手紙

拝啓
去年の僕
今頃君は、何を考えていましたか

うまくいかないことばかりで
何かにすがりたい
そんな日々だったと思います

いろんなきっかけが重なって
勇気を出して発達検査を受けましたね
2週間後ぐらいに、結果が出ると思います。

その時君は、そこが「ゴール」なのだと思っていましたね
実際は全然違いました
そこは「スタート」でした

長年苦しんできたものの正体が分かった
でも、そこからまた新たな付き合い方の始まりでしたね

うまくいったこともあったし
いかなかったこともありましたね。
全部それが君なんです
「まあいいよ」って、君は言えないかもしれない、言うのに時間がかかるかもしれない
でも、安心してください
来年の君は、少しだけ肩の力を抜いて生きていることができています。


来年の君は、再来年どうなるんだろう
そんな不安と1人戦っています

君は2年間音楽を頑張りました
フォークデュオが復活して10周年を走り抜け
新しい仲間と新しい音楽を始め
4年ぶりにソロ活動も再開しました。

健常者だった君は
28年目の人生で初めて障害者として生きました。
分からないこともたくさんありました。
苦しいこともたくさんありました。
忘れたいこともたくさんありました。


でも、君は「仲間」に恵まれました。
苦しい時も
死にたい時も
楽しい時も
遊んでる時も
音楽をしている時も
「仲間」が近くにいました。

人に苦しんで
人に傷ついて
人を傷つけて
でも、人に救われて
君は生きてきました。

仲間は、君が生きてきた証です。
きっと、この先も色んなことがあるでしょう

その時は
仲間を、思い出してください

1年間よく頑張りました

手紙にして、自分に語りかけました


最後に
1年間noteを読んでくださった皆様
自分と関わってくれた皆様
ありがとうございました。
また来年も生きます
これからもよろしくお願いします。

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