全てを相対化する鳶の目
年収が370万以上あれば世界の上位1%らしい。日本では少し貧しいくらいの給料だけど、世界全体で見れば上位に該当するようだ。
たしかに日本は結構いいところだと思う。
ゴミであふれている道や、貧しくて困っている子供もほとんど見ない。お金が欲しいと思えば、アルバイトでもなんでもすればいいし、意思さえあれば生きていける。
こういった当たり前の事実を、僕たちは忘れがちである。
それは、僕たちの記憶力が悪いとは頭が悪いとかそんなことではなくて、人間の本能なのだと思う。生きていくには、今目の前で起きていることや変化に敏感でなければならない。
だから、自分の影響力が及ぶ範囲で比較をして、おごったり、逆に劣等感に苛まれたりする。
視野が狭くなったとき、何かに失敗して人生に絶望したときには、視野を広げてみる。そうすることで、自分の頭の中で絶対的だった判断基準が揺らぎ、すべてが相対化の波に呑まれる。
このような俯瞰した意識をもつと、驕りも劣等感もなくなって、自分の価値観に従って物事をフラットに見られるようになる。
当たり前だけど、大切なこと。
追い込んで、追い込んで、何かを成し遂げようとするとき、思い込んで身体を動かすことは重要である。目標達成には思い込みは不可欠であると思う。
でも、戦い終わったら、鳶の目を持ってすべてを相対化することで、地に足つけて努力を続けることが大切なのだろう。
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