お母さんの読書感想文「還暦からの底力―歴史・人・旅に学ぶ生き方 」
還暦からの底力ー歴史・人・旅に学ぶ行き方
出口 治明 著
講談社現代新書
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なかなかに痛快な一冊だった。
本書で書かれている「年齢に関係なく学び続けることが大切」ということに、共感する。
学校を卒業したら学びは終わり、という認識を改めなければ、時代の流れにはついていけない。
高度経済成長の価値観が時代遅れになっていることに、薄々気づいていても、そこから一歩踏み出せないまま、平成が終わった。
早く令和の価値観にシフトするべきだろう。
高齢者が増えていく社会で、年齢で定年を区切ることに意味はない、という論説にも共感する。
働けるうちは、働いている方が元気でいられるのは、両親を見ていて納得する。
何より健康であることが一番だ。
そのためには、嫌々する仕事に縛られず、好きなことをする。
知らないことを知る喜びを感じるために、学び続ける。
怠けやすい心の中に、刻み付けておこう。
また、人間は次の世代のために生きている、ということにもなるほどと思う。
老人は若い世代を助けるのが当然、というと、文句を言う老人がたくさんいるだろうが、若い人たちにがんばってもらわなければ社会が崩壊すると考えれば、自分にできることで貢献する必要性を感じられるだろう。
若い世代が働きやすい環境を作ることが必要で、そのためにできる手助けを、一人一人が考えられると良いのだが。
2020年8月12日
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