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ポジションを取る過程で、自分の価値観を創り上げていく

ポジションとは「立場」のこと。

しかし、これは広義の意味であって、狭義の意味では「他と差別化された立場」のことである。

「差別化」とはどういうことかというと、「第三者から見たときにその特徴・性質の違いがはっきりとわかること」だと思う。

よく使う文脈を整理する。

「ポジショントーク」は、自分の立場に有利に働くような発言のこと。

例えば、ある商品Aを販売している企業の社長が「Aはめっちゃ便利や!」というのは、自分の企業の利益をあげるための宣伝文句に聞こえ、いわゆるポジショントークとなる。

ポジショントークは立場によって発言内容が異なるため、その人の発言に一貫性がなくなる危険性があるため、使用には注意が必要である。

正直、この世のほとんどの人の発言はポジショントークだと思って良い。

誰にもわからないようにポジショントークをするのが、宣伝やマーケティング上では重要だと思う。(実務経験は無いので推測の域を出ないが、、)

「ポジションを取りにいく」とは、他と差別化されたコンセプト、役割を取りに行くことである。つまり、この文脈では狭義の意味での「ポジション」という言葉が使われている。

差別化とほとんど同じ意味であるが、焦点をあてる場所が少し異なる。

「ポジション」に視点が当てられているため、「Where:どこの」ポジションを取りに行くかという議論に発展しやすいと思う。従って、「差別化」よりもより実務的な言葉だと考えられる。

以上、ポジションについて話してきたが、このポジションを取ることは自分の価値観を創ることに繋がると考えており、重要だと考えている。

ここからその理由を説明したい、といっても全くたいした理由はないが、。

理由を端的に言えば、ポジションをとることは区別する、概念に線引きをする思考と同じだから、ということである。

ある課題、事象に対してAの立場(ポジション)を君がとったとする。しかし、あなたの友人はBの立場だった場合、これは2人の考え方が異なっているということである。

ではなぜ2人の考え方は異なっているのだろうか。

実は根底の考え方は同じだが、見ている点・焦点を当てる問題が異なっており、違う結論に至っているのかもしれない。全体最適と部分最適のための解は同じで無い場合が多い。

もしくは、2人のバックボーンの違いに原因があるのかもしれない。

『ゲットアウト(Get Out)』『アス(Us)』の監督で知られるジョーダン・ピールは、黒人でありながら白人家庭で育った過去を持っており、その経験が彼の人種差別に対する鋭い視点を産み出し、社会派ホラーという彼の作風に繋がっていると評価されている。

平坦な問題であっても、細分化すればそこに凹凸が生まれ、人によって課題感は変わってくる。

このような問いを繰り返すことで、自分自身の興味や考え方を俯瞰して見ることができ、結果価値観ができていくことになると思う。

以上、乱雑な文章であしからず。



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