごした。素晴らしい場だった。

どんな人が集まっていたかというと、職業としてはバラバラ。スタートアップ人事、外資保険営業、PR領域、海外で事業開発をしていたなど、ビジネス領域の方から、発達障害を抱える生徒向けの学校教師、ダンサーなど、様々だった。

一方で、僕から見ると、物凄く、似ている人たちでもあった。それは、「繊細さが故に、生きづらさを抱えている人」であった。僕もそうだったから、そういう人が集まったのだろう。

以前、「繊細さとともに生きる」という記事を書いた。僕自身が自分の繊細さに振りまわされてきたし、それが自分も人も傷つけてきた。そんな過去を思い返しながら、書いた記事だった。

現代社会において、繊細である、感じすぎる、見えすぎるというのは、しんどいことだ。繊細すぎる人は多くの場合、言葉にすることが苦手だし、どれだけ言葉を尽くしても、伝えたいことが伝わらないという体験をする。他者とのコミュニケーションを困難にし、孤立感を抱かせる。

そして、人を、社会を、自分を、信頼できなくする。ときに繊細さを恨み、それを消すべき努力をする。鈍感さに憧れる。しかし残念ながら、繊細さが消えることはない。見ないふりをして、影のように隠れているに過ぎない。何をしていても自分の一部であることに変わりはないし、何をしても、その繊細さは顔を出してくる。


その後、たくさんの繊細さを抱えている人と出会う中で、繊細さを抱えている人の中でも、僕が出会う人達は、はたからみると、一見すると活躍しているように見える人たちばかりだということに気が付いた。

当たり前である。人が感じ取れないことを感じ取れるのだから。繊細さとは、本来才能なのである。しかし、その繊細さに自分自身が囚われてしまっているようにも見えた。

「繊細さの罠」、とでも呼ぶべき現象が起きているように見えた。少し説明したい。


繊細さの罠

1. 繊細な人は、繊細が故に、たくさんのことを感じ取る。インスピレーションも湧きやすいし、アイディアも出てくる。しかし、そういうことを話すと、話がよく分からない、理解が出来ない、といわれてしまう。

2. どこかのタイミングで、社会で生きていくためには、論理的でなければならず、繊細さは捨てなければいけないと考え始める。感じたこと、表現したいことを、基本的に表現しなくなる。

3. 繊細なので、人の気持ちを敏感に感じ取れてしまう。相手がどうしたら嫌がるのか、どうしたら喜んでもらえるのかを感じ取れる。だから、お客さんに喜んでもらえるし、仕事で成果が出る。人の役に立てることに喜びを感じるようになる。

4. しかし、「2」と「3」が絡まり、気付けば、「人に理解され、共感され、役に立ち、喜ばれる」ことのみに繊細さは活用される。一方、それ以外の、他者とは関係なく、自分が感じていること、表現したいこと、は失われ、存在しなくなる

5. 何か、このままでいいのか、という焦燥感や不足感を感じるようになる。この感覚が続き、怒りの感情が蓄積する。その怒りは、人に対して向く場合と、自分を傷つける方向に向く場合がある。


このループはどこかで破綻する。この構造の中にいる人は、それを身を持って感じていると思う。なぜなら、「しんどい」から。

ぼくは、こういった「繊細さを抱えている人」をサポートしたいと願っている。ただ勘違いしてほしくないのは、その辛さに寄り添いたい、という意味ではないということだ。

僕にはあなたの悩みはいくら聞いても分からない。繊細さといっても、ひとりひとりその繊細さは違う。でも一つだけ断言することができる。それは、その「繊細さ」は、世界から与えられた才能であるということ。

この世界を人と違う眼差しで見て、体験し、味わうことの出来る、最大のギフトだということ。そしてそれを失うとは、せっかくの才能を手放し、世界から体験し、創造できるものを減らしてしまっているということ。

そんなの、悲しすぎる。

僕は、この繊細さをどう扱っていいか分からずに生きてきた。今でも振りまわされる。頑張って頑張って説明しようとしても、まぁ、伝わらなかった。でもそれが変わったのは、「芸術家として生きる。作品を創る。」と決めてからだ。

何が起きたのか。繊細さが、生きづらさの諸悪の根源から、人を感動させることの出来る源泉に変化したのだ。

想像してみてほしい。

あなたを生きづらくしている繊細さ。それがもしも、あなたがその繊細さを抱きしめ、そこから生まれたものが、あなたが創造したものが、世界の誰かの心を動かすことが出来たとしたら。その人が涙を流すような体験をしてくれたなら。

もう、本当に「生きててよかった。」と叫びたくなる。嬉しい気持ちになる。「受け取ってくれて有難うございます。」と伝えたくなる。

繊細さが、生きづらさから、あなたにしかできない現実を創造するためのギフトになる。これが、僕がこのプログラムで挑戦したいことだ。

長くなってしまったけれど、この場を必要としている人に、届くことを願っています。そして、あなたの繊細さから生まれてくる何かと出会えることを僕は待っています。そしてきっと、世界もそれを待っています。

お会いできること楽しみにしています。


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【概要】

「創造的に生きる」を実践的に学ぶ、3ヶ月間の少人数限定のプログラムです。成長する過程で失ってしまった創造性を回復することを目指します。

小さい頃、人からの評価などは関係なく、自由に手が動き、創りたいものを創っていたように。大人になっても、創りたいものを創れる、その自分を取り戻します。

【参加者からの声】

6名の方と、第1期を共に過ごしました。プログラム終了後に、参加者の皆さんに伺った感想です。

【創造性について】
"自分の元々ある創造性に触れる時間だった。創造性はここにあるんだよって、ずっとタッピングしてもらっていた感じだった。絵を描くなんて絶対にできないと思っていたけど、それが出来て、凄い自信になった。"

"お茶を飲んで、そのお茶について、詩と絵を描く時間があったけれど、まさか書けると思っていなかった。自分に創造性があるなんて思わなかったのに、まさか、自分の中にそれがあったとは想像もできなかった。"

【世界の見え方について】
"世界が、色鮮やかに見えるようになった。明瞭に世界が見えるようになったし、自分が何が嫌かはっきりするようになった。それを人に伝えられるようになった。気付いたら、やりたい仕事に近づいていて、いいご縁に恵まれ始めていた。運がよくなった気がする。"

【場について】
"詩や絵なんて普段書かないし、詩を書いてと言われても普通なら、いい言葉を書かなきゃ!とか、なるけどそういうのがまったくなかった。無意識にはたらく、「いいものにしなきゃ」という意識が本当にない場だった。"


【何が起こる場か。参加者インタビューより、】

小学校教諭として勤務しながら参加して下さった大和佑子さん。大和さんは、3ヶ月で、3冊のスケッチブック分の、詩と絵を描ききり、更に初めての写真集、短い小説を創りました。日常の仕事の効率もあがり、暮らしでも仕事でも大きな変化があったそうです。

コンサルティング会社での勤務・ソーシャルベンチャーでの役員などビジネスバックグラウンドの、渡辺優さん。創造性はみんな持っている、と気付かされたそうです。

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【何をする場か。】

・創造的に生きる、を実践的に学ぶ場です。講師の松島も、芸術家として生きる実践者として、その場をホールドし、日々実践している、声を聴く、 ビジョンと出会う、手を動かす、発見を楽しむ、を伝える場でもあります。

・特にこの三ヶ月間で重要視するのは、「意図を持つこと」「日々、手を動かすこと」「小さく作品を作り続けること」の3つです。

・創造的に生きる、楽しさを体験する場です。理解よりも先に体験があり、想像の外の世界へと誘われてしまう場です。理解は実践の後に行います。

・生まれようとしているものを、大切にする場です。赤ちゃんを育むように、生まれたばかりの詩、言葉、表現、を最大限リスペクトする場です
作品を批評したりする場ではありません。

・初心者であることが大歓迎の場です。初心者であるとは、いままでの可能性の外に出たという証拠。他者と比較するのではなく、ただ初心者として目の前のことに没頭していきます。

【参加してほしい / 出会いたい人】
・失ってしまった、自分の創造性を回復させたい人
・自分の作品と出会いたい人
・自分の情熱、欲求に忠実に生きたい人
・本当に、創造的に生きたいと願っている人

【日程】
2021年6月〜8月の、3ヶ月間。

1. 事前個別面談。
3ヶ月の意図をクリアにします。
個別に調整します。

2. オンライン定例セッション。
木曜日の 20時〜22時。
6/17、6/24、7/1、7/8、7/15、7/22、7/29、8/5、8/12、8/19、8/26。
※ 参加できない方のために、録画内容をお伝えします。

3. 創作合宿。
参加人数と、コロナの状況により、日程/会場を調整。
※ リアルで行いますが、オンライン参加も可能です。

【参加者の方に、3ヶ月間約束してもらうこと】
・毎日、30分の時間を確保すること / morning note
・1週間に一度、感じたことと発見の共有を行う / weekly checkout
・3ヶ月の最後、同じ場を共有したメンバー内で、自分の今この瞬間の作品を発表すること / as a artist

【定員】12名。


【参加費(税込み)】
参加費は、3段階設定しており、参加する皆さんに、価格を決めていただきます。

1)恩贈り価格 6.5 万円  
2)基本価格 5 万円  
3)奨学生価格 3.5 万円   

※ 合宿の参加する、しないに関わらず、参加費は同じです。
※ 合宿の経費(神奈川県を予定、宿泊費1万円+食費実費)は別途負担お願いします。

1)恩送り価格 6.5 万円。
低価格でご参加したい方の参加費の補填と同時に、
今後の芸術活動に活用させて頂きます。

2)基本価格 5万円。
参加費となる、基本価格です。

3)奨学金価格 3.5 万円。
参加費の一部に、恩送り価格でお支払い頂いた方の予算を活用します。
学生さんであったり、経済的にニーズある方向けに設定しました。
オペレーションなどもお手伝い頂けると有り難いです。


【体験プログラムと申込方法。】

1. 無料体験セッションを行います。

本プログラムのベースは、「モーニングページ」にあります。無料体験セッションでは、このワークをご体験いただけます。ご希望の方は、下記 Facebook アカウントからご連絡下さい。

所要時間は、1時間15分。このワークの凄さをたくさんの方にお伝えしたいので、お気軽にご連絡ください。

https://www.facebook.com/kosuke.matsushima

2. 正式お申し込みは、下記フォームから。

お申し込みはこちらのフォームからお願いします。お振込み頂き次第、参加確定とさせていただきます。原則、先着順となります。
(無料体験セッションは参加必須ではありません。)


【プロフィール】

松島宏佑 / アーティスト。

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1986年生まれ。素粒子物理学を学ぶ。その後、2011年3月11日に東日本大震災が発生し、地元が被災したことをきっかけに、社会起業家として、NPOを創業。被災地の人材支援、コミュニティ支援を行った。その後、コンサルティングファーム、戦略デザインファームで新規事業立案業務に従事し、事業開発などの業務を行う。

芸術教育は一切受けてこなかったが、詩を書き始めたことをきっかけに、2018年よりアーティストとして活動を開始。触れる詩、食べる詩、刻む詩など参加型の詩の新しい表現に挑戦する。「地球、この孤独な生命展」は、日本の複数箇所とカンボジアで実施し、言語を超えた詩の表現に挑戦した。その後、時間をテーマにした、鼓動のリズムで時を刻む、コドウ時計などの作品を制作。その後、現在の人間の鼓動を光として可視化する、<kodou>プロジェクトを開始。

共通するテーマは、「生命への畏怖」。常に、鑑賞者が作品の一部となる作品を手がける。


Edited by 渡辺優

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