お母さんの読書感想文「善意という暴力」
善意という暴力
堀内 進之介 著
幻冬舎
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「善意の支配」について、考えさせられる。
私たちは考えなくなっている。
前提となる知識がないから、考える材料がない。
考えられないから、よくわからない。
わからなければ、調べればいい。
今は、ネットで簡単に調べられる。
ネットの検索で、上位に上がっているものだけを見て、それが正解だと思う。
空気を読むことは、うまい。
子どもの頃から、その訓練を受けているから。
それが、同調圧力にもつながっているのだが。
でも考える力がないのは、とても危ういと感じる。
アマゾンは、「あなたへのおすすめ」をバンバン流し、人々の生活はビッグデータとして吸い上げられ、利用されている。
そのうち、広告に教えられたものが自分の嗜好であるように錯覚し、自分自身さえコントロールされていくのかもしれない。
そんな感覚を感じて、少し怖くなった。
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